断熱と気密の話

2019年10月11日





一般的に言われる数値


アルミ樹脂複合サッシの
熱貫流率は2.33って言われますから


割と知らない人が多いのですが


実はサーモスⅡ-H
引き違い窓でも物によってはUA値1.78
割と高性能なんだよってお話ですが




過去記事に

サーモスⅡ-HとサーモスLの違いは
選べる色の違いと書いてしまったんですが


熱還流率も違いました






・ショールームでも同じって言われましたが・・・




こちらの過去記事






色々と話しを聞いたのですが
ショールームの女性の方にも


サーモスLは室内側と室外側で同じ色になりますが
サーモスⅡ-Hは違う色が選べるだけですって
言われたんですが



仕事の産廃処理の事で


たまたまアルミ樹脂複合サッシの
適切な処分方法という事で
色々見てたのですが
(サボリじゃなくてちゃんと仕事で見てますよ


サーモス1



こちらはサーモスⅡ-HとサーモスLの
共通カタログなのですが


この画像の位置は
引き違い窓の下枠なのですが


サーモスⅡ-Hのみ
サーマルブレイク構造といって



簡単に言うと
室外側のアルミの熱を
伝えにくくする機能なのですが



という事は
サーモスⅡ-HとサーモスLが
同じ熱貫流率では無いという事になります





という事で
LIXILの全データの試験結果が載っているサイト

サーモス2





こちらを見てみると


我が家の窓も引き違い窓や
縦スベリ窓、FIX窓と色々ありますが



一番のメインの
引き違い窓

メーカーd

我が家は1階のLDKは全部引き違い窓です




こちらの数値を見てみると


サーモス3




アルゴンガス入りや
透明と型の違いで
数値が異なりますが
(ちなみに型って言うのはスリガラスです)




我が家のガラスは
アルゴンガスは入っておらず
空気層の16ミリなので


サーモス4

ガラス3ミリのA16
高遮熱型なのでBになります




Bの熱貫流率を見てみると

サーモス5
UA値は2.04です



ちなみに我が家の窓は
シャッター付ですから
シャッターを閉じていれば1.87になります





同じ設定でサーモスLを見てみると

サーモス6


UA値は2.08になりますので
0.04数値が違います



つまり
サーマルブレイク構造という機能で
0.04違うという事ですね




ほんのちょっとなのですが
色以外は同じと過去に言ってしまったので
訂正します





それより驚いたのが

サーモス7

アルゴンガス入りを選べば


サーモスⅡ-Hでも
UA値1.78と
かなりの高性能になることです
(サーモスLだと1.90)




