2022年08月08日







「アクアフォーム使うと
火事の時に燃えやすいし
有毒ガスが大量に出て
凄い危険だから使わない方がいい」



という意見が結構多く



先日SNSでも
色々と議論させて頂いたのですが

アクアフォームa


これは建築現場で
余ったアクアフォームですが



これを私の会社の焼却炉で
燃やすんですけど



よく考えたら
アクアフォームを
燃やす仕事している人なんて
ほとんどいないですし(笑)




アクアフォームa2


各建材の成分や引火点
燃やしたらどう変化するってのも



ハウスメーカーや工務店は
知る必要もないですが



私は覚えないと
いけないので



工務店さんよりは
ずっと知識はありますから
以前もちょっと書きましたが




・火事の際の誤解と


・別に無理に使う必要はない
 理由を詳しく書いていきます






・火に一番強いのはグラスウールで間違いない


webサイトやYoutubeなどで


「アクアフォームや
セルロースファイバーは
燃えにくい」と言って






ライターやガスバーナーで
燃やす記事って多くて


このセルロースファイバーの記事や




https://www.youtube.com/watch?v=c-yTvGIQGhU



アクアフォームの動画など



両方とも燃えないというか
火を付けてもすぐに消えるんですけど



これは余り実験にならないんですね



温度はそれなりに
ライターでも高温にはなりますが


それでも火事より低いし
なにより時間と火の量が少なすぎます




例えば

アクアフォームb



お寿司の炙り作って


火が出なかったから
寿司は燃えませんって
言わないと思うんですね(笑)





それでは
うちの会社みたいな

アクアフォームc


こういう焼却炉ですね


これだと
アクアフォームも
セルロースファイバーは
もちろん燃えますし



アクアフォームd


グラスウールだって
燃えます



「グラスウールは燃えない」って
信じない人も多いんですけど



当たり前ですが燃えます



ガラス繊維だけなら
溶けるだけで燃えませんけど



フェノール樹脂なども
混ざってますから燃えてしまいます




樹脂が混ざっているから
ガラスと違って
色が黄色かったりします




そして
年に1回位は

アクアフォームe


火災現場の現場片付け
仕事がありますが




グラスウールでも
石膏ボードでも
全部燃えちゃいます




同じような
実験をグラスウールメーカーも載せて

アクアフォームf


弱い火と温度だと
グラスウールの方が強いので



「グラスウールは燃えにくい」って
アピールしますが




実際の火事は
温度が1,000℃以上あるので



アクアフォームg


公式でも言ってますが
グラスウールでも
燃えてしまいます



ちなみに会社で使っている
焼却炉は
1,500℃とか火事以上の温度も
可能ですけど




500℃以下は

アクアフォームh



一酸化炭素などが出て
一番危険な温度



・800℃以下でも
 ダイオキシンが出ますが


・1,000℃超えると
 逆に窒素化合物が出て



これはこれでよくないので
900℃前後に設定しています



まあ、どの断熱材も
もっと燃えにくい

アクアフォームi


石膏ボードの奥にあるので



1,000℃で15分耐えれる
石膏ボードが燃えるような状態なら
どの断熱材も意味はありません



なので「火には強い」と
言いますが「火事に強い」なんて
言わないですね




実際に火災現場は
全部燃えていますし・・・








・工場火災とは種類と作り方が違います



次は
結構勘違いしている人が
多いので



是非とも
違いを分かって欲しいですが



吹き付け断熱
否定派のサイトって
ほとんどがウレタン断熱材を
使った工場の火災を例に出しますが




そもそも工場などで火災にあった
ウレタンと戸建てのウレタンは
成分も作りも別物です


アクアフォームj


これは今年あった
工場の火事ですね


ここ数年で
吹き付け断熱を使った
工場の火災が何軒かあります



この仙台の火災は


解体現場なので
既に石膏ボードは無い状態で
断熱材がむき出しで


工具を使う際の
火花が引火したそうですが


・戸建てなら石膏ボードがありますし



・ウレタンが燃えると
 有毒ガスが大量に出て死ぬみたいなのも
 多いんですけど




アクアフォームk



これはウレタン協会のサイトですが



これだけ見ると
500℃以下から燃えて
一酸化炭素を出すので
危険っぽいんですけど



アクアフォームとかアイシネンは
このウレタンとは別ですね



戸建ての吹き付け断熱は
硬質ウレタンに
難燃性の素材を混ぜます



実際に公式サイトを見ると


アクアフォームL


硬化性プラスチックの
引火点は410℃ですが


この温度で
既に燃えるように作ってて
二酸化炭素を出して炭になっちゃいます



なんというか
簡単に説明すると


「木みたいに
頑張って500℃ほどの温度に
耐えて一酸化炭素など
有毒ガス出しちゃう位なら
安全に燃やしてしまえ」
という造りですね



そうは言っても
裸のグラスウールなら500℃位だと
コゲても燃焼はしないので


たしかにグラスウールの方が
耐火性能は高いのは間違いありませんが



戸建て用のウレタンが
有毒ガス出すってのも間違いですし



だいたい本当に
そこまで危険な商品なら
うちの会社で燃やしません(笑)




