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ローコスト建売住宅へ内覧、見学する際の「性能と施工」で大事なチェックポイント(2)建物内部編

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前回に引き続いて
今回も新築のローコスト建売住宅へ
内見行く際の
大事なチェックポイント


前回記事は
外壁、基礎などの建物の外でしたが
今回は建物の中に入ります



住宅性能に詳しくない
営業さんと一緒に内見に行くと

浴室は広くて新しいモデルだし
キッチンは食洗機付きですよ

などなど設備しか
アピールポイントを言わないんですが


そういうのは女性の方が詳しいというか
気になると思いますが


今回はそういう部分以外の
家の性能や耐久性など
絶対に大事な部分を中心に見ていきます

目次

・最初は玄関の建て付けと性能をチェック

最初は当然ながら
玄関のチェックです
開閉がスムーズかは
もちろん確認します


この時点で建て付けが悪いような
家はかなり問題だと思いますが・・・


閉まりにくいのは体感で分かりますけど
隙間がある場合は分かりにくいので
晴れている日なら
閉まった状態で光が漏れてないか確認します


そして大事なのは
玄関の性能です


こちらのドアは
LIXILのジエスタ2でした

我が家のドアと同じ性能です


正直ですね・・・
ローコストの建売で
ここまでのドアを使っているとは
思いませんでしたので
びっくりしました


断熱にこだわった注文住宅なら
もっと高性能なドアを選ぶでしょうけど
低価格帯の建売で
ジエスタ2は頑張っているし


後驚いたのが
キーレスのドアでした


未だに断熱仕様じゃない
キーレスでも無い
建売住宅も多いので
これは高ポイントですね


先程まで外壁の周りを
ずっと見ていて
建物内部に入って
最初の会話が

ほほう・・・
今って建売でも
キーレスなんて凄いですねー
(まず褒める)

そうなんですよ!
すごく便利だし
オススメです

キーレスは
TOSTEMなのでカザスですね
そうなると玄関ドアは
ジエスタですか?

そうですね
ジエスタになります

ここでジエスタなんて
商品名まで知らない
営業さんだと
設備や仕様に詳しくない可能性も高いし


逆に営業さんからしたら
「やべえ・・・面倒な客が来た」って
思うかもしれませんが
適当な事は言えないなってなると思います(笑)


収納とかは
実際に住む人が確認しますが
この辺は女性が決めた方がいいです


我が家だって
シューズクロークの使用率は
妻が8割で私が2割くらいだと思います(笑)


それほどまでに
女性は靴が多いし
収納も大事みたいです


男性は施工の雑な部分が無いか
ビスが止まってない場所は
無いかなどをチェックしましょう

・LDKは床下を確認する

続いてLDKに入ります
最近の家は
とにかく白いですね


フローリングまで白いと
傷は目立ちにくいですが
髪の毛とか汚れは
目立つかもしれません


購入する友人は
猫がたくさんいるので
傷が目立たない方がいい
白で丁度良かったと言っていました


動線や収納スペース
キッチンや冷蔵庫の位置などは
実際に使う女性の方が
確認した方がいいです


性能と施工での確認としては
床下点検口を開けましょう
正直ちょっと汚いですね・・・

床下も美装屋さんとか
掃除してくれるんです?

出来る限りは
掃除するようにしますが・・・

まあ綺麗だけど
施工が出来てないよりは
ちゃんと接着出来ている方が
ずっといいです


本来なら床下に入って
全部の断熱材施工を見たいですが


1時間しかないと
そこまでは見れませんし
床下に潜っていくのは大変なので


大事な要点の
4つを確認します


①は基礎の床に水がないか
確認してください


・配管からの水漏れ
・基礎の継ぎ目からの水漏れ
・施工時から水浸しで修復してない


などなどありますが
ここに水たまりがあるのは
根本的におかしいので
もしあったら購入しない方がいいです


②は隙間があって
光が届いていますが
これは通気パッキンという物で
これが正常な状態です


昔の家は
床下換気口と言って
こういう換気口がありましたが
今の家にはありません


・この方法だと
 基礎の隅など
 どうしても通気が悪い場所もあるし


・基礎に穴を開けるので
 強度も落ちるし


・土台の木材と基礎が
 接着しているので
 湿気から木の強度が
 落ちる原因になっていましたが


現在は
基礎パッキンを使い
この部分に隙間があるので
木は腐りにくいし
換気は全面するしで
非常に優れた工法です


30年前は
非常にマイナーな工法でしたが


阪神大震災の後に
地震に強い事が証明されて
今は8割程がこの工法です


どんなに耐震等級を上げても
木が腐ったら弱くなっちゃうので
現在はほぼスタンダードな施工です


後述しますが
玄関とお風呂以外は
この通気パッキンを使うので


床下から除くと
外の光が通るのが
正しい作り方です


③は床断熱に隙間が無いかと
④は基礎と土台の木の間に
束という金属があるのですが


・下はウレタンの接着剤で
 止まっていて


・上はネジかビスで止まってます


こちらが
接着剤がなかったり
土台とビスで止まって
なかったりなどを確認します

・浴室の床下も大事

続いて
洗面化粧台と浴室です
設備としては
洗面化粧台も浴室も問題ないですね


洗面化粧台は安い600ミリタイプだと
一面鏡で裏に収納がないですが
これは750ミリの三面鏡だし


浴室もLIXILのリデアで
スタンダードな1616タイプ


洗面化粧台の左側が
ちょっと隙間があるので

ここはシール処理出来ます?