空気とアルゴンガスで
ここまで差が出るとはって感じです・・・



サーモス8


サーモスXのアルゴンガス入りトリプルガラスの
かなり高性能な仕様でも1.42ですから



値段考えるとかなり
頑張っていると思います






・サーモスⅡ-HとサーモスXでUA値0.36違い




サーモスⅡ-HとサーモスLというと

サーモス9


このように熱貫流率2.33という数値で
広告出してますので



2.33って思っている方も多いですが
割と低性能になる引き違い窓でも


アルゴンガスなら1.78
空気層でも2.04なので


LIXILも商売が下手というか・・・



私が広告作成担当なら



「1.78(アルゴンガス入りの場合)って
書くと思いますけど



どうして
わざわざ一番悪いほうの
数字を書くのかなぁと考えると



「むしろ悪く数字書いて
高いサーモスX売りたいのかなぁ・・・」
って思ってしまいます・・・


なにしろ
1.42と1.78で書いてしまったら


50万円も差があったら
売れないと思いますし・・・


なので
サーモスXにする予算はないけど



サーモスⅡ-Hではちょっとなぁ・・・
もう少しなら予算出せるし・・・




という方は
アルゴンガス入りの
サーモスⅡ-Hがオススメです




その点で言うと
YKKの方が商売上手だなぁって思います


サーモス10



APW330のカタログですが
UA値1.31って表記していますが
アルゴンガス入りの方ですから



カタログだけ見ると
サーモスⅡ-Hとapw330は
約1.0違うように見えますけど



YKKにもLIXILと同じ
実験結果があって



我が家と同じ
空気層の16ミリだと

サーモス11

樹脂スペーサーで1.58
アルミスペーサーで1.64になります


さすがはオール樹脂ってところですが
カタログ数値よりは劣ります


サーモスの場合
カタログの見出しより
実際の性能の方がいいので逆ですね



ちなみに同じ空気層同士でくらべると
0.5違いになって




サーモスⅡ-Hは
アルゴンガス入りにすれば
0.2しか性能は変わらなくなります



まあトリプルが標準で用意されている
APW330で
わざわざ複層のガス無しを
選ぶ人も少ないと思いますが








・0.2なら開放感のメリットもありますし・・・




わずか0.2の違いなら
開放感が希望の人なら

サーモス12




サーモスの窓枠が狭い方がいいって人も
出てくるかもしれません




サーモス13




フレームイン構造といって
上部には少しだけフレームが見えますが
左右と下部はフレームが見えません




サーモス14

こちらは我が家の縦スベリ窓とFIX窓ですが
縦スベリの上部だけ少しフレームがありますが
左右と下はフレームがありません



部屋からみると
サッシが見えませんから


窓をくり抜いたように見えるので
非常に開放感が高いです



これは外側がアルミなので
強度があるから出来ることなので
もっと売りにしてもいいとおもうのですが・・・




特に開放感を求める
吹き抜けにはピッタリだと思います



とはいえ
最終的には値段次第ですけどね(笑)


サーモスLやサーモスⅡ-Hの売りは
「この価格にしては高性能」ですから



apwの方が安かったら

開放感は仕方ないと言いながら
apw選んでいると思いますし(笑)



ちなみに今回のタイトル
サーモスⅡ-HとサーモスLについては


0.04しか違わないので
どうしても室内側と室外側を違う色にしたいとか無ければ


サーモスLの方が安いと思いますから
こちらの方がコスパがいいかと思います



ただ窓の仕様はたくさんあるので



特にサーモスLだと
low-Eでは無い仕様もあるので



今から建てる方は型番等
よくチェックした方がいいと思います



サーモスⅡ-Hは全てLow-E仕様なので
一般複層ガラスはありません






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2019年09月23日





我が家で使った吹き付け断熱の
アクアフォームですが



施工マニュアルを見ると


防水シートa

防水シートに直接吹き付ける場合は
「たるみが無いようにして下さい」と記載されています



私が仕事で見る
解体するような古い家は


まだ吹き付け断熱は
無い時代の家ばかりですし



新築の家もコンテナ置いて
端材を回収しますが



新築の現場は

防水シートb

こちらは我が家の工事中ですが


ダイライトという耐力面材(構造用合板)を
貼っています


在来工法のほとんどのメーカーが
今はこのような面材を使っていますし


ツーバイフォーだと
当然合板を貼るので


防水シートc

このように木板に
吹いてく感じです



私の会社で行く現場では

直接防水シートに吹き付ける現場を
見た事が無いのですが・・・



「今どき防水シートに
吹き付ける現場あるのかなぁ」
と思いますが



昨年施工した方のブログで
このような施工もあったので


・在来工法で
・耐力面材を使わないで
・吹き付け断熱


このような家は注意が必要です


というか吹き付け断熱は
使わない方がいいです




合板を使わない場合
在来工法では

防水シートd

こちらも我が家の施工中ですが

これに外側の合板が貼られてない状態を
想像して頂ければと思いますが


ここに透湿防水シートを施工して
吹き付け断熱なら


そこに吹き付けをします





・透湿防水シート協会はダメな施工と言っています


防水シートe



 

