家づくりの話

2020年03月09日






新築で家を建てると
ほとんどの人が


「家の乾燥が凄い」という
悩みが出ます



一方で数は少ないですが
「全然乾燥しない」という人もいます



新築の高気密高断熱住宅は
乾燥するのが当たり前って風潮なので



なかには
「乾燥しないって事は
高気密高断熱になってないの?欠陥?」
心配している人もいます・・・



湿度a

ちなみに我が家は
かなり乾燥しますので



加湿器は2台動かしていますが
これにも理由がありますし


逆に新築なのに
乾燥しないから
それだけで欠陥なんて事もありません






・まずは地域差の違い



全国ニュースの天気予報で
「明日は乾燥に注意」なんて
言われると


どこも乾燥してそうな雰囲気ですが



実際は都道府県で
湿度の差は結構あります

湿度b


1~2月が
乾燥のピークだと思いますが



基本的に東京や
私の住んでいる山梨県は
乾燥している地域になります



湿度c

都道府県別の
年間平均湿度ですが


この年だと
山梨県は最下位


翌年も46位と
結構な乾燥地域になります


ランキング下位3県は
海無し県ですが


県の平均以外にも
自分の住んでいる場所で
湿度は人それぞれなので



全く同じ住宅を
作ったとしても
場所によって乾燥が凄かったり
そうでも無かったりします





・湿度計の違い



温度計に比べると
湿度計は割と
簡易に付いている奴も多く



そこまでアテにならない
湿度計も多いです





私のブログに
よく登場するこの湿度計

湿度d

これは表示が大きく
撮影には向いていますが


余り性能が良くないのです


amazonなどのクチコミでは
結構高精度なんて書かれてますが
それほどでもありません








私の場合皮膚が弱く
湿度に関しては
ちゃんとした湿度を知りたいので



普段は違う
湿度計を見ています

湿度e

リビングだけで
3台湿度が表示される物がありますが



真ん中の「みはりん坊W」という
温湿度計が一番高精度です




相対湿度だけじゃなく
絶対湿度まで測れる
便利な温湿度計です







A&Dは医療用の
測定器などを作っているメーカーで



みはりん坊Wは
値段の割に精度がいいと
評判です


スタンドが無いのと
反射しやすいので
ブログの写真には向いてないのですが



2,000円ちょっとですから
家の温度や湿度が気になる人には
オススメですし


この価格ではめずらしく
相対湿度だけではなく
絶対湿度も測定出来ます




右にあるニトリの
湿度計とは
表示が7%も違っていますね
(電波時計なので時計は一番正確ですが・・・)


この写真を撮った時は
夜帰ってきて
エアコンを入れたので



急なエアコンの稼動に
安い湿度計では
対応出来てない感じです




逆に

湿度f

朝6時の写真では
ニトリとみはりん坊は
同じ数字になっていますが



左の湿度計とは
9%も違っていますね・・・




さらに安い
ダイソーの湿度計だと

湿度f2

同じ売り場の隣同士なのに
30%と46%になっています・・・


値段が高いからといっても
SEIKOとかは
時間は正確でも
湿度はおかしかったりしますから


ちゃんとした
測定メーカーの湿度計は
あった方がいいと思います



それでも複数台用意して
全部確認した方が
さらに間違いが無いかもしれません






・そもそも新築=乾燥は間違い



冷静に考えれば
新築だからって


何か湿度を
吸ってしまうような事は無いですし


まあ最初こそ
クロスや木材が
ほんの少しは吸うと思いますが


仮にある程度な量吸っていたら
ブヨブヨになって
カビだらけになってしまいます


調湿機能がある素材とか
色々宣伝してますけど


ほんの少しの差です


「昔の家は漆喰だったから
乾燥しなかった」なんて
とんでもない事言うブログありますけど


昔の家は
石膏ボードなんて使ってないので


壁紙や漆喰の裏は
土壁でしたから

湿度t
(築70年の母の実家は土壁です)


