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日本一簡単に説明する「高性能住宅が乾燥する理由」と「乾燥への対策方法」

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私のブログでも
過去に何度か冬の乾燥記事を書きましたが


相対湿度とか絶対湿度とか
色々とグラフを使うと
どうしても難しくなってしまうので


今回は日本一簡単に
高性能住宅が乾燥する理由を書きます


色々とありますが
超簡単に説明すると

なんで高性能住宅は乾燥するの?

家が暖かいから乾燥してると感じるだけです

分かりやすく一行で回答しましたが


本当に色々と説明しても
結局、一番の理由は
家が暖かいから乾燥してると感じます



なので
新築1年目で


「今までと比べて凄く乾燥している」と感じてる人は


温度が高いだけで
今までと変わって無い事が多いから
安心して欲しいですが


高性能住宅ならではの
乾燥の悩みもあります

目次

・温度が高いと湿度が下がる理由

温度、湿度計は通常
温度26℃ 湿度50%などと表示されます


温度の26℃は誰でも分かると思いますが


湿度の50%ってのは
何に対して50%か
理解してないと乾燥する理由も分かりません


よく冬のお天気ニュースで
キャスターが湿度を
「50%位まで上げましょう」と言いますけど


「50%ってどれくらい?」って分からない人もいれば
「100%ってのは雨の状態?」って思う人もいます


湿度の%は
空気中に含める事が出来る水分の量で
出典 : https://katekyo.mynavi.jp/juken/14461
湿度100%でも雨や
プールのような状態ではなくて


これ以上水分が含められない値です


この100%の限界だよって量が
中学で習った飽和水蒸気量です
飽和水蒸気量は
気温によって変化して


気温が高い方が
飽和水蒸気量も高くなります


気温20℃の飽和水蒸気量(100%)は17.3なので
50%の時は8.65ですが


気温が上がると
持てる水分量=飽和水蒸気量が上がるので



同じ水分量のままで
気温だけ上げると
・20℃で湿度50%の状態から

・気温を24℃に上げると湿度は40%に

・逆に17℃まで下げると湿度は60%になります


この3つの水分量は変わっていませんが
温度が変わると%が変わってしまいます


気温が変わると相対的に湿度が変わるから
%で表示されるのは相対湿度っていいます

・今の家が乾燥する理由①温度が高い

気温が上がって今までと同じ水分量だと
湿度の%表示は低くなってしまうのは
分かったと思いますが


例えば我が家の気温
今の家というか
既に建てて6年以上経過してますが(笑)


外は氷点下だろうと
家の中は全部23℃位を保っています


別に超高性能じゃなくても
G1性能ほどあればエアコン1台だけで
外が氷点下でも家の中全部が
暖かくなります


これが引っ越す前の
古い家だと
コタツの中と
ストーブの前は暖かいけど
それ以外は寒いって家が多いし


私もストーブの前に着替えを置いて暖めて
着替えるのもストーブの前でしていたので


部屋の温度は結構寒かったんだと思います


仮に古い家のリビングが
気温16℃で湿度50%から


そのままの水分量で
気温が22℃になった場合
気温16℃の家なら
湿度50%あっても


同じ水分量で22℃まで上がると
湿度が35%になりますから


こうなると人間て
同じ水分量でも35%なんて
湿度計を見ると凄く乾燥していると感じます

・今の家が乾燥する理由②石油が使えない

昔の家は気温も低くて


さらに大きな違いは
石油ファンヒーターなどの
灯油を使うストーブです


我が家も前のアパートでは
使っていましたが


今の家は気密性が良くて
石油ストーブを使うと
一酸化中毒の恐れがあるので使用禁止です


過去に
今の気密が良い住宅だと
どれくらい空気が汚れるのか調べたら
今の家では絶対ダメで
昔の家でもちゃんと換気しないと
相当汚れる事が分かりました


しかし灯油ってのは
燃やすと二酸化炭素と水蒸気になって


灯油1リットルで
水1リットル出ますから
普通の加湿器並みの加湿量がありました


さらにストーブの上に
ヤカンとか置いたら
今の加湿器以上の加湿力ですから


かなりの湿度だったと思います

・最近の家なら性能と乾燥は余り関係ありません

今の高性能住宅は

・家の中が全部暖かい

・石油ストーブではなくてエアコン


この理由で
暖かいから相対湿度が下がるのと
水分が出ないエアコンなので
乾燥してると感じますが


ちょっと勘違いしている人も多くて

我が家はC値0.5の超高気密なので乾燥する

私の家は一条工務店だから乾燥が凄い

などなど
家が高性能など乾燥すると
勘違いして乾燥自慢を始めたり


一方、その逆で

高気密住宅なので湿気が逃げないから
乾燥しない

まあ、昔の家に比べたら
外に逃げにくいのは確かですが


色々とSNS見てると
乾燥自慢や逆の意見を言って
ドヤってる人もいますけど


・乾燥するから高性能とか

・湿度を保てるから高性能とか


そういうのは余り関係ないです


一つだけ言えるのは
高性能住宅は温度は保てますが


湿度に関しては
換気システム
湿度も熱交換する
一種換気の方が湿度は保てますが


一種換気でも三種換気でも
家の中に一切水分を発生する物が無ければ
換気をしているので最終的には
外の湿度と同じになります


・なので外が乾燥している地域と
 そうじゃない地域で違いますし


・昼間も誰かいる家と
 共働きで留守になる家では違ってきます


そうは言っても
昔の家に比べたら
湿度も逃げにくいので


その辺は家ごとに対処して
湿度が足りなければ加湿器を入れるといいです

・適切な湿度は50%ってのは間違い?冬は30%の湿度でも問題ない理由

ここまでの理由で
最近の住宅が


湿度計を見ると30%とか表示されるほど
乾燥してるのが
分かったと思います


その為に
例えば我が家も
加湿器を使っています


普段は1階、2階に1台づつ使っていて


風邪や、コロナ、インフルなど
家族の誰かが風邪っぽい場合は
予備の加湿器を寝室にも置きます


私は乾燥肌だし
昔からずっと湿度は50%位を
保っていて


今の高断熱、高気密住宅なら
加湿器を使うなら気化式加湿器が
一番オススメだと思っています
温度が高く無いと効果が出ない
気化式は家が暖かい今の高断熱住宅には
ピッタリですが


じゃあ
例えば
22℃で湿度が30%って言うと
乾燥していて生活が出来ないとか
問題があるかと言うと


うちの妻なんか
今まで加湿器なんて使った事ないと言うし
実際に平気な人も多いです



人間の本能として
30%でも80%でも平気で生きていられるのに


何で50%がいいのか調べたら
別に30%で生活しても家も人間も
問題無い事が分かりましたが


何故乾燥していても平気なのかは
次回に続きます



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