透湿防水シート協会という
協会があるのですが



こちらでは防水シートに吹き付けないで
必ず面材などを貼って
そこに施工して下さいと言ってます



ダメな理由は通気層が
取れなくなるからですが




こちらが我が家と同じような施工例です

防水シートf


内側から


まず木材があって
そこに耐力面材(ダイライト)があって
その外に透湿防水シート(タイベックシルバー)があって

ここに空気の「通気層」があって

一番外側のサイディングになります


通気層は1.5cm以上が必要で


ここが無いと湿気が逃げれませんから
非常に大事なのですが





防水シートに吹き付けをした場合

防水シートg

防水シートにたるみが
無い状態で施工したとしても


重みや施工時の衝撃もありますし


そもそも目視で「たるみ」が無いか
どうかの確認だけですし


このように通気層が無くなってしまう場合があるので
防水シートに直接吹き付けるのはNGです








・施主さんが出来る事


まず、吹き付け断熱が希望なら

・ツーバイフォー
・在来工法なら面材を使う


このどちかの工法なら
吹き付ける合板があるので大丈夫です



自分の家がどのように施工するかは
契約前でも確認出来ますし

防水シートh

こちらはレオハウスのパンフですが


契約前でもパンフだけで分かる場合もありますし
施工内容は必ず確認してから契約期間すると思いますが


レオハウスもタマホームも
どんなに安いプランでも
面材は使っています


多少金額は上がりますが
面材を使った方が


施工が簡単ですし
気密も簡単に取れますので


費用対効果が高い工法ですね


元々ツーバイフォーなんてのは
素人でも建てれる工法として誕生してますので


特に、合板プラス吹き付け断熱は
余り職人の腕を必要としないですから


今はローコストでも
ほとんど使う工法だと思いますが
(面材で30万使う代わりに人工1人減るなら、その方が安いですし)


こちらを確認して
もし在来で面材は使わないにも関わらず


「吹き付け断熱のが優れている」
グラスウールから吹き付けに変えてはダメですので


このような場合は
グラスウールで施工した方がいいです





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2019年07月29日





前回の瓦屋根は涼しいですよって話の時に
「チラッ」っと書きましたが


瓦屋根にするだけで「夏は涼しくて、冬は暖かくなります」
http://reogress.net/archives/19024588.html




イマドキの家の場合屋根の断熱は


・屋根断熱
・天井断熱

この2種類があります

屋根断熱a

我が家は左側の「屋根断熱」になります


名前の通り
屋根付近で断熱するか
天井で断熱するかの違いです


昔はほぼ天井断熱でしたが
吹き付け断熱の場合は
ほとんどが屋根断熱になります





・お互いのメリット・デメリット色々あるのですが・・・


この2つの断熱ですが
「どちらが正解」とかありません


屋根断熱の工法している方は
自分の方が優れているといいますし


天井断熱も同じです


まるで在来工法と
ツーバイフォーの争いみたいですが


ちゃんと施工されていれば
どちらも問題ありません





・天井断熱は省エネで省コストです



夏の日でエアコンを付けている場合

屋根断熱b

(緑の線が断熱材で赤い線が天井です)


上が屋根断熱で
下が天井断熱の例ですが


屋根断熱は屋根付近で断熱しますので
天井裏はだいたい40度位に


天井断熱の場合は
天井裏は60度位になります


屋根断熱の天井は
石膏ボードだけですから


エアコンが天井までで済む
天井断熱よりも


屋根付近まで冷やさないといけない
屋根断熱の方が


エアコン代がかかります


どちらにしても
天井裏は暑いので


前回記事でも書きましたが
ガルバリウムよりも10度は温度が下がる
瓦の方が省エネにはなります


さらにグラスウールなら
屋根よりも天井に施工した方が簡単ですし



施工面積も屋根より小さいので
コストもかかりません



一方吹き付け断熱の場合は
標準が屋根断熱になりますので


グラスウール=天井断熱
吹き付け断熱=屋根断熱
というのが一般的です


かなり上手に施工しないと
屋根断熱にグラスウールっていうのは
難しいです
(斜めですし下から施工しますし)


省エネ、ローコスト、施工が簡単という事なので
特別な事情が無ければ


グラスウールなら
天井断熱の方がオススメだとは思います


我が家は屋根断熱ですけど・・・・





・屋根断熱で良かったと思った事


コストがかかると言っても
我が家は吹き付け断熱なので
標準が屋根断熱です



これ、疑問に思ったので
私の会社に来る
アクアフォームの施工業者さんに
聞いたんですが


「なぜ標準が屋根断熱なんです?」
と聞いたところ


「天井断熱も普通にあるよー」
という事でした・・・


なら天井断熱のがいいんじゃ・・・と思ったんですが

屋根断熱c

天井作る前に
吹き付け断熱するんで


多分屋根断熱のが
コストがかからないかと思います
(まとめて全部出来ますからね)