こちらは土ですから
調湿が結構出来ます



家の性能という面では
土壁はオススメできませんが



漆喰や珪藻土も
素材自体は調湿が出来ますが



・土壁=5cm~10cm
・漆喰など=数ミリ


なので厚み的に
調湿なんて
期待は出来ません


エコカラットは
割と調湿効果がありますが


それでも1cm弱なので
厚みが無さすぎですね・・・


家の中全面に貼るわけでも
ないですし


昔の土壁は今でいえば
部屋中全部をエコカラット5つ位
重ねているようなものですから




後は昔の家は
石油ストーブやガスコンロと
水を発生するものが多かったですが

湿度g

今はエアコンのみですから
ほとんどの家が乾燥してしまいます



さらに湿度計は通常
相対湿度ですから


昔の家は
ストーブ付近こそ22℃前後なのに



湿度計を設置している
ちょっと離れた所は
18℃とか
気温差があります


湿度h


気温25℃の相対湿度50%と
気温20度の相対湿度70%は
同じ湿度量です




同じ絶対湿度でも
気温でこれだけ変わりますから


湿度計の設置位置や
温度で簡単に変わります



今の家は
どこにいても暖かいですから
相対湿度は下がって見える事が多いですね



その為にも
絶対湿度が分かる
湿度計は便利です












・引っ越し前より乾燥しない家



新築なので
乾燥を覚悟していたら


前の家より乾燥していない
という方もいます



我が家の場合は


前のアパートは
石油ファンヒーターに
ガスコンロ


さらには温度も
低かったので


今の家よりずっと湿度は
高かったですが


前の家もほぼエアコンという
場合もありますし


第一種換気は
湿度交換もしますけど


吸気側の室外が
風通りが無くジメっとしていたら
天気予報などの湿度よりも
取り込める湿度は高くなります


このように


・建物の場所の違い
・湿度計の違い
・湿度計の設置場所の違い
・冷暖房方式の違い
・換気システムの違い


などなど家ごとに
条件は違うので


「他の人に比べて
我が家は乾燥しない」


という場合にも
余り心配になる必要はないです


「1年中湿度が平均より高い」
などの場合は


壁内結露とか
色々心配な面もありますが


そうじゃなければ
問題はないと思います





・ベストな湿度は?



冬の場合は
風邪やインフルエンザが
乾燥すると移りやすいので


湿度i


絶対湿度10~11をキープするのが
ウイルス対策ではベストです


もっと高いと
簡単にウイルスが
死滅しますけど


余り湿度が高いと
結露の原因になりますし
家にはいい事はありません



冬でも
絶対湿度7以下は
乾燥しすぎなのですが


湿度j



絶対湿度11をキープするには


温度が25℃なら
相対湿度は48%


温度22℃なら
相対湿度は57%


温度が20℃なら
相対湿度は64%です


相対湿度の表示だけだと
48%だとちょっと乾燥している気がしますし
64%だと加湿しすぎな気がしますが


温度によって
相対湿度はかなり変わるので


出来れば絶対湿度が
分かる方が便利です
















2019年09月02日





今回は何件か問い合わせを頂いてる
解体工事の話です



解体と廃棄物処理の会社にいますから
当然問い合わせも多いんですが(笑)



あくまでも個人ブログなので
宣伝はしませんが


まともな解体業者が
見つからないという方でしたら
個人的にご相談下さい(笑)



