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「 信玄餅」「筑紫もち」「 出陣餅」はどれが元祖で他はパクリ商品なのか調べました

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私が住んでいる
山梨県で一番有名なお土産が
信玄餅です


山梨県内では
桔梗屋と金精軒と言う
2社から発売されているので
過去にどちらが本物?
という記事を作ったのですが



この記事に福岡県の
大変郷土愛が強そうな方から
コメントを頂いて

山梨県の信玄餅は
全てパクリであり
福岡県の如水庵が
安土桃山時代に筑紫もちとして
作ったものです

それを後から知った山梨県が
だいぶ後の時代に
福岡のものを丸パクリして
儲けようと味や食べ方や包み方まで
真似したのです

福岡県の筑紫もちが元祖で
信玄餅は丸パクリの商品と
コメントを頂きました



パクリとか元祖とかは
置いといて安土桃山時代から
あったと言うのは本当なら凄いですけど


モチ自体はもっと昔からありますが
黒蜜の原料となる黒砂糖が
出典 : https://www.osatou.com/history-of-brown-sugar.html
安土桃山時代より後の
元禄時代に伝わったので
ちょっと不可能だと思います・・・



こちらが今回
信玄餅の元祖と言われた「筑紫もち」
たしかに
信玄餅に似ていますね


黒蜜の色が薄いのと
餅に丸みがありますが
かなり似ています


で、古くからもう一つ
似たような商品があって
新潟県のお土産
出陣餅です



見た目はこちらの方が
信玄餅に似ていますが
出陣餅は「よもぎ餅」を
使っているそうです


今回はこれらの元祖や
パクリの話をまとめたいと思います

目次

・発売日は信玄餅が一番古い

この3つの商品の
発売年を調べると


桔梗屋の信玄餅が一番古く
1968年で
TVでも放映されていましたが
あの風呂敷っぽい包みは
包装する機械が買えなかったので
手で包んでいたそうです



既に発売して
50年以上経過していますが
工場では
今でも手で包んで作っていて



先日うちの子供も
遠足で桔梗屋の工場に行って
包む体験をしてきました


発売年が確認できる一番古い物が
1972年3月の地元新聞で


1968年に発売してから
大ヒット商品になり
生産が追い付かないという記事です


そして山梨県にある
もう一つの信玄餅が
金精軒より1973年に
商標登録されています


今も続く地元新聞や
特許庁のデータなどは
捏造しようがないので
間違いないと思います


そして
福岡県の「筑紫もち」は
公式サイトで発売元が
1977年なので
信玄餅の方が9年先に発売しています



もう一つ
新潟県の出陣餅は
こちらは信玄餅から
わずか1年後の1969年なので



発売年で並べると


・1968年 桔梗信玄餅
・1969年 出陣餅
・1977年 筑紫もち



このような順番になりますが


信玄餅のわずか1年後に
出陣餅が発売されたのには
後述しますが理由があります

・そもそも信玄餅も元祖じゃない

一番古いからと言っても
別に信玄餅が元祖という事でもなく


見ても分かりますが
ルーツとしては
安倍川餅が元祖で


桔梗屋でもインタビューで
「安倍川餅から思いついた」
言ってます


山梨県では今でも
お盆になると
安倍川餅をご先祖様に
お供えして食べるので



令和になっても食べる位ですから
当時の安倍川餅は
「晴れの日」の食べ物で


安倍川餅をヒントとして
お土産になるのも
分かる位の食べ物でした



実はこの時代より前に
甲府盆地はちょっと
悲しい過去がありまして
地方病という
水の中にいる貝が原因で
謎の病気に罹るというのがあって


その為に
水を使う田んぼを無くして
ブドウとか桃などの畑が増えて



おかげで果樹は今も
名産品として有名ですが
その代わりに田んぼが減ったので
お米が減りました


さすがに私が生まれた年代では
毎日お米は普通に食べていましたが


お祖母ちゃんの時代は
お米や餅はもっと
特別な食べ物でした


なのでお米が
普通に食べれる時代になると
これも山梨名物の
「ほうとう」ですが


私のおばあちゃんは

なんでお米が食べれる時代に
ほうとう食べなくちゃいけないの?

このように
めちゃ嫌っていましたから


信玄餅も昔は
お土産品だけじゃなくて
地元民もデザートとして
食べていました

・発売当時に大ヒットしたのはNHKのおかげ

当時としては
珍しいお土産品で


まず昭和30年代あたりから
洋菓子ブームというのがあって
和菓子は余り売れなくなった時代なので


ライバル商品は減った中で
変わった包装で
食べやすいお餅という
時期も良かったかもしれませんが


それにしたって
お土産品ってのは
その土地に来ないと
買わない商品です



つまり山梨県に
旅行に来ないと
絶対に買わない商品なのに



なんでここまで
急に大ヒットになったかと言うと
1969年にNHKで放送した
大河ドラマ「天と地と」が
大ヒットして



特にドラマのクライマックスが
川中島の戦いなので
武田信玄vs上杉謙信ですから


山梨県、長野県、新潟県は
国鉄が「天と地と」観光電車を出す位に

たくさんの観光客が来たそうです


なので
1968年に信玄餅を発売して
1969年に出陣餅も出たのは


最初から観光客が来るから
狙って作ったのかもしれませんね



なんで長野県には
このようなお土産が
出来なかったのかとも思うのですが


当時から「おやき」
「野沢菜」「唐辛子」
など
日持ちもしてお土産品として
既に人気が商品が
たくさんあったからかもしれません


とにかく「天と地と」は大ヒットして
甲府市民には
昔から親しまれている
甲府駅前にある武田信玄像も
このドラマのヒットで
1969年に作られたほど
観光客が来たそうです

・元祖とかパクリは「ちゃんとした商品」なら言いたくない

別に信玄餅の方が
古いからと
他をパクリとか言いたくないし


言っちゃなんですが
餅なんて日本中で
普通に食べれる商品です

信玄餅と言えば
武田信玄なので
山梨県の物


筑紫もちは
筑紫なので福岡の物


出陣餅は商品だけでは
分かりませんが
ちゃんとパッケージに
越後銘菓と記載があります

なので商品は似ていても
何県のお土産品か
すぐに分かります


これがあきらかに
パクリ商品なら文句も言いますし
過去に偽物の信玄餅を
発売しようとした
会社の記事を書きましたが


これは山梨とは
縁もゆかりもない東京の会社が
吉之助信玄餅として
登録商標を行おうとしたからで
これが吉之助餅なら
当然何も言いません



仮に発売が新しいのに
「うちが元祖だから」とか
言い出せば揉めますし


地域などを嘘をついても
問題になりますが


信玄餅も筑紫もちも出陣餅も
「うちが元祖で他はパクリだから」なんて
言っていませんし


明らかに地域が違うって
分かる商品なので
パクリとか元祖は言いたくないです


私は福岡県に
行った事がないですが
もし旅行に行ったら
絶対に筑紫もちは買いたいですし


福岡県の方も
山梨に来たら是非
買って食べ比べをして欲しいですね


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