断熱材

2020年05月01日






こちらの建築系雑誌
「建築知識」ですが


なんと1978年と
42年前の書籍です


建築知識a



工務店やハウスメーカーは
最新の知識を
学ばないといけないので



40年以上前の本は
見る必要も無いと思いますが



解体業と廃棄物の処分業を
している私には
必要な本だったりします





必要な理由のほとんどが


建築知識b


石綿(アスベスト)関係なのですが




この当時はアスベストが
屋根、壁、天井などなど
色々な所で使われていて



建築知識c


自信を持ってオススメしてしまう
時代ですから






石綿(アスベスト)が
使われていなければ


普通に解体→会社に運搬
会社で破砕や焼却処理出来ますが



石綿(アスベスト)が
使われていると
法律上何も出来ませんので




倒産していたり
合併して当時の資料が無かったりするので
この当時の雑誌は役立ちます



アスベストも
健康被害さえ考えなければ
不燃性で加工も楽、耐久性も抜群という
素晴らしい材料なのですが・・・


・・・・
・・・
・・



しかし、住宅ブログを
している私にとって




解体や処分には
余り関係の無い


建築知識a-2


今月の特集
「省エネルギー住宅の計画」は
非常に気になります(笑)



解体業は「元大工」さんも多く
年齢も高齢な人が多いので



当時はバリバリの
大工さんって人も多いですから
色々な話も聞けますし
(最近の家には疎いですが・・・)




今みたいな
何でも「高断熱、高気密」ではなく



高気密のデメリットも
しっかり書かれているので



今読んでも
参考になる点もあります



・・・・
・・・
・・




また、この時代は
有名な「ナミダダケ事件」
おきた年代です



詳細は検索などして頂いて
簡単に「ナミダダケ事件」を説明すると




・1970年前半にオイルショックが起きる


 それまでは家なんて
 ストーブ、暖炉、コタツなどで
 暖めればいいじゃんという考えでしたが
  (そのため家は基本スカスカで通気重視)






・燃料代が高騰する

 その結果、北海道などで
 「省エネ住宅を作ろう」と
 グラスウールが50mmから倍の100mmや
 それ以上の厚さになる





・しかし気密や換気がよく考えられてない家が出来る
 

 断熱材の使用で
 家の中と外の温度差が出来て
 グラスウールが結露する





・木材も腐って「ナミダダケ」というキノコが
 家から発生する



という物です・・・





もちろん「建築知識」は業界向けの
詳しい書籍ですから


この時代の省エネ特集も
断熱材を増やすだけではなくて



「気密と通気をどうする?」というのが
主体になっています



今ほど、性能のいい建材がないので
「設計」の工夫が凄いです






という事で早速
「家でも勉強!凄いね」
思われながら


書籍を会社から借りてきました(笑)