私の会社の場合は
ビルとか商業施設の解体の方が多いですが


個人の建物も解体もしますし


検討している解体業者が
ちゃんとしているかどうかの
アドバイスも可能です





・なぜハウスメーカーから解体工事をすると高いのか


業者に寄って若干違いますが


ハウスメーカーに依頼するのと
自分で直接解体業者に依頼するのでは
2割から4割ほど価格が違ってきます


ただ、解体業者は後述しますが
いいかげんな会社も多かったりしますので


そういった会社でしたら
ハウスメーカーから依頼するのと比べたら
半額以下になる会社もあります



ハウスメーカーから依頼すると
高い理由としては
こんな感じです

解体a

仲介料、手数料はもちろんですが
解体業者の管理料も含むので
金額があがります





・ハウスメーカーに頼むメリット


一番のメリットは


施主さんは高いお金を支払う代わりに
手間が減ります


ただの解体なら
解体工事が終われば当然終わりですが


今から家を建てるならば
解体工事というのは
あくまでも途中でしかありません




その為のスケジュール調整などを
別々に頼んだ場合


・ハウスメーカー 
・施主
・解体業者


この間に入ってやり取りをしないといけません



その点、ハウスメーカーに依頼すれば
施主さんは基本何もしなくて大丈夫です



まあ日程に関してはそれほど難しくもなくて
余裕を持ってスケジュールすれば大丈夫ですが


工事の範囲などは
細かく話し合った方がいいと思います



今ある塀、庭石や地中配管など
どこまでを解体するか等ですね



こちらも
分離発注したとしても
ハウスメーカーさんから
色々教えて貰えますし


ちゃんとしている
解体業者さんなら
色々と教えてくれますから



手間は増えますけど
そこまで難しい事はありませんが



ただハウスメーカーが
何もしないでマージンを取ってるだけじゃなくて


管理して、何かあった時の
責任も取るので


その分金額が高くなります
(それにしても値上がりすぎな気はしますが





・ちゃんとした解体業者の見つけ方


オススメの確認方法の1つは
「経営事項審査」を確認しましょう

解体b

一版財団法人 建設業情報管理センター
http://www.ciic.or.jp/



解体業を含む建設業は

「経営事項審査」というものを受けて
会社に点数を付けられます


当然私の会社も点数が付いています



こちらのスコアに寄っては
公共工事の入札に参加出来ないなどが
あります


解体c



会社名が分かれば
検索出来ます



解体d

ちなみに解体工事業の項目は
新設されたばかりなので
平成33年までは「とび・土工」で取っている業者もありますが
問題ありません



解体e

工事の評価点以外にも
経営状況や保険加入など
会社としての審査をしています


ただ、民間専門の場合や
小規模な会社の場合は


経営事項審査を
受けていないと思うので



その場合なかなか電話帳やネットで
調べても


どれがちゃんとしている会社か
良く分からないと思うので



その場合のオススメは
ちゃんとしたハウスメーカーの
解体をしている業者の
名前を覚えましょう(笑)







私の職場は廃棄物の処理場ですので
自分の会社以外の


解体業者のゴミもたくさんきますが


・〇〇工務店はこの解体業者
・〇〇ハウスはこの解体業者というのは
 だいたい決まっています


そして、ちゃんとした
ハウスメーカーの依頼を受けている
解体業者は


ちゃんとしている会社が多いです


さすがに名前は言えませんが


「あそこ、あの解体業者使って大丈夫なの?」
っていうハウスメーカーもありますので




かといって工事現場に行って


「直接解体依頼したいけど大丈夫ですか?」
と聞いても

現場の人は答えてくれないと思いますが


ちゃんとした会社なら
車や作業着に
会社名入っているので大丈夫です


作業中は邪魔ですけど
解体って余り残業が無いですから
(工期によりますけど


作業が終わって後片付けしてる時に
社名チェック位なら可能だと思います

解体f


解体したゴミを運ぶ場合には
許可を取った上で
必ず車に会社名を記載しないといけないので
車を見れば会社名は分かると思います





・問題あるところも「正直あります」・・・



ハウスメーカーなら
家が完成して終わりですが


解体業者は
物を無くせば終わりなので


なかなかいい業者と悪い業者が
分かりにくいのですが



本当に安い所などは
解体した廃棄物を不法投棄したり
する場合もまだ若干ですがあったりします


私の会社も決して
ボッタクリしてる訳ではないのですが


例えばサイディングや石膏ボードなどは
1立方メートルあたり20,000円の処分料金を頂きます



不法投棄すればその分が
解体業者の利益になりますが

解体g

当然違法ですので
逮捕や、処分取り消しになります



「〇〇県 解体業 行政処分」などで調べれば

解体h

過去に違法行為をした会社なども
分かります


法律違反していても
それでも安い方が良いって言うと困りますが


やはりそういう会社は
解体も適当ですから


地中ゴミなんかも
放っておかれたりする可能性もありますし


解体工事終了後に必要な
届け出をしないという
いいかげんな可能性も出て来ます





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2019年08月28日





先日ですが母親の実家に
お墓参りに行きましたが


母親の実家は
なんと築70年です!