これは現状渡しで
シールは打ちません

という事でしたが


これ位の隙間なら
すき間パッキンで
処理出来ます


それよりも見て欲しいのは
また床下なんですけど


普通ならLDKと浴室の脱衣場に
床下に行ける点検口がありますので


今回も床下を除くと
これはちょっと
隙間が気になります


分かりやすいように
我が家の床下で説明しますが


先程言いましたが
基礎と土台は通気パッキンを使って
通気していますが


玄関とお風呂だけは
気密パッキンと言って
通気しないパッキンを使います



これは浴室と玄関は
基礎断熱しますから
断熱した空気が逃げないようになので


我が家の浴室入口は
こうなっていて
こちらから配管は
通してなくて穴がありません


そして中を除くと

基礎に断熱材があって
通気パッキンを使っていないし
配管も隙間を埋めているので
光が漏れません


もう一度先程の画像を
確認すると
ここの隙間は
ちょっと直した方がいいです


まあ、これくらいなら
市販のウレタン吹き付けで
塞がるので問題無いですから


その事を友人に伝えたら
「買ったら直しに来て」と
言われてしまいました(笑)

・ローコスト建売は浴室の欠陥が多かった?

という事で
「ちょっと気になるよなぁ」と
内見中にツイートしたんです
そうしたらですね
「人通口があるだけマシ」とか


「うちのはもっとひどい」とか
情報を頂きまして


欠陥住宅記事とか見ると
人通口が無いとかいう
写真もあるのですが


「これは昔の話だろう」と
思っていたら


まずは
飯田産業の建売を
5年前に買った方
発砲スチロールのフタじゃなくて
グラスウールがあって
しかも半分は隙間あるので
意味ないですね・・・


しかし
色々とDIYで補修をして
断熱材を自分で敷いて
フタもしています


次に一番ひどいというか
思わず笑ったのが


東栄住宅という
こちらも飯田グループですね


ブルーミングガーデンという
名前で建売を売っている会社ですが
なんとフタも無ければ
基礎断熱もありませんし
通気パッキンのままだし
というか何もしていません(笑)


本人も
賃貸時代の方が
お風呂が暖かったと言いますし
これ、私なら裁判しますね・・・


というか最初から買いません


こういうのを見ていると
今回内見している建売は
ちょっと補修すれば大丈夫なので
問題無いような気がします


本来なら今回の家も
人通口開けて
中も確認するべきですが


今回は1時間しかなかったので
そこまでは出来ませんでしたが


本当に買うとなったら
引渡し前に確認はした方がいいです

・天井裏も出来れば確認したい

後ですね
床下とは別に
2階の天井にも点検口があるので


開けるとこのように
出典 : https://aplug.ykkap.co.jp/communities/9/contents/92
断熱材施工の確認が出来ます


既に壁の内部の断熱材は
確認が出来ませんが


・天井が丁寧なら
 壁も大丈夫って思えるし


・逆に天井が隙間だらけなら
 壁も疑ってかかります


1時間しかない内見で
脚立持って行かないと無理なので
ここまでは見れなかったですが


購入となったら
押さえておきたいポイントです

・気になる傷や汚れ、クロスの隙間は保証を確認

ちょっとした傷や
接着剤の汚れなどは


購入となったら
美装屋という清掃とか
修復をする業者が入って



その後に施主さんが
確認をして印鑑を押してから
引渡しです


こういう傷とか
この程度なら
全く分からない位になります


購入後に気になる箇所は
全部に付箋を貼っておくのが
基本ですが


そうはいっても見逃す場合もあるので
内見時から気になる場所は
どんどん写真を撮って
覚えておきましょう



後、木造住宅なら
木の収縮で絶対に出てくる
クロスの隙間
既に若干隙間が出てきましたが
さらに広がると思います


注文住宅の場合
だいたい1年か2年点検時に
補修すると思いますが


建売もこのような点検あるのか
確認したら


初回の定期点検が
5年目だそうで
これはちょっと遅いですね


というか建売は
みんなこんな感じなのでしょうか・・・


「じゃあクロスの隙間補修は
いつするんです?」って聞いたら


それはアフターで
いつでも連絡いただければ
補修しますって事で


なんか大丈夫かどうか
イマイチ分かりにくいですが
これも購入予定の方は
必ず確認した方がいいです

・換気システムやトイレの換気扇が気になる・・・

今の住宅は必ず
24時間換気があります
住宅で使うのは
第一種換気と第三種換気で


・簡単に言うと
 第一種は排気も給気も
 全部電気を使って強制的にしますが

・第三種は壁に穴を開けただけで
 換気します


さらに第一種は
熱交換と言って
外気温よりも
高い温度で換気できます


Twitterとか見ていると


・だいたいG1とか断熱等級4の性能でも
 夏も冬も快適とか言う人は
 第一種換気だし


・G2性能でも冬寒いって言う人は
 第三種換気って位に
 結構差が出ますが


第一種はそれなりに
高価なので
建売住宅だと3種換気がほとんどです


こちらも
普通の3種換気でした


これは想定内というか
普通コレなので問題ないのですが


ちょっと気になったのが
トイレの換気扇
トイレ自体はTOTOだし
タンクは普通にあるけど
自動開閉するモデルで
良かったのですが


換気扇が普通の換気扇です


トイレや浴室は局所換気になりますが
こういった
使ってない時は
シャッターで閉じるタイプもあって
ローコストな我が家でも
採用しているので
そこまで高くもないのですが


今の家は暖かいと言っても
ここに隙間が常に開いていると
トイレは寒くなります


まあ暮らし方や暖房の使い方は
内見前に聞いていますので


浴室やトイレまでは
暖房させないし
間取り的にトイレや浴室の
室温はLDKや寝室に影響しないので
ここは妥協します


というか第一種換気にして
シャッターも高気密にして
玄関や窓も性能を上げたら


これだけで安くても土地代含めたら
総額3,000万円超えてしまうのに


建売なら総額で2,000万円ちょっとで
買えるんですから充分です

・