・まだ本州は断熱材が普及していません




まずは特集記事の
最初を読むと


建築知識d



気密化といっても
大変だし


結露や空気も悪くなるし
どうしよう・・・って考えです


断熱材を使えば
寒さは防げるけど


結露と換気対策が
また発達してなかったんですね






さきほどの「ナミダダケ事件」


「西欧の寒い地域は
断熱材をたくさん使うんだぞー」


当時では断熱では最先端の
設計士さんが使って


しかし日本はヨーロッパと違って
高温多湿ですから



向こうの家のマネをそのまま
持ってきただけでは


大変な事になりました・・・





建築知識d-2


まだルームエアコンの
普及率が25%の時代ですから



この時代、エアコンで家全部を
冷やしたり暖める発想が無いです・・・



冬はストーブでどうにかなっても
夏はどうしようもないので




本州は特に
夏重視の作りになっていました





断熱材のデメリットの方が
メリットを上回っていたんですね






その為、次に紹介する家は
断熱材を利用しているので
通気の為に非常に凝った家になっています



建築知識e


こちらは神奈川県の家ですが



省エネ住宅の特集ですけど
「天井を開閉自由の障子にしたプラン」
という住宅です



今の考えなら
「寒そうだし、暑そう」って思いますが



エアコン普及率25%の時代ですから
まずは夏の通気ですね・・・





建築知識f


たくさん使われている
アスベストはともかく


アルミサッシの単板
断熱材は高性能じゃない普通の
グラスウール50mmと


今の基準だと
夏暑くて、冬寒い家ですけど



この年代なら
神奈川県なら
断熱材が無い家も多いですから


さすがは建築知識の
省エネ住宅特集で出る家かなって思います



皆さんが住んでいる家
または今作っている家を


仮に夏場でもエアコン無しで過ごすと
想像したら


この家の方が多分快適です




とはいえ
この時代の本州の家は
断熱、気密の考えがほとんどないので



今の住宅で
参考になるのは
次の北海道の家です






・この時代、北海道で今の家の基礎が出来る



ヨーロッパにならって
断熱材たくさん入れたら
キノコが生えて家が腐りました・・・


という悲しい時代から


日本独自の
高断熱にしたいけど
多湿にも対応した



今の基礎となる家が
出てきます


建築知識g


北海道らしい
冬対策を前面に押し出した家ですね



全面ガラス張りに
ソーラーシステムです


夏は暑そうですが
北海道ですから


窓開けて対応すれば
快適なのかもしれません


逆に本州(の暑い地域)で
この作りしたら夏に死んじゃいます・・・





建築知識h


通気層、防湿層もあって
今の時代の家と似ていますね




屋根断熱の150mm
ブローイングウールってのは
余り聞きませんが


建築知識i


今の吹き付け断熱と
同じ感じで
グラスウールを吹き付けます






・アンバランスな家はダメです



なんでも数値が分かるこの時代だと



「窓は最低〇〇」とか

「断熱材も〇〇mm以上は必要」とか
色々言ってますが


要はバランスですね



何の為に高気密化して
防湿層や通気層まで作って


内部結露を抑えるかを
考えたら



壁、玄関、窓などの
性能はイコールが望ましいです



一部だけ超高性能なんて家は
アンバランスになって
逆に内部結露の原因になります
(窓などの見える結露の話じゃないですよ)









ちょうど「断熱と気密どうするよ?」って
考え始めた時代の書籍を読むと



家を長持ちさせたいなら


低断熱(もしくは無断熱)、低気密が
一番家が長持ちしますという
所からスタートしています


これは神社などを
見れば分かりますね



神社の造りは
木材は剥き出しですから
自然にある木と同じような環境です


しかし神社みたいに梁が剥き出し
作りも隙間だらけでは


快適性は無いので
(当然寒いし、暑い・・・)



断熱と気密と換気を研究してきて
今に至ります



この時代の書籍だと
当たり前の事ですが


今だと割と
忘れられている



快適性を求めると
家の長持ち度は下がるという
基本的な事も載っています




断熱と気密はイコールですが
今は気密が上がりすぎていますし



換気システムも義務化されているので
断熱、気密、換気がイコールですね



1年中窓を開けている
なんて家は無いと思うので


断熱=気密=換気


この1つでもダメになると
家は長持ちしません




高断熱、高気密、高換気が
現状は一番だと思いますが


我が家みたいな
予算の関係などで
全員が建てれるわけでもないですし・・・




そう考えると
断熱、気密、換気のバランスは良く
鉄骨の方が腐らないわけですから



積水ハウスなどの軽量鉄骨は
非常に理にかなっているなと思います
(値段が高いのだけが理にかなってない・・・)



特にこの時代は
在来の木材住宅では


今のような気密性は無理ですから
軽量鉄骨の優位性は高いですね




木材は高断熱、高気密化すると
腐るって事件があったわけですから・・・


・・・・
・・・
・・




ここからが大事な話しですが



実際、高気密高断熱
さらには
家の換気バランスまで考えて
作れる工務店、メーカーなんて
それほど数は多くありません・・・




twitterやブログなどを見ていると
そういう「高性能で長持ちする家が作れる」
工務店ばかりなので
感覚がマヒしますけど(笑)