戦後すぐに建てられた建物です
築70年a

古民家として誰かに
引き取って欲しい感もありますが


ちゃんと普通に
母親の姉夫婦と子供が住んでいます



そして、この家は
エアコンがありません!
(扇風機はあります)



そもそも70年前には
エアコンなんてありませんでしたから


よく「古民家は涼しい」って
言う人がいますけど



昔の家がどうやって暑さ対策をしてきたか
多少は参考になる部分もあります





・昔の家の標準装備「縁側で遮熱」


今の家はこういった
間取りにする方は少ないですが


縁側があります

築70年b

今は縁側なんてほとんど無いですが

居間と外の間に廊下を作って


軒だけでは不十分な遮熱を
廊下でカバーします

築70年c

この間取りだと
夏の太陽は居間には届かず


冬の角度が低い太陽の
日射は取り込めます


今の家で参考にするとしても


縁側は余りにも
贅沢な空間ですから
簡単には作れませんが


暑さ対策としては
軒を出すという事でしょうか


この時代だとCUBE系の家なんて絶対になく



窓サッシの性能なんて

築70年d

隙間だらけの木製サッシにシングル窓ですから



軒は絶対に必要で
さらに縁側でカバーしています





・コンクリート土間で「ひんやり」


この家が
性能は良くないのに
入った瞬間に「多少涼しい」のは

築70年e

玄関を開けると
コンクリート土間になっています


こちらは今の家なら
ベタ基礎だし床断熱も標準ですので


余り参考にはなりませんが
昔の家の知恵ですね


ただ暑さ対策って訳ではなくて


泥だらけの農作物置くので
その対策だと思いますが





・蔵や高い天井



こちらの家ですが

築70年a

外観は2階建てっぽいんですが
平屋です


天井断熱なんてありませんから
暑い空気は上に行きますので



高い天井と
築70年f

上のスペースを蔵として利用しています
(蔵に行く階段の角度が急で怖いです)


その為、蔵に行くと非常に暑いですが
居間はそれほどでは無くなります


ただ、これは昔の家の
気密の悪さがある分
天井を高くした方が効率がいいので
(上に空気が逃げれる隙間があるので)



今の家の高断熱でエアコン使用なら
天井は低い方が効率はいいですね



今の住宅は
家の中全部を冷やすという考えなので



もちろん見た目、開放感は
天井が高い方がいいですし


そこまで暑くない地域で
エアコンを毎日使う訳ではなければ
天井は高い方が涼しくなります








・冬は割と危険です・・・



この家は私が住んでいる甲府市から
2つ隣の南アルプス市

築70年f-2

それも山の方なので
夏の気温は甲府より若干低いので


まあ生活出来なくも無いのですが
(かなり暑いですけどね



そのかわり冬は寒いので
結構キツイです・・・


コンクリート土間なので
今は石油ストーブが


私が小さい時は
火鉢が2つほどあって


後は石油ファンヒーターに電気コタツと
若干の文明の利器を使っていますが


それでも寒いです


私が小学生の時は
電気コタツではなくて


炭のコタツだったので
注意しないと「大やけど」の可能性があったので
暖まるのも命がけでした



それでも寒いんですけどね・・・
築70年g

何しろ隙間だらけですから・・・



最新の木製サッシの高性能というのは
隙間が無いから高性能な訳で・・・


この時代の木製サッシは隙間だらけです



築70年h

後はトイレとお風呂も離れだったり
隣にお蚕の建物があったり


私が小さい時はヤギがいて
雨が降ると家の中に居たりと



色々とファンタジーな家なので
「じゃあ住め」と言ったら断ります


実際に古民家カフェとか
オシャレと思いますけど


あれは古民家風の現代の家ですから
ガチの古民家は住みにくいです





・という事で現在に参考になる事は


今の家で参考に出来る事と言ったら
遮熱だけですかね


縁側は簡単には作れませんが
軒は作れます


もちろん昔に比べたら
窓サッシの性能が段違いにいいですから


軒が無くても大丈夫なのですが
あった方が快適性はあがります


後は天井が高い方が夏は快適ですが


エアコン使う場合は
無駄な空間にも光熱費がかかります


エアコンはほとんど使用しない地域なら
軒の長さと天井の高さは
かなり意識して作った方がいいですね


コスパ考えたら
エアコン使う光熱費の方が


軒を長くしたりや天井を高くしたりで
対策するより安く済むとは思いますけど・・・



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2019年07月05日






一般の住宅で木造建築の場合
大きく分けると


・ツーバイフォー工法

ツーバイa



・在来工法

ツーバイb



この2つに分かれます
(鉄骨で作るヘーベルハウスや積水ハウスは除きます)