なので新築の場合標準は
屋根断熱という事なので・・・


結果的に屋根断熱になりましたが


屋根断熱d

何度か書いていますが
夫婦と子供が1人の時に家を建てて


まさかの妻が43歳で
2人目が生まれましたので
嬉しい誤算なのですが


元々客間兼荷物置き場として
利用する予定だった部屋が


子供部屋になります


現在この部屋に
ほとんど使わない荷物や
雛人形、5月人形などを置いていますが


数年経ったら子供部屋になる時に


屋根断熱のおかげで
「屋根裏部屋」が簡単に出来ます



大工さんに聞いたところ

「屋根断熱で柱そのままなら
5~6畳なら20万円ちょっとで出来るよー」という事なので


将来、屋根裏部屋で使いたいという方なら
屋根断熱の方がオススメです
(逆に言えば天井裏を使わないと損する工法・・・)


天井断熱なら、断熱材を敷く工事もあるので
100万円はかかるという事なので


本当に屋根断熱で良かったです








・我が家の屋根断熱の施工


屋根断熱ですと湿気を逃がす通気層を
断熱材と野地板の間に作るので

屋根断熱e


まず吹き付け断熱の施工前に
内部結露防止の為


通気層を確保するので
スペーサーを取り付けます


屋根断熱f

こちらがアクアフォーム純正の
スペーサーで「アクエアー」




屋根断熱g


こちらは屋根側がアルミで
遮熱能力が高い「アクエアーシルバー」



屋根断熱h

遮熱効果は結構あるので
使うスペーサーを確認して

予算に余裕があれば
アクエアーシルバーにしましょう


まあ我が家もそうですが
値段差がそれほどないので


ほとんどのメーカーの標準が
アクエアーシルバーの方だと思います


屋根断熱i

こちらが吹き付け断熱前の我が家です


スペーサーが反っていたり、歪んていると
通気層が確保出来ないので
吹き付け前に確認をした方がいいです


屋根断熱j

拡大するとこんな感じです



吹き付け断熱後では
確認が出来ませんから
よく確認しましょう





・という事で普通に使うなら天井断熱かなぁと・・・


「屋根裏使う以外に屋根断熱のメリット無いの?」って


大工さんに聞いたら


「天井斜めに出来るよ」って言われたので


将来子供がロフト欲しいって時には
いいかも知れませんが


そうじゃなければ
天井断熱の方が良さそうです


ただ私が希望した
吹き付け断熱の標準が
屋根断熱ですので


選びようがないのですが


せっかくの屋根断熱なら
予算があれば天井を斜めにしても
良さそうですね
(我が家にそんな予算ありませんでしたが)



canvas

勾配天井にすると豪華に見えますね
ロフトも施工しやすいです



逆にグラスウール施工で
将来天井裏を使う予定が無ければ
天井断熱にしましょう
(標準で天井断熱だと思いますが)




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2019年07月26日





何度か瓦屋根
素晴らしさを書いてますので


「屋根屋さん?」って言われそうですが


私の仕事は壊して処分する方なので
新築で作る事は無いのですが
(新築現場の廃材処理はしますよ)