実際はそこまで考えて
作れる方が圧倒的に少ないです


・・・・
・・・
・・



我が家だって
換気の設計なんて


ローコストの制限ある
作りですから
第一種換気にしました
(適当に作ってもある程度動くので)





第三種換気は

断熱、気密が完璧で
「C値1以下の家なんてまだあるんだ?」
なんて事が言えるメーカーが使える


上級者向け換気システムです(笑)
(3種はC値低いと計画換気が出来ません)





どちらにせよ
定期的なメンテナンスは必須ですから



工務店、メーカーの人も
日頃のメンテナンスの重要性を
売る際に言った方がいいと思いますが・・・



長持ちしたい家を作りたいのに


住み始めたら
三種、一種でも換気のフィルター交換を
しなかったりするのは


断熱=気密=換気がイコールの今
家がどんどんダメになります



ブログ見てると
「寒いから止めた」なんて人までいますし




我が家の第一種換気システムでは
毎月1回の清掃と
2年に1回のフィルター交換が推奨されています


建築知識j

もちろん三種でも
フィルター清掃、交換は必須です




換気以外にも
通気層、屋根、床下などはもちろん


サッシのパッキン類の劣化など


住み始めてからチェックする所は
他にもたくさんありますから




工務店やメーカーは
なんでも「ノーメンテ」
言わず



「点検はちゃんとしてね」
伝えて欲しいです








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2020年04月03日






解体現場で
実際に家を解体した
廃材を見ていると


「この家古いのに木がしっかりしてるなぁ」とか



「築30年なのにボロボロだなぁ」とか


色々思ったりします


通気工法a



私が家を建てて
住宅系のブログもしているので
興味があるだけですから



他の人は
何も考えずに解体しますけど(笑)



そして今回の話ですが


50年位前の
断熱材が無い家と


30年経っていない
断熱材が普及して入れてある家では



断熱材が無い家の方が
解体しても木材や家の骨格が
しっかりしている場合が多いです





・断熱材を入れた為にボロボロの住宅



北海道や東北など
寒い地域は違いますが



この地域だと
(断熱等級区分は5です)


築30年程度の家ではほとんど
断熱材は入っていません



1989年(31年前)に
当時の住宅金融公庫(今のフラット35)で
お金を借りる条件に



「断熱材を使ってね」
いう決まりが出来て

通気工法b


今は当然
もっと厳しい条件がありますが



当時は数値などは無く
「断熱材を使って」という
ルールになりました



北海道、東北など
寒い地域はともかく


この地域の大工さんは
「断熱材?」ってよく分かっていませんから


適当に壁だけ入れて
天井と床は入れなかったり・・・



壁の断熱材も隙間だらけだったり
本当に適当に入れていたみたいです



今まで使ってない物を
どんな物かも分からずに


「とりあえず使わないと
ローン通らないから」って言われたら



適当というか
ちゃんとした施工が
分からないまま作る家があっても
仕方ないですね・・・




そこからだんだんと
断熱性能、気密性能が
上がっていくのですが



「湿気を逃がす」という
考えが無い家もあったので


木材が湿気にやられて
ボロボロになっていきました・・・


通気工法c


とはいえ・・・


割とショッキングな
内部結露の画像を載せてる
ハウスメーカーの事例みたいな家は
余り無いですけどね



ただ、湿気で
やられている家は実際にあります
(在来も2×4もどちらも)



逆にもっと古い
断熱材を使わない時代は
当然隙間もたくさんあって


家の湿度が簡単に
外に逃げるので



全く問題は起きませんでした

通気工法d

母の実家は
築50年以上ですが


隙間が多く
断熱材も無いので
結露は起きません



昔の家は
石油ストーブも普通に
使っていましたが



家の中の湿度や空気が
簡単に外る家なら
問題ないですね
(健康や快適性には大問題ですが・・・)