他にも色々〇〇工法って
言葉はありますけど


ツーバイか在来工法をちょこっと変えただけ
みたいな感じです


そして

ツーバイフォー工法の工務店や
建てた方は

「在来はよくない、ツーバイの方が優れてる」と書きますし




在来工法の工務店や建てた方は

「日本ではツーバイ工法は合わない」って書いてある


ブログが
非常に多いのですが


我が家は在来工法ですけど

「どちらで建てても問題無いですし変わりません」


その理由を現役の大工さんから
聞いたので説明します





・日本に無かった理由① 「湿気」


私の会社は解体ですから
基本古い家を解体しますので
(欠陥などあれば新築も解体されますが


ツーバイb-2

ツーバイフォーは日本では歴史が浅いので
在来工法の解体の方が圧倒的に多いのですが



ツーバイc


今は在来工法もパネル貼る方が多いので
こういった在来工法の家も少ないですが


昔は在来工法は
こんな感じで柱だけでした



ツーバイd

(レオハウスのパンフレットです)



昔ながらの筋交いと柱だけの
家は少なくなって


今は見た目だけではツーバイも在来工法も
似ているのですが


昔は筋交いだけでしたので
ツーバイフォー工法の方が
耐震に優れているので


アメリカよりずっと
地震が多い日本でこそ
ツーバイフォーの方がいいと思うので


色んな大工さんに
「なんで昔からこの工法無かったんです?」って聞きました


柱どうしを合板で留めればいいんですから
昔でも作れる技術はあるわけですので
ちょっと疑問に思ったので質問したのですが



その中で一番の理由は

「日本は湿気が多いから建てれない」という物でした


元々乾燥地帯の工法ですから
あっちは含水率が高いような木材でも
すぐ乾燥するんで平気ですが


日本ではそういうわけにはいきません


「なるほど、柱だけで組むのは湿気が
家の中にこもらないようになんですねー」


と話してましたが


今は壁も屋根も通気層を
作って建てますし



当然今は
さまざまな工夫があって

ツーバイe

普通の工務店やメーカーなら
乾燥基準を満たした木材を使いますし


ツーバイf

湿気を防いで
壁内結露もしないような
工夫もたくさんあります


逆に在来工法だって
今は高気密ですから


湿気が理由で
ツーバイフォーはダメというのは
今はありません



どちらの工法も
湿気対策は当然行っているので


湿気の理由でしたら
どちらの工法でも今は問題ありません
(ちゃんと施工が出来ていればの話ですけど





・日本に無かった理由② 「雨」



こちらも昔の大工さんは
非常に言いますが



ツーバイg

(ツーバイフォー協会の建築工程より)