瓦a-2

解体したんで重機には敵いませんから
たくさん割れていますが


普通に生活すれば50年以上は
陶器瓦なら平気で持ちます





・瓦屋根は夏涼しくて冬暖かいです



解体するような昔の家は


屋根断熱なんて無くて
天井断熱ばかりですけど
(もしくは断熱材無し


瓦a


緑の線が断熱材として
我が家は左側の屋根断熱です



吹き付け断熱だと
ほとんど屋根断熱だと思いますし


どちらの工法もお互い
メリットとデメリットあるのですが
こちらの話は今回は置いといて



天井断熱の家の場合


2階の屋根裏に入ると
当然断熱材の外側なので
夏は凄い暑いのですが



瓦屋根かそれ以外の屋根で
気温が全然違います


瓦b


このように
瓦とスレート(コロニアル)を比べた場合



瓦c
野地板内の表面温度が


普通の瓦(波状の) 48.9度
フラット瓦(平の瓦) 52.9度
スレート(コロニアル) 59.9度
と、これだけの温度が違います


もちろん、今の家は
断熱材が必ずあると思いますが


断熱材に届くまでの
温度が
普通の瓦とスレート屋根では
10度以上も変わってきます





・瓦屋根が夏涼しくて、冬暖かい理由



まず素材そのものが
瓦は断熱性能を持っています

瓦d

熱伝導率の比較です


断熱材や窓サッシも同じですが
どれだけ熱を通すかという数値です


まずガルバリウムは
当然金属ですから
物凄い熱を通します


アルミサッシが夏暑くて
冬寒いとの同じです・・・


まあサッシには陶磁器製はありませんが


そしてこの数値だけ見ると
瓦よりもスレートのが数値が低いので
断熱性能が高く見えますが


断熱性能は断熱材と同じで
厚みで性能が変わってきますが


瓦は約2センチの厚みがありますが
スレートは5ミリしかありません

ガルバリウムだと0.5ミリ程なので


熱抵抗値は瓦の方が
スレートの倍以上


ガルバリウムと比べたら
1000倍以上変わってきます


1000倍と言うと
アルミサッシと樹脂サッシの
違いと同じです


普通の家庭では
窓よりも屋根の方が面積が広いですから


これだけでも瓦の断熱性能の
メリットが分かると思います





・工法も瓦屋根は優れています



我が家でも使っている
三州瓦の一般的な施工方法です

瓦e


厚みがある瓦をこのように
並べますので


屋根とルーフィングの間に
空気層が出来ます



スレートやガルバリウムと比較すると
瓦f

断熱材やペアガラスも同じですが
空気の断熱性能って
割と凄いのですが


空気層が無い
スレートやガルバリウムは
これだけ暑くなって


野地板の裏って言うのは
天井断熱でしたら
屋根裏の温度ですが


瓦屋根 45.3度
フラット瓦 47.6度
スレート 52.7度
ガルバリウム 57.9度


これだけ変わってきます



瓦とガルバリウムだと
10度以上違うので


断熱材の厚みを
増やすよりも


瓦にした方が
家の断熱性能は簡単に上がります



遮熱性能では無くて
断熱性能ですから


当然冬も一番暖かくなりますし


断熱性が高くて空気層があるので
瓦屋根が一番結露がしにくいです


サッシの結露も大変ですが


屋根の結露は
「自分で拭けませんし


ずっと結露が続くと
野地板などがダメになってしまいますが


そのリスクが
一番少ないのが瓦屋根です


もちろん今の家は
ちゃんと通気層を取っていますから

瓦f-2

断熱材を入れる前に
スペーサーを入れて
空気層を確保しています



ちなみに
スレートが標準のハウスメーカーで
「スペーサーにアルミ付いてるから
遮熱は大丈夫です」
って言ったところありますが


瓦の我が家でも
アルミ付きスペーサーです

(余程のローコストじゃ無ければアルミ付が標準です)


ちゃんと施工さえされていれば
どの屋根材でも内部結露の心配はありませんが


昔の高気密ではない住宅の場合
通気層が無い家も多く
(無くても気密が悪いので問題無かったので)