「湿気を外に逃がす??」
「なのに防湿層も作る??」

という作る方も
意味もよく分かってない時代に
断熱材をふんだんに使った家は



中の躯体が
ボロボロになっているので


これも当時は
断熱材といえば
グラスウールしかほぼ無かったですから



グラスウール=ダメな断熱材って
誤解が多い理由かもしれませんね





・という事で湿度を逃がす研究



今の住宅の工法が
ベストかは分かりませんし


10年経ったらもっと
素晴らしい工法が
出来ているかもしれません



その辺は
家を作るんじゃなくて
壊す側にいる業界の私には
よく分かりませんが・・・



という事で今の家は


「どうすれば長持ちするの?」
↓ ↓ ↓ ↓
「湿気と結露をどうにかしないとダメらしい」


かといって
昔の断熱材未使用
家も隙間だらけなんて家は


余りにも住みにくいので




今のところ
換気システムと
通気工法などで湿気対策をしていますが





今回は通気工法のお話です


通気工法e

今の家なら
かならず


サイディングなどの
外壁の裏に
隙間があります


通気工法e-2


屋根にも床にも
通気層はあります



当然通気ですから
「入る所、出る所」
上下に2箇所あります




欠陥住宅のサイトで

通気工法f


片方が埋められていたという
事例がありますが



それだと通気が出来ませんので
自分で確認した方がいいですね




通気の下側は

通気工法g


この水切りの中を覗き込むと






通気工法h


こんな感じになっています



我が家のは
標準の防鼠付タイプですが


もっと小さい虫も入らない
穴の小さいタイプもありますし


逆にメッシュにすらなってない
タイプもありますが


必ず通気の隙間があります





上側は場所によっては
目視は大変ですが

通気工法i


こちらがバルコニーにある
上の通気層です



スマホがあれば
このように確認出来ますが



落としたら大変な
事になるので注意が必要です(笑)



ここで湿気が通気出来ないと
簡単に家がダメになるので



最低でも年1回位は点検と
清掃をした方がいいです




あとは

通気工法j

我が家でも使っている
タイベックシルバーです


今の住宅は
ほとんどこれを使っていると
思いますが


透湿防水遮熱シートという


防水と遮熱はするけど
湿気は通すよっていう
便利な商品です


昔はここに
普通のアルミシートを
張っていましたから


湿気は逃げないので
壁内結露の原因になりました




そしてタイベックの裏は

通気工法k


タイベックの下の合板も
今は湿気を通すようになっています



通気工法L


今使われる事が多い
ダイライトやハイベストウッドは
普通の合板に比べたら
3~4倍は湿気を通します










・とはいえ内部結露を煽りすぎな気もしますが



もちろんちゃんと
施工してないと
いけないのですが


いろんな工務店や
ハウスメーカーの
内部結露の写真が


結構煽りすぎていて・・・


外張り断熱のメーカーなんか
ここはチャンスとばかり


凄い腐りきってる
画像とか載せていますし・・・



実際解体した木材を見ても
そこまで凄いのは見た事がないですし



今の家は通気層は
当たり前にありますから


施主点検時にチェックして


良く分からなければ
工務さんに


「通気層ってどうなってるんです?」
って聞けば教えて貰えますし


住み始めてからも
塞がってないか年1回でも
確認すれば



どの工法でも
そこまで問題は
「今は起きないはずです」



解体している
ちょっと前の家だと
モルタル外壁が主流でしたので
(25~30年前くらいの家です)


