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「うわ、電気代高すぎ・・・」住宅の断熱性能を上げても電気代は下がらない理由

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9月1日~30日の
電気料金が先日届いて

燃料調整費に再エネ発電賦課金と
どんどん値上がりして



まるで冬の電気代の様な
金額ですから・・・



思わず、料金明細を見て

「うわ・・・電気代高すぎ・・・」って思いました


目次

・夏季の電気代が全て出ました



これで冷房を使う
夏季の電気料金
6月1日~9月30日の
電気代が出ましたが



燃料調整費が高騰してますので



今年は全ての月で
電気代は前年比より高くなりました




今年と去年を比べると

電気代はもちろんですが
使用量も全部の月で増えています





・昨年と今年の電気代、使用量比較



まずは
使用料金の比較だと

今年の方が17,490円も高いです・・・





次に使用量は

今年の方が210kwも多くなっていて



去年6月電気量が242kwですから
ほぼ1ヶ月分近くも
今年の方が使用量が多いですね・・・





太陽光の売電も

今年の方が4,495円安いですし




売電ー買電の
実質使用料金は

21,985円も違います・・・


・燃料調整費が高いとしてもおかしい

今年は電気代の単価が高いので
金額が上がるのは仕方ないですが



使用量が去年比較で
210kwも違うんですから



「まるで家の性能が去年と
今年で違うんじゃない?」
って
位の差ですけど



性能が下がるどころか
去年の9月に



内窓を入れて
サーモスⅡ-H+インプラスと
4枚窓になって



U値なら樹脂トリプルより
いい数値になったのに


これだけ電気代が高くなりました


同じ家どころか
今年の方がUa値はインプラス入れて
性能がいいのに



使用量が210kwと
約1ヶ月分も違うんですから


住宅性能が良ければ
電気代が下がるという理論が
全然成り立ちません



・住宅性能と電気代が余り関係ない仕組み


毎月のようにSNSやブログで


「我が家のUa値は〇〇なので
電気代はこれだけです」
とかありますけど


当然ですが
断熱性能と電気代がリンクするのは
冷暖房費だけですから


どんなに住宅性能が良くなっても


ドライヤーやIHコンロ
テレビやアイロンなどが
安くなる事はありません



冷蔵庫は排熱多いから
若干は性能が
影響するかもしれませんが・・・



例えば同じ家族
同じ間取りの家でも


・30日間洗濯物を部屋干し
 ベランダ干ししているG1性能の家と


・30日間ヒートポンプ式の乾燥機で
 3時間乾燥しているG3性能の家では


乾燥機で月4,000円近く掛かるので
G3住宅の方が高くなります





さすがに、築30年の古い家と比べたら
かなりの節約にはなりますが

ZEH(Ua値0.6)の家を
超高性能な0.28の家をを比較しても



月平均1,350円の光熱費の違いしかなく



年間で15,000円の違いなので
30年間で45万円しか違いません





1年を通した平均的な電気代の内訳だと

エアコンの使用量はわずか7.4%です


もちろん1年の平均ですから
春とか秋はエアコン使わないし


今の家は性能が上がっているので
無暖房、無冷房の時期も長くなっていますから
もっと割合は低いはずです



こちらは政府広報が
今年発表した
夏の電気代内訳


38.3%とかなりの割合ですが


政府統計なので古い家の方が多く
夏季のピーク時なので
これくらいの数値ですね



ここ10年の断熱等級4以上の住宅だけなら
平均的に暑いピーク時でも
電気代の20%程度がエアコン代で


残りの80%は
住宅性能とは
全く関係がない電気代です



・我が家の電気使用量がここまで上がった理由


そもそも我が家は
内窓を施工したので



去年より住宅性能が
数値上でも良くなったのに
210kwも電気量が増えた理由は



まず6月と7月に


私が1ヶ月も
入院していて
大人が一人減ったにも関わらず
使用量が増えましたが



これは妻のエアコンの使い方が
下手だからです


・家にいない時は消す

・帰ってきたら点ける

・涼しくなったら消すなど



昔の住宅での
エアコンの使い方をしていましたから


我が家程度のG1性能でも
ちゃんと施工してあれば
エアコンは点けっぱなしの方が
安くなると



幸か不幸か私が1ヶ月いない事で
実証されました(笑)