ツーバイフォー工法は
下から上に順番に作らないといけないので


屋根が乗るのに
非常に日数がかかります



在来工法でしたら


上棟当日に
屋根の下地(野地板)まで
組み立てちゃいますし


遅くても
翌日には屋根にルーフィングという
防水シート貼りますから



工程見ても翌日までの2日間が
晴れていれば問題がありませんが


ツーバイフォー工法は
屋根を最後に組みますので


雨が多い日本では
難しいという理由と


万が一雨が降った場合に
①の理由の湿気と同じですが


日本は乾燥地帯じゃないので
ほっといて乾燥はしないので


日本では向いてない工法という理由です



こちらも、今の家は
ツーバイでも在来工法でも


工場で出来上がった材料を
組み立てるだけですから


非常に早く出来ますから
ツーバイフォーでも3日、4日ほどで
屋根に防水シートをかけれます
(もっと期間かかる所もありますけど


平均すると
在来工法の方が2日、3日短いくらいですので


梅雨時、夏季の夕立が多い時期以外でしたら
どちらの工法でも問題はありません


ツーバイh


我が家の上棟は
雨は降らなかったので
スケジュール通りでしたが


まっとうな工務店やメーカーなら
雨天なら延期にすると思いますが


木材の心配というより
雨の日の上棟なんて大工さんが心配ですし・・・



昔ほど
雨=現場休みって事もないのですが
ちょっと強めの雨なら休みますし
上棟は危険ですからしないと思います



ツーバイフォーでも在来でも
日数がそれほど変わらない今は


雨の対策は
ちゃんと延期する余裕が持てる
工務店次第という事になります


ブログ見てると未だに1週間とか
かかっている工事もありますので



万が一雨に降られた場合
「大丈夫」って言う人もいれば
「ダメ」って言う人もいます



毎日木材見てる私から見れば
少しの雨なら平気ですし

多めの雨でもちゃんと対処すれば
問題ないと思いますが


やはり高いお金出して買う家ですから


気分的には

家の中は濡れない方が当然いいですね


なんとなく水浸しってのも嫌ですし・・・


ツーバイガードとか
ちゃんと養生出来て入れば
問題も起きないんですけどね








・日本に無かった理由③ 「木材」



ツーバイフォーは辞めた方がいいって言う理由の
ほとんどが上記①と②の理由なので


今は問題が起こらないというのも
分かったと思いますが



変わったご意見の中に

「檜のツーバイ材なんて無いだろう(笑)」という方がいました


たしかに日本では昔から
家の木材=檜ですし


我が家のようなローコスト住宅でも
基礎部分は檜を使っています

ツーバイi

柱は集成材
間柱はスギですが


集成材なんてのも
昔は無かったですね


ですから家を作るのは
檜とスギだけでした


ツーバイJ

一方ツーバイフォーの木材はSPF材になるので
(米松とかモミです)


そんな木材も日本には
無かったのですが


ツーバイK

なんと檜のツーバイ材がありました



含水率とか品質とか
JIS規格に合うようにしないと
いけないので凄く高そうですけど


栃木県にあるハーフビルドホームさんという所で
名前の通り「ハーフビルド」なので
自分で出来る所はDIYしてという


ちょっと変わった工務店さんなので
こういう商品も出せるんだと思いますが


ツーバイフォーで普通に流通しているものは
SPF材ですが


こちらに関しても
ツーバイフォーと在来工法も
一部の高級メーカー以外は



輸入木材ですし
どちらが劣っているという事はありません





・なので在来もツーバイも変わりません



ツーバイフォー工法が
日本でも問題ないように発展して


逆に「在来工法は劣っている」
という意見も多くなって


一番の理由は

ツーバイフォーは壁で支えるので
柱で支える在来に比べて地震に強いというものですが


たしかに筋交いと
柱だけでは耐震性能に問題があるのですが


今の在来工法は
半分以上のメーカーは耐力面材を付けて作ります



ツーバイ1

タマホームは独自の面材を使ってます



ツーバイ3
レオハウスはダイライトを使います
ダイライトはこの手の商品では
かなり高性能なのでウリにした方がいいですが
名前が出て来ません
(もしかしてグレードによって使うものが違うのかな・・・)



ツーバイL

我が家でももちろん付いています


ダイライトは
昨年末あたりから半年ほど
在庫不足の為受注停止になりましたが
今は普通に在庫が出回っています
(その間は何を使っていたのかは謎です


ツーバイ2

桧家住宅さんも独自の面材です
ハイブリッド工法とか名前がかっこいいですね(笑)



ツーバイ4
アイフルホームさんは
「グランドスクラム構法」です
なんか凄そうな名前です




割とローコストな
メーカーを出しましたが
ほとんどが在来工法の場合
耐力面材を付けています





ツーバイm

この辺りも今はローコストメーカーでも
ほとんど行っていると思います


実際昔からある柱+筋交いだけの場合
職人さんの腕の差が大きいので


パネルを使った方が
容易に耐震等級も上げれますし


職人さんの腕の差も
出なくなります


お互いの工法が
日本でも問題無く住めるように


ツーバイフォーは日本の多湿多雨に対応して


在来工法も日本の地震の多さと
高気密に対応しています



なのでどちらで作っても
今はそこまで変わりません



ちなみに
我が家は在来工法ですけど


これは気に入った間取りが
当時候補に入っていたツーバイのメーカーでは
作れなかったからだけで


一応自由な間取りで作れるメリットが
在来工法にはありますが


これはローコストなツーバイでしたので
対応出来なかっただけなので


工務店、メーカーによっては
我が家の間取りも充分ツーバイフォーでも作れます





・という事で聞き流しましょう


色んな工務店、ハウスメーカーに行くと


在来工法の営業さんは
ツーバイフォーの短所を


ツーバイオフォー工法の営業さんは
在来工法の短所を


お互い言う場合もありますが



古い時代の話が多いので
話半分で聞きましょう(笑)