通気1

石膏ボードにモルタルが
塗られていたり

透湿じゃないルーフィングが
貼られていたり


湿気を逃がすようには
考えられていません







通気2

こちらはちゃんと
通気工法していた家です




通気工法してあれば
ボードや防水シートが
張り付いている事はありませんが



中には実際に
そういう家もあります




今なら一般的な工法なので
そんな施工はないと思いますが



とはいえ実際に
通気層埋められて
作られた施工ミスの家も
あったりするんですよね・・・





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2019年12月27日






最近の施工はグラスウールか
もしくは吹き付け断熱が多いので


余りロックウールは
見なくなった気がしますが



解体するとグラスウール20軒あたり
1軒くらいはロックウールを使っています



ちなみに私の会社では


「断熱材」って言うと

グラスウールの事を指すほど


圧倒的にグラスウールが
メジャーですので


それ以外は少数派です



その中でも
ロックウールは見た目が

ロックウールa

非常にグラスウールと似ています






ちなみにグラスウールはこちら

ロックウールb

ほとんど一緒ですね




採用している工務店や
ハウスメーカーからは

「グラスウールより高性能ですよ」って

オススメされるらしいんですが



正直なところ

グラスウールとそれほど変わらず
また施工はもっと難しかったりします





・中身は別物です


外見は似ていますが


ロック=岩ですから
名前の通り鉱物繊維で出来ています



ちなみにグラスウールの
グラスは草じゃなくて
ガラスですから


素材は全然別物です




岩とガラスの一番の違いが
耐火性能で

ロックウールc
グラスウールは400度ですが
ロックウールは700度の耐火性能です



ただ、ビニールに覆われているので
それ以下の温度で
燃えた段階で黒煙が出てしまいますが






・性能は変わらないです


ロックウールを使うメーカーは

「グラスウールより高性能ですよ」
オススメしますけど


これは通常のグラスウールと比べた場合なので



今はほとんどが
高性能グラスウールですから
こちらと比較すると

ロックウールd


性能はほとんど変わりませんし



使う断熱材の厚みでも
断熱性能は変わってきますから



ロックウールの方が高性能とは
一概には言えません








・メリットが見つからなかった・・・




一応グラスウールよりは
吸音性がありますが


吸音は施工でも左右されますし



グラスウールもロックウールも
非常に施工が難しく


並の大工が作ったら
C値2以上になってしまいますので


こうなると吸音性も下がります



ちなみに吹き付け断熱と
ツーバイ、もしくは面材を使えば
簡単にC値2以下になります




グラスウールのメリットである
価格が安いって言うのも


ロックウールの場合は
グラスウールより高いですし



グラスウールより圧縮性が
悪いですから、さらに施工が難しいですし



耐火性能はいいらしいんですが



個人的に断熱材まで火がいってしまったら
その時点でアウトだと思いますし・・・


予算って言うのは
ものすごい大事ですから


予算の関係上グラスウールってのは
分かるのですが


わざわざロックウールにするなら
吹き付け断熱にした方がいいですし


これといって使うメリットが
思い浮かびません・・・




高性能グラスウールが無かった時代なら


こちらの方が高性能って事で
使う理由になったと思うのですが



もちろん希望のメーカーの標準が
ロックウールなら


わざわざグラスウールに変更する
必要は無いですが



オプション費用を払ってまで
変更する断熱材では無いですね


ロックウールe


ビル、店舗用の
吹き付けロックウールなら


施工、断熱、耐火と
色々メリット多いのですが・・・




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2019年09月23日





我が家で使った吹き付け断熱の
アクアフォームですが



施工マニュアルを見ると


防水シートa

防水シートに直接吹き付ける場合は
「たるみが無いようにして下さい」と記載されています



私が仕事で見る
解体するような古い家は


まだ吹き付け断熱は
無い時代の家ばかりですし



新築の家もコンテナ置いて
端材を回収しますが



新築の現場は

防水シートb

こちらは我が家の工事中ですが


ダイライトという耐力面材(構造用合板)を
貼っています


在来工法のほとんどのメーカーが
今はこのような面材を使っていますし


ツーバイフォーだと
当然合板を貼るので


防水シートc

このように木板に
吹いてく感じです



私の会社で行く現場では

直接防水シートに吹き付ける現場を
見た事が無いのですが・・・



「今どき防水シートに
吹き付ける現場あるのかなぁ」
と思いますが



昨年施工した方のブログで
このような施工もあったので


・在来工法で
・耐力面材を使わないで
・吹き付け断熱


このような家は注意が必要です


というか吹き付け断熱は
使わない方がいいです




合板を使わない場合
在来工法では

防水シートd

こちらも我が家の施工中ですが

これに外側の合板が貼られてない状態を
想像して頂ければと思いますが


ここに透湿防水シートを施工して
吹き付け断熱なら


そこに吹き付けをします





・透湿防水シート協会はダメな施工と言っています


防水シートe



 