そして8月は


病気の治療で
先生からは「外出、人混み禁止」と言われ


さらにコロナもピークなので
お盆休みもずっと家にいて


8月はまだ退院してすぐだったので
今より厳しく塩分と水分制限があり


「汗を出すのが良くない」と
去年よりエアコン設定が低かったですから
これも性能じゃなくて
生活習慣での差ですね



そして9月は


コロナウイルスですね・・・


結局 子供→子供→妻→私と
全員罹ってしまいまいたが


1週間以上もの間
「どうにか感染しないように」


LDKはもちろん寝室、お風呂、トイレの窓は
全開にしてエアコンも入れていたので
上がっています


このように同じ家族が
同じ性能の家に住んでいても


ちょっとだけライフスタイルが変わると
ここまで電気代が変わります


まして違う家族なら
当然ライフスタイルが全然違うんですから


電気代だけで比較しても
全く意味が無いですね




・ドイツは高性能住宅だから電気代が掛からな


一部の人が本気で言ってるのか
宣伝で言ってるのか知りませんが

「ドイツの住宅は全部高性能だから
電気代が掛からない」
っていう謎理論




とりあえず日本だけじゃなくて
世界的に電気代は高騰していますが


インタビューを読むと


「ドライヤーも使っていないし
クーラーも使っていないし
シャワーを浴びる時は短時間にして…
この冬、自宅では暖房を2つの部屋でしか
使わないつもりです」



まあ、当たり前というか
どの国だってある程度の先進国なら
冷暖房以外にたくさん電気は使います


もちろん性能が高ければ
冷暖房費は安いですが


例えばG3住宅なら
冬でも1日あたり200円の
冷暖房費で済むのが
G1住宅だと倍の400円


1ヶ月なら6,000円も違ってきますけど


冬の寒さのピークは3ヶ月程ですし
夏はそこまでの差が出ないし


年間通したら
多くても30,000円程の差ですね



・どんなに高性能でも築50年の家に光熱費で勝てない


今回、本当に言いたいのは
ここからなのですが




私は別に電気代なんて
いくらでも本人が
問題なければいいと思います



・どんなに高くても
 払えれば問題ないですし


・逆にお金を使って
 住宅を超高性能にして
 光熱費をどれだけ減らせるかに
 チャレンジしたっていいんです


趣味でもQOLが上がる生活環境で


たくさん電気を使ったとしても
それで生活が豊かになって
金銭的に問題なければ
いいですし


住宅にどれだけお金を使っても
同じように生活が豊かになって
金銭的に問題なければいいんです



ただ、一部の人が


「エコとか地球環境」とか言いながら


「高性能住宅だから
電気を使わずエコ」
とか言うのが
おかしいと思うんですね



うちの母親が住んでいる

隙間だらけの築50年以上経過している
超ボロい借家ですが



夏季のピークでも1ヶ月の
電気代は5,000円行きません


・台所3畳、居間4,5畳、寝室4畳
 これに20型ちょっとの小さいテレ


レコーダーは持ってなくて


・パソコンも当然無し


・エアコンは15年以上前の機種ですが
 居間に6畳エアコン1台のみ



当たり前ですけど
これだけ家が狭くて


ゲーム、パソコン
他にも趣味で電気を使わないと
電気代はめちゃ安いですが

これが本当のエコです


まあ、母親本人は
エコな生活をしようと
思ってしている訳でもなく


電気を使う趣味も無ければ
家も狭いから
電気代が安いのですが

・・・・
・・・
・・

エコだの地球環境言うなら
趣味で大量の電気なんて使うのは
おかしいでしょうし


本当にエコを目指すなら
人が居ない場所まで
冷暖房を効かせるなんて
愚の骨頂です




だいたい
環境問題とかSDGsとか言うなら



・まず車を乗るのを止めて


・食材などは無駄にせず
 食べ残しもしないで


・食器を洗う際には
 要らない捨てる紙で油を取ってから洗う


などなどが本当の
エコなのに



無駄に電気代が掛かる
Youtubeの動画配信とかしながら



「高性能住宅でエコ」とか言ってますから

スタジオ撮影、動画編集など
大量の電気を使いながら



「よく環境問題とか言えるなぁ」



逆に感心しますけどね・・・
悪い意味で