私も柱と筋交いだけの写真見せられて
「ツーバイのが安心ですよ」って言われたり


「ツーバイは雨降ると家がダメになる」って
言われたりもしましたが



「そうなんですね」って流しておきました



本当に問題になりそうな


ツーバイでしたら
上棟(という言葉もおかしいですが)から
屋根が付くまでの日数



在来工法でしたら
柱と筋交いだけでなく
耐力面材を使うか


後はどちらの工法でも

 
雨天時はちゃんと延期する
スケジュールを組めるかどうか
(ルーフィング付いちゃったら問題ないんですが)


これくらいは確認はしたほうがいいと思います


特に梅雨時や
台風時期は注意ですね


今回どちらの工法でも
問題ないと書きましたが


ちゃんとした施工をしたら
どちらでも問題ない

という話ですので




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2019年06月03日






妻の友人が
家を建てたそうで


先日遊びに行ってきたのですが

「木がいっぱいでモデルルームみたいだった」
という感想でした


値段は聞けなかったみたいですが
住友林業で建ててました


今回遊びに行った
友人の旦那様は


全国でも屈指の高い給料の会社で
働いてますので


かなり値段も高いだんろうと思います
(ちなみに私の倍近い年収だと思います)



ちなみに
高いa

住友林業のサイト見てましたが
たしかに見た目高そうな家ばかりなのでした



四季を愉しむって言うのが
夏の暑さと冬の寒さも想像してしまうので
嫌ですが(笑)



レオハウスとかタマホームには無い
「高級感」がパンフレット見ただけで
伝わってきました

高いb
家を建てた方は年収で私の倍はあるので


単純計算で
私と同じ生活してたら
600万円は余るので


我が家だったら
4年で完済出来ますね



こういう方は
ローコスト住宅とか
考えもしないと思いますが・・・





・2,000万円違っても断熱、気密性能は同じ?