後ですね
「工場 火災」で検索すれば
分かりますが


吹き付け断熱使っている時だけ
めちゃ危険って言いますけど



グラスウール使っている工場も
普通に火事はあるというか
こっちの方が件数多いですからね





そもそも実際の火事は1,000℃超えますし



昔の家みたいに
石膏ボード使ってないなら
別ですが



今の家なら
ボードは使ってるので
差はないですね




後、貰い火の外側からの火事の場合は
石膏ボードは無いですが


アクアフォームm



外壁と構造用合板があるので
まあ普通に逃げれるとは思います










・別に性能が優れている訳じゃないです



仕事でアクアフォームを
燃やす立場として


「別に火事だからって
アクアフォームが劣ることは無い」

分かったので私は使っています



・石膏ボードがあって


・万が一燃えても
 炭化しちゃうので


否定派が言うほど
危険な商品ではないのですが

 

・普通に考えれば
 グラスウールと断熱性能は同じ


・しかし価格は高い


・実際にグラスウールよりは
 低い温度だと燃えやすい



この辺は間違ってないので


こんなもん本来なら
使う必要は無いんです





SNSで
工務店さんとも話をしましたが


アクアフォームn


「まともな管理と職人の教育さえできていれば
吹き付け断熱なんて使う必要は無い」



もうね
本当にその通りです



こちらの工務店さんは
最近流行の「エセ」高断熱工務店じゃなくて


何年も前から
高断熱専門で経営されてますから




当然グラスウールだけで
吹き付けを使う必要が無いと





しかし、実情は
「グラスウール 施工不良」で
調べるだけでも


アクアフォームo


素人がパッと見で
分かるレベルから



ちょっと詳しくないと
見抜けない施工不良まで
たくさん出てきます



さらに厄介なのが
「手抜き」じゃなくて
「正しい施工」を知らない大工さんも
たくさんいる事です



施工不良の例は
SNS見ててもたくさんありますし



・高いハウスメーカーや

・表向きは高断熱な
 なんちゃって高断熱工務店の施工でも


たくさん施工不良があります



まして我が家みたいな
ローコストメーカーだと
完璧な施工に一発で当たる人なんて
割と少ないんじゃないでしょうか・・・



なので私は
実際に商品が火事には大丈夫で


一部の人はすぐに縮むとか言いますが
そんな事はないのも知っているので


吹き付けを選びました


未だに「気流止め?」
意味も施工も知らないような
会社さんなら



絶対に吹き付けの方が
手軽に気密、断熱が取れるし
いいと思います





まあ、ちゃんとした工務店さんの
意見だと



「そもそも
ちゃんと断熱施工出来ない会社選ぶな」
って
言われて



「だって、お金無いですもん」って反論すると



「じゃあ、もっと稼げばいいじゃん」って
論破されちゃうのですが(涙)


・・・・
・・・
・・



何度も言っていますが



・本当に信頼出来る工務店か


・自分で施工ミスが見抜けて
 それを注意できる人なら


グラスウールでいいと思います




5年前なら
自社のサイトにC値やUa値があれば
ちゃんとした会社だったのですが



今は
なんちゃって高断熱工務店も
多いので探すのも注意が必要ですけどね








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この記事へのコメント

1. Posted by ゼルビス   2022年08月08日 20:09
吹き付け断熱だと外部委託になるので外注費が増えてしまい工務店の粗利が減りますから、グラスウールにしたがる理由も分かります。

本音と建前はどの世界にもあるかと思いますが、施主にとっての安パイは吹き付け断熱だなぁと思いましたので私も吹き付け断熱にしました。

まぁウチはローコストなので気密測定すらしてないんですけどね(笑)
2. Posted by reogress   2022年08月09日 04:37
>>1
ゼルビスさん
コメントありがとうございます。

いやーローコストは吹き付け一択だと思います
アクア全部吹き付けるだけでミスなければC値1.5取れますし

5年前は高気密=1.5だったのですが
結局売りたい人の数値が高気密なので今では
この程度だと低気密扱いですけど充分だと思います

昔の実験の残りカスのアクアフォームとかグラスウールを
2年ほど物置に入れて縮む実験していますが
全く変わりませんし

そもそも簡単に縮むなら産廃処理に苦労しません(笑)

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