・住宅性能が一番現れるのは温度差と快適性

今年は
10月上旬とは思えない
寒さが襲ってきて




急に11月下旬の寒さになって
我が家では

室温が22℃まで下がりましたが
暖房は入れずに済みました



実際G1性能あれば
充分快適だと思いますし



最近のZEH以上の性能な家に
住んでいる人のアンケートだと


・夏はZEH性能でも87.9%の人が満足と 
 ほとんどの人が満足しているみたいで


・逆に0.28以下なんて
 超高性能住宅でも92.7%が満足と
 回答してますから


残りの7.3%の人は
何にでも文句言うタイプの人ですね(笑)




それかUa値だけ気にして
間取りとか失敗した人です・・・


アンケートを見ても
ZEHあれば9割の人が
夏も冬も満足な性能にはなります




過去に何度か実験しましたが



G1,G2,G3で無暖房だと
約2℃前後づつ変わってくるので


地域にもよりますが


仮に我が家と同じ場所に
G2性能で同じように
建てたら24℃になるでしょうし


G3性能なら26℃くらいは
キープしていると思います


逆にインプラスが無ければ


最大で2℃位は
温度が違うので


20℃を切り暖房を
使ったかもしれません


逆に次の日は最高気温が9℃上がりましたが
室温は当然そこまで差が出ませんし


住宅性能を上げる一番のメリットは


快適性と
外気に影響されにくい室温だと思います



後は贅沢に全館空調で
人が居ない場所を暖めても
そこまでは冷暖房費が上がらないので
罪悪感が無く快適に過ごせます(笑)



なので、この時期
無暖房で耐えれるけど
だんだん寒くなる時期が
一番性能差が出ると思いますし


お金掛けて高性能にした人は
「いやーこの家にして良かった」
一番思う時期でしょうね



・快適にお金を使う事は悪い事ではないし
 人間の本質だと思うので


・もっとエゴを押し出して
 高性能を売りにしてもいいんですが


それだと売れないのか印象が悪いのか
エコを売りにするので


「お前言ってる事とやってる事が違うじゃん」
なってしまいます



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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 攻めてますね(笑)
    売る側のセールストークも酷いんですけど、騙される方も本気で信じてるわけないよね…って思ってましたが、どうやら本気で信じてる人が多いので警鐘を鳴らすには良いと思います。

  • >>1
    ゼルビスさん
    コメントありがとうございます
    攻めてる感じもないですが(笑)
    事実を述べていますし
    同じ家族が同じ性能の家に住んで
    ここまで電気代が違うんですから
    (実際は去年比で性能上がっていますし)
    冷暖房費は0.6と0.28で
    年間15,000円
    当然建設費で元は取れないし
    それ以外の電気代は
    今回書いた通りで
    アテにならないんですから
    意味はないですね
    しかし6~9月まで
    全部ライフスタイルの
    変更理由が病気ですから
    性能うんぬんよりも
    いつ働けなくなっても
    問題ない余裕のある予算のが大事ですね

  • 欧米の断熱性礼讃本を読んだことありますが、次の章で「こもった熱気が排出されにくい」でズッコケでした。既に欧州で室内で熱中症による死者が出ている時期でしたのに高温多湿の日本でそんな家…。
    日本の一般住宅が30年で資産価値が減ることも、寒さ対策が最課題で地震も台風もないドイツや国家事業で作った法隆寺と比較したりして、あの手の記事を参照にしたら大変なことになりますね。
    SDGsを言い出した国は無駄に広い使ってない部屋までセントラルヒーティングなのでナンセンスです。

    • ななしさん
      コメントありがとうございます。

      同じ住居ってだけで国が違えば環境も全然違うのに比較することが
      そもそもおかしいですね

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