透湿防水シート協会という
協会があるのですが



こちらでは防水シートに吹き付けないで
必ず面材などを貼って
そこに施工して下さいと言ってます



ダメな理由は通気層が
取れなくなるからですが




こちらが我が家と同じような施工例です

防水シートf


内側から


まず木材があって
そこに耐力面材(ダイライト)があって
その外に透湿防水シート(タイベックシルバー)があって

ここに空気の「通気層」があって

一番外側のサイディングになります


通気層は1.5cm以上が必要で


ここが無いと湿気が逃げれませんから
非常に大事なのですが





防水シートに吹き付けをした場合

防水シートg

防水シートにたるみが
無い状態で施工したとしても


重みや施工時の衝撃もありますし


そもそも目視で「たるみ」が無いか
どうかの確認だけですし


このように通気層が無くなってしまう場合があるので
防水シートに直接吹き付けるのはNGです








・施主さんが出来る事


まず、吹き付け断熱が希望なら

・ツーバイフォー
・在来工法なら面材を使う


このどちかの工法なら
吹き付ける合板があるので大丈夫です



自分の家がどのように施工するかは
契約前でも確認出来ますし

防水シートh

こちらはレオハウスのパンフですが


契約前でもパンフだけで分かる場合もありますし
施工内容は必ず確認してから契約期間すると思いますが


レオハウスもタマホームも
どんなに安いプランでも
面材は使っています


多少金額は上がりますが
面材を使った方が


施工が簡単ですし
気密も簡単に取れますので


費用対効果が高い工法ですね


元々ツーバイフォーなんてのは
素人でも建てれる工法として誕生してますので


特に、合板プラス吹き付け断熱は
余り職人の腕を必要としないですから


今はローコストでも
ほとんど使う工法だと思いますが
(面材で30万使う代わりに人工1人減るなら、その方が安いですし)


こちらを確認して
もし在来で面材は使わないにも関わらず


「吹き付け断熱のが優れている」
グラスウールから吹き付けに変えてはダメですので


このような場合は
グラスウールで施工した方がいいです





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2019年07月29日





前回の瓦屋根は涼しいですよって話の時に
「チラッ」っと書きましたが


瓦屋根にするだけで「夏は涼しくて、冬は暖かくなります」
http://reogress.net/archives/19024588.html




イマドキの家の場合屋根の断熱は


・屋根断熱
・天井断熱

この2種類があります

屋根断熱a

我が家は左側の「屋根断熱」になります


名前の通り
屋根付近で断熱するか
天井で断熱するかの違いです


昔はほぼ天井断熱でしたが
吹き付け断熱の場合は
ほとんどが屋根断熱になります





・お互いのメリット・デメリット色々あるのですが・・・


この2つの断熱ですが
「どちらが正解」とかありません


屋根断熱の工法している方は
自分の方が優れているといいますし


天井断熱も同じです


まるで在来工法と
ツーバイフォーの争いみたいですが


ちゃんと施工されていれば
どちらも問題ありません





・天井断熱は省エネで省コストです



夏の日でエアコンを付けている場合

屋根断熱b

(緑の線が断熱材で赤い線が天井です)


上が屋根断熱で
下が天井断熱の例ですが


屋根断熱は屋根付近で断熱しますので
天井裏はだいたい40度位に


天井断熱の場合は
天井裏は60度位になります


屋根断熱の天井は
石膏ボードだけですから


エアコンが天井までで済む
天井断熱よりも


屋根付近まで冷やさないといけない
屋根断熱の方が


エアコン代がかかります


どちらにしても
天井裏は暑いので


前回記事でも書きましたが
ガルバリウムよりも10度は温度が下がる
瓦の方が省エネにはなります


さらにグラスウールなら
屋根よりも天井に施工した方が簡単ですし



施工面積も屋根より小さいので
コストもかかりません



一方吹き付け断熱の場合は
標準が屋根断熱になりますので


グラスウール=天井断熱
吹き付け断熱=屋根断熱
というのが一般的です


かなり上手に施工しないと
屋根断熱にグラスウールっていうのは
難しいです
(斜めですし下から施工しますし)