また今の家でも
ちゃんと施工されてない場合もあって


そういう家は解体時に
野地板が腐食してたりしています



断熱性能が高いので
夏の遮熱性能も一番高いですが



スレートやガルバリウムも
遮熱塗料はありますが


空気層はありませんし
塗料を塗っても瓦の性能には敵いませんし


しかも塗料だと
10年に一度塗り替えが必要ですから


最初は一番高いですが
やはり瓦がいいと思います





・瓦にしない理由


例えば
「瓦、スレート、ガルバリウム」
どれでも選べるメーカーでしたら
一番価格が高いのが瓦ですから

89fb4fcd

我が家のプランで選べた屋根材です
どれ選んでも同じ金額です

(もしかしたら瓦以外選べば値下げがあるかも知れませんが


・他のを選んでくれた方が儲かる

・デザイン的に瓦がオススメ出来ない

・瓦以外がお気に入りのお客様に
 そこまで性能を力説しても仕方がない・・・


などなど色々と
性能以外の考えがありますので

工務店やメーカーの話は置いといて



私のブログは
初めて書いた記事にも書きましたが


まだハウスメーカーも決まる前から


・瓦屋根
・吹き付け断熱
・1階が全部LDKでスキップフロア


この3つだけの条件で
家作りをスタートしています


知人などに
アドバイスする場合でも


間取りに関しては
人それぞれですし


吹き付け断熱
いつも言ってますが
施工する大工さんが信用出来ないので


信用出来る工務店や大工さんなら
グラスウールでもいいんですが


瓦だけは代替
出来るものがありませんから



瓦屋根はとにかくオススメしてますが


「地震の時に心配」という知人がいました


たしかに阪神大震災の時などは
古い瓦屋根の家がたくさん崩壊して


恐らくこれ以降
瓦屋根は地震の時に
危険という認識になったと思いますが



1981年に今の耐震基準の原案が施行して


2000年に改正があり
1981年の1.4倍の耐震基準になりました


この1981年を
「新耐震基準」と言いますが



それ以前の耐震基準は
震度5程度の地震に耐えられるという規程です







阪神大震災が1995年に発生した時に
築14年より古い家は



震度5程度の
基準しかなかったので



壊れる家が増えましたが


今の耐震基準で
瓦屋根程度で壊れる事はありませんし


瓦だから壊れるような家は
欠陥住宅という耐震基準が今の基準です



むしろ、この重みが
雨、風、台風に強く


日本で1000年以上の歴史を
持つようになったのですが・・・


瓦h

こちらは熊本地震です


耐震基準以外にも
昔の瓦は下に土を敷いて


その上に乗せるように施工していたので
瓦は止まっていませんでした


そして大地震の際には逆に
家が耐えれるように



瓦だけが
落ちるようになっていました



今はもちろん土は使ってなく
木材に1枚づつ留めていきますので


瓦が落ちる事も無く
また土を使わない分
重さも軽くなりました



その為、古い家(1981年以前の)で
今はスレート屋根なんだけど


断熱性が高いからと
瓦屋根にすると
耐震性に問題が出る可能性があります



後は、デザイン性ですかね・・・


家の作りによっては
どうやっても瓦だと
似合わない家もありますので


まあ、家の中にいたら屋根は見えませんし


今は色々なデザイン性に優れた
瓦も出ています





・コスパを求めたら瓦です



基本私のブログは
ローコストでどこまで快適な家を
作るかというスタンスなので



スレートやガルバリウムよりも価格が高い
瓦屋根を絶賛するのも
どうかと思うのですが



私もそうですが
建物価格1,300万円から1,400万円でも
瓦屋根はちゃんと施工出来ますので


是非検討してみて下さい


ベランダがFRPでも
自分でトップコート塗ればいいですし


サイディングだって1階部分なら
自分で補修作業も出来ますが


屋根だけは素人は
登る事すら危険ですから



本当に瓦屋根っていうのは
素晴らしい屋根材で


・1番雨漏りしにくい
(ルーフィングが発明される前からあるのが瓦です)


・1番静か
(雨がうるさいなんて事はありません)


・1番長持ちする
(神社とか数百年持つ瓦も普通にあります)


