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庶民が家を買えない、貧富の差を広げる住宅性能の義務付けをなくそう【断熱等級4で充分】

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2025年4月から
省エネ基準の義務化で
最低でも
断熱等級4以上の性能が
必須になりました



そうは言っても
既に3~4年前から
どんなに安い家でも
断熱等級4より下って
新築は見たことがありませんが


そして5年後の
2030年には
断熱等級5が
最低ラインになります


一応
断熱性能の区分を説明すると
・関東地方などなら
 2025年4月義務化のUA値は0.87


・2030年から義務化のUA値は0.6です



我が家のUA値が
内窓のリフォームをしても
0.51ですから


断熱等級6には届かずに
断熱等級5ですけど



この性能あれば
関東より南の地域なら
冬でもエアコン1台で
外が0℃前後でも
ここまで暖かいですし


本当に夏も冬も快適なので
それは素晴らしい事ですけど


この政策は単に足切りで
予算の関係で今の価格でも
ギリギリな家庭は
当然新築を買う事すら出来なくなる



はっきり言って
庶民の生活を一切考えない
悪法そのものです


最低限の快適さや
カーボンニュートラルなら
断熱等級4で充分ですし


今の値段でギリギリな人には
家を買わずに一生賃貸か
中古住宅しか選択肢が無くなる事になります

目次

・ここ数年で住宅性能の進化が凄い

我が家が家を建てた
2017年だと


レオハウスやタマホームの
ローコストメーカーは



・一番安いプランは
 断熱等級4以下で

・普通のプランが
 断熱等級4

・そして一番高いプランが
 断熱等級5って感じでした


さらに前だとタマホームの
大安心の家だって
広告を見ても
断熱性能は一切説明がなくて
価格勝負の時代でした


それが今では
最低でも断熱等級5で
実際に大安心の家を買う人は
断熱等級6が多いです



ハウスメーカー以外だと
2017年当時は
ZEROCUBEの家とか
他のローコスト住宅では
断熱等級4以下の建物もありましたが


ここ数年で
あきらかに断熱性能と
買う側の意識も変わってきましたけど


国の方針だと
さらに最低基準を
上げようとしています


・庶民は新築が絶対に変えない時代へ

前回の記事で
固定資産税が下がらずに


当時に比べて
家も土地も価値が上がっているという
話を書きました
建物はもちろんですが
土地まで結構上がっています



今では
新築の建売住宅を安い順で見ると
一番安い建売で
2200万~2300万円ですが


8年前でしたら
この場所でこの家なら
間違いなく
1900万~2000万円と
今よりも300万円は安かったです



なにしろ土地代はもちろん
建材も人件費も全て高いので
ここまでの
値上がりも仕方ありません



中身を見ても
ギリギリまで積めて
登りにくい狭い階段に
シート材のフローリングと
かなり安っぽいですが


これだって庶民でも
手が届く範囲で
新築が買えるようにと
かなり努力をしているはずです



しかし
このままで予定でいったら
この2330万円の家も
断熱性能が足りなくて
売れないんです



そうなるとさらに
値上げをするしかないので
いよいよ庶民では
新築は買えなくなってしまいます

・快適で健康的な最低限は断熱等級4で充分

高性能工務店は
「断熱等級4なんて
低性能だから
ヒートショックで死ぬ」
とか


とにかく不安を煽り
自社の家のみが
売れるように発言していますけど


実際に大学での
実験データを見ても
断熱等級4あれば
健康という面では
充分な断熱性能はあり



また
カーボンニュートラルの面でも
既に2015年の段階で
ドイツよりも
住宅でのエネルギー消費量は少ないんです


この状態なのに
どうして庶民が
さらに家を買えなくなるような
政策を取るのか不思議です

・政府は空き家対策が本命?

ここ数年の
住宅価格の値上げと反比例して
どんどん新築住宅は
売れなくなり



なんと2024年は
リーマンショック以来の
80万戸割れになりました



で、その一方で
唯一元気なのが
中古住宅です


周りでも
新築は高くて手が出ないと
中古住宅を買う人がいました


そして政府が住宅関連で
一番困っているのが
空き家の増加問題です



日本は人口が減っている
状態になる前から
空き家が増えていて


今後は
さらに増える予測なので
対策として
今は新築以上に
空き家対策での
補助金も多いですが



結局は庶民でも
新築が買えるのであれば
新築を買ってしまうので


それよりも一部の人にしか
買えない世の中になれば
中古住宅の販売が増えるので
空き家の増加率は下がります



それを一部の工務店が
他社やハウスメーカーに差をつけようと


「低性能の家は売るな」
国に陳情を出したのですが

!!
これはチャンスじゃね?

まさに
渡りに船状態で


政府としても
表向きは住宅性能を上げて
健康とかカーボンニュートラルでしょうが


実際は中古住宅の促進を
狙っているんじゃないかと思います

・既に意味が無い法案

快適性だけを考えたら
断熱等級4では多少足りないと思うし


実際に我が家ももう少し
家に使える予算があったので
性能を上げましたけど



庶民が絶対に買えない金額にまで
新築価格が上がってしまっては
意味がありません



だいたいどの業界にだって
値段は安いけど性能は
ちょっと劣るなんて商品は
たくさんあります



・軽自動車廃止とか

・低スペックのスマホ禁止とか

・ユニクロなど低価格衣料禁止とか



この辺をしたら
中古市場が活発になるのは
すぐに想像出来ますが


住宅では
このような事が
起こり始めています




断熱等級4しか
売ってはいけない法律なら
問題として分かりますけど


それ以上の性能だって
売ってもいいんですから
既に今のラインで
充分だと思います


今は最低ラインとして
断熱等級4が義務化しましたけど
実際に一番売れているのは
断熱等級5か6でしょうし


むしろ年収500万円程度の
今までなら頑張れば
新築が買えた層を
完全に足切りする法案です


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