今回の本題ですが


2,000万円の我が家と
4,000万円の家の性能が
変わらない家も多いです




正確に言うと


タマホームやレオハウスなど
我が家みたいな
総額 2,000万円ちょっとのローコストも


積水ハウス、住友林業などの
総額 4,000万円位する家も


気密性性能を表す
C値は余り変わりません・・・



それどころか
建てる家によっては我が家の方が
数値がいいくらいです



ちなみに
大手ハウスメーカーで
C値1以下って言ってるのは



一条工務店と
スウェーデンハウスだけで



積水ハウスや住友林業は
我が家より悪い
C値5.0以下と言っています


もちろん建てる家によって異なりますし
気密性の高いサッシや
吹き付け断熱で施工すれば


もっと値は下がりますが


気密測定もしないので
5以下という数値を公表しています


アクアフォーム施工のC値が2以下と
公表していますし


ツーバイ、もしくは
ダイライトなどのパネル工法でしたら
まあ悪くても2.0位だとは思いますから


実際に5.0って事もないかと
思いますけど







・一条工務店とスウェーデンハウスだけ別格です



大手ハウスメーカーだと


C値1以下と言っているのは
一条工務店とスウェーデンハウスだけです


スウェーデンハウスは値段も
一番高いですが



一条工務店なら
積水や住友林業よりも
安く建てれますから



値段=性能ではない業界になります



高いc

スウェーデンハウスは
この外観でC値1以下ですから

当然値段も高いですね・・・





・性能以外の値段が高い部分



もちろん2,000万円と4,000万円の家が
全く同じだったら


4,000万円の家は売れませんから


性能以外が色々と違います



今回高い家を
見に行ったので

妻に「高い家なんだからもっと違いあるんじゃない?」
と聞いても



「木が多くて、窓が大きくて
モデルルームみたい」としか言いません・・・



それで2,000万円も違うなら
安い方がいいじゃんって私なんかは思いますが



妻が言うには
「お金あるなら高い方がいい」って事で



じゃあ何が違ったかと言うと
住友林業のホームページに
実例があるのですが


canvas

これはたしかに
モデルルームみたいって言いますね



我が家の天井は平面ですし

高いe

一応ダウンライトにして
こだわりましたが
比べるとどう見ても安っぽい・・・



高いf

黒板になる壁紙と喜んでいますが
比べるとこちらも安っぽい・・・


まあ安っぽいんじゃなくて
安いんですが(笑)


引越ししてすぐに
プロが撮影していたら


もうちょっと見栄え良くなるかも
しれませんが


ただの貧乏人の
僻みなので書いてて悲しくなりますが・・・


レオハウスでもお金を掛ければ
見た目もっと豪華になりますが


4000-l

最初にもらったパンフレットの
施工事例です



性能が同じで金額も同じなら絶対こちらに
住みたいですが、当然高いです








・最近のローコストが高気密、高断熱を売りにしてる理由


リビングなどは家の中に入らないと
分かりませんが、当然外観も違います


高いg

見た目に
「うわ、髙そう・・・」って思いますね




高いh

こちらが我が家です・・・


仮に両隣が高いメーカーだと
ちょっと悲しくなりそうですね


当然ですけど

・キッチン
・トイレ
・お風呂

などの設備面も
モデルルームのように
豪華になります



私だって
同じ値段で売っていたら
間違いなく住友林業の方を買います



しかし断熱材やサッシなど
断熱と気密性能は
変わらないとしたら



私なんかお金無いですから
2,000万円と4,000万円で間取りと性能が同じなら
安い方にって思いますが


お金持ってたら
もっと見た目にこだわったかもしれません・・・


お金持ってないので
分かりませんが・・・



・・・・
・・・
・・


一条工務店や高断熱、高気密が得意な工務店の
価格を見れば分かりますが



住宅の性能を上げるのは
見た目を豪華にするのに比べたら
お金がかかりません



その為、タマホームやレオハウス
アエラホームなどのローコスト系メーカーも


最近は高断熱、高気密の割りに安いというのを
売りにします


この辺のメーカーを見た方なら
分かると思いますが


「この性能の割りに安い」ってのが
最近は多いですね



逆に見た目を高くするには
本当に値段があがってしまうので
ローコスト住宅では難しいですね





・金持ちは性能で悩まない?



これは、うすうす気づいてた事なのですが



今回家を建てた方も


自分の家の断熱材が
グラスウールか吹き付け断熱かも知らず



窓サッシもメーカー名は知ってますが
品番は知りません


このブログを見てる方は
多少なりとも調べている方でしょうから
信じられないかもしれませんが


こちらが
断熱材の話なんてしたら


「そこまで調べて建てるの?」って
驚かれます・・・



本当の金持ちは
こういう余裕があるから金持ちなのかとも
思いますが・・・



アクアフォームとアイシネンで悩んだり
APWのがいいのかなぁとか悩んだり


そういうのは一切無かったらしいです




ブログの数を見ても分かるのですが

高いi


住宅ブログの数って

実際の施工数に比べて
一条工務店の家が圧倒的に多いです



ブログ見て調べるような方ではないと
当然自分でブログも書きませんから



積水ハウスやヘーベルハウスあたりで建てる
お金持ちの方は


その点は余り調べないんだなぁと
思います



確かに暖房を付けても
寒いってくらいな低性能なら
問題なのですが



C値5以下だよって言ってる
積水ハウスなどでも


充分暖かいし夏は涼しいので
問題にはなりませんね


別にC値1以下って言うのが
オーバースペックとも思えませんが
(光熱費は安くなりますし)


そうじゃなくても
満足している方はたくさんいますし


注文住宅はまさに自由ですから
どこに予算を使うかは悩みどころですね


私みたいに使える予算が少ないと
もっと悩んでしまいます



まあ土地代抜いた総額が2,000万円
本体価格だと1,500万円ですから
そう考えると充分満足しています



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