そして
1番断熱性能があります


これだけ涼しいのに
何故にメーカーや工務店で


この素晴らしさを伝えないかと言えば

瓦g

家の断熱性能の数値に
屋根材は入ってないんですよね…



屋根で言えば断熱材がどの素材の断熱材で
どれくらいの厚さかという事だけです


住む人にとっては数値よりも
実際に夏涼しくて、冬暖かい方が
どうかの方が大事ですから



そもそも屋根断熱までに届く温度が
瓦屋根は涼しいんですから



数値には出なくても
他の屋根材より涼しくなります。



餅は餅屋なので
屋根は屋根屋ですけど


屋根屋さんのブログも
見て頂ければと思いますが


スレートやガルバリウムメーカーの
お抱え屋根屋さんでもない限り


ほぼ全員が瓦をオススメします








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2019年07月12日





先日ちょっとした疑問があって

地震a

我が家の断熱材のアクアフォームですが


吹き付け断熱って
自己接着力があるので


防水シートや石膏ボードに
吹き付けると接着しますけど


凄い大きな地震の時って
結構家が揺れるので


「アクアフォームが剥がれるんじゃないの?」
って思ったので


ちょっと調べたのですが・・・


追随性があるとは
書いてあるんですが
公式にもデータが無く


ちょっとした地震なら
戻るみたいですけど


震度6とか7の地震って
結構傾くので


「これは隙間出来るんじゃ・・・」と思ったので



私の会社に来ている
アクアフォームの施工業者さんに聞いたのですが



「びっちり隙間なく吹いてるんだから
少し傾いたって大丈夫だよ」



「アクアが隙間出来るレベルの地震なら
グラスウールだって剥がれるじゃん」


と言うので確かに


グラスウールだって
ホッチキス止めですから


大地震の後でも大丈夫なようにするなら
スポンジとかゼリー状みたいな


素材じゃないと無理だなと
とりあえず納得して


地震b



地震c


とりあえず揺れが半分位まで抑えられる
制振システムを
入れておいて良かったなぁと
思っていたのですが・・・


大地震の後は
断熱材以外にももう一つ気になった事があり


それは換気システムです





・換気システムのおさらい


第一種、第三種の違いはあっても
必ず今の家には換気システムがあります



我が家は

・C値がある程度悪くても問題無く
・全熱交換で光熱費が抑えられて
・見た目がいい


という理由もあって
第一種換気が標準という
ハウスメーカーを選んだのですが


地震d


普段は第三種ばかりのメーカーだと
急に第一種付けても施工がちゃんと
出来るか不安ですしね



詳細は



こちらをご覧頂きたいのですが



我が家でも使っている
パナソニックの換気システムの説明では

地震e


第三種の場合は
高気密じゃないと
計画換気が行われないと
書いてあり




地震f


第三種換気システムの場合
C値が1.0以下でないと計画した換気が出来ず

さらに1.5以下になると
ちゃんと換気が出来なくなるどころか
逆流してしまいます



そのためC値0.5以下が当たり前という
高気密住宅のメーカーや工務店以外では


第一種換気の方がいいというか
三種換気だとまともに動かない
可能性が出て来ます





・C値の劣化と換気システム


正しい換気システムじゃないと
部屋の湿気が換気されないので


地震g


吸気が自然吸気の三種では
隙間があると換気しませんが


一種なら強制吸気なので
ある程度のC値の悪さはカバー出来ます


逆に第一種換気ですら
カバー出来ないような
C値5.0以上の昔の家なら


それこそ隙間だらけなので
換気システムも要らないのですが



地震が起きたら
当然C値も下がりますし


C値の経年劣化で
数値が悪くなったらと思ったのですが



地震h
高気密が超得意の
FPの家さんだと


ちゃんと毎年
測っているいるデータがあるんですね


一条工務店だと
メーカーではしていませんが


ブログ書いてる方が
結構再測定をしていて


5年経過後に0.2~0.3下がったという
ブログがいくつかあったので



だいたい平均して
5年で0.4以上は下がっていませんから


元が1未満のC値なら
5年経過後でも問題なさそうですね


ちゃんと施工されているなら
軽度の地震なら問題ないみたいですし


そもそも震度7級の地震なら
気密の前に色々心配する事が
多数出てくると思いますが


C値の劣化は
施工不良を除けば


木材収縮と
パッキンやコーキングの劣化なので


10年経過したらもっと数値悪くなりますけど


ゴムパッキンの交換や
コーキングの再施工で
またC値は上がると思いますし


どの家でも10年経ったら
メンテナンス時期だと思いますので



という事で
ローコスト住宅や高気密に得意では無い
メーカーほど第一種換気の方がオススメなのですが



タマホームもレオハウスも
アエラホームもアイフルホームも


この辺のローコストメーカーは
今はみんな第一種換気が標準なんですよね


売る棟数も多いですから
C値1以上で
ちゃんと換気出来なくて訴訟になる位なら


若干コストアップでも
第一種換気の方がいいと
判断してるのかなぁと思ったりしています








・換気システムはシックハウス症候群だけではありません


経年劣化で換気がうまく行かなくても


そもそもシックハウス症候群は
新築の建材が原因なので
10年経ったら平気そうですし


営業さんなども
「シックハウス症候群対策で換気システムがあります」
位しか言わない方も多いのですが


ちゃんと作動してないと
結露の原因になって


悪化すると
壁内結露という


最悪の状態になりますから
やはり今の家は


何年経っても
換気システムも重要です


欠陥でも無ければ
建てて数年で一気に
気密が悪化する事はないですが


10年以上経過して換気システムが
うまく機能しなくなったら不安ですね


木材の収縮は防ぎようがないですから


やはり10年後をめどに
パッキンやコーキングなど
気密に関係するメンテナンスも
行ったほうがいいですね