省エネ、ローコスト、施工が簡単という事なので
特別な事情が無ければ


グラスウールなら
天井断熱の方がオススメだとは思います


我が家は屋根断熱ですけど・・・・





・屋根断熱で良かったと思った事


コストがかかると言っても
我が家は吹き付け断熱なので
標準が屋根断熱です



これ、疑問に思ったので
私の会社に来る
アクアフォームの施工業者さんに
聞いたんですが


「なぜ標準が屋根断熱なんです?」
と聞いたところ


「天井断熱も普通にあるよー」
という事でした・・・


なら天井断熱のがいいんじゃ・・・と思ったんですが

屋根断熱c

天井作る前に
吹き付け断熱するんで


多分屋根断熱のが
コストがかからないかと思います
(まとめて全部出来ますからね)



なので新築の場合標準は
屋根断熱という事なので・・・


結果的に屋根断熱になりましたが


屋根断熱d

何度か書いていますが
夫婦と子供が1人の時に家を建てて


まさかの妻が43歳で
2人目が生まれましたので
嬉しい誤算なのですが


元々客間兼荷物置き場として
利用する予定だった部屋が


子供部屋になります


現在この部屋に
ほとんど使わない荷物や
雛人形、5月人形などを置いていますが


数年経ったら子供部屋になる時に


屋根断熱のおかげで
「屋根裏部屋」が簡単に出来ます



大工さんに聞いたところ

「屋根断熱で柱そのままなら
5~6畳なら20万円ちょっとで出来るよー」という事なので


将来、屋根裏部屋で使いたいという方なら
屋根断熱の方がオススメです
(逆に言えば天井裏を使わないと損する工法・・・)


天井断熱なら、断熱材を敷く工事もあるので
100万円はかかるという事なので


本当に屋根断熱で良かったです








・我が家の屋根断熱の施工


屋根断熱ですと湿気を逃がす通気層を
断熱材と野地板の間に作るので

屋根断熱e


まず吹き付け断熱の施工前に
内部結露防止の為


通気層を確保するので
スペーサーを取り付けます


屋根断熱f

こちらがアクアフォーム純正の
スペーサーで「アクエアー」




屋根断熱g


こちらは屋根側がアルミで
遮熱能力が高い「アクエアーシルバー」



屋根断熱h

遮熱効果は結構あるので
使うスペーサーを確認して

予算に余裕があれば
アクエアーシルバーにしましょう


まあ我が家もそうですが
値段差がそれほどないので


ほとんどのメーカーの標準が
アクエアーシルバーの方だと思います


屋根断熱i

こちらが吹き付け断熱前の我が家です


スペーサーが反っていたり、歪んていると
通気層が確保出来ないので
吹き付け前に確認をした方がいいです


屋根断熱j

拡大するとこんな感じです



吹き付け断熱後では
確認が出来ませんから
よく確認しましょう





・という事で普通に使うなら天井断熱かなぁと・・・


「屋根裏使う以外に屋根断熱のメリット無いの?」って


大工さんに聞いたら


「天井斜めに出来るよ」って言われたので


将来子供がロフト欲しいって時には
いいかも知れませんが


そうじゃなければ
天井断熱の方が良さそうです


ただ私が希望した
吹き付け断熱の標準が
屋根断熱ですので


選びようがないのですが


せっかくの屋根断熱なら
予算があれば天井を斜めにしても
良さそうですね
(我が家にそんな予算ありませんでしたが)



canvas

勾配天井にすると豪華に見えますね
ロフトも施工しやすいです



逆にグラスウール施工で
将来天井裏を使う予定が無ければ
天井断熱にしましょう
(標準で天井断熱だと思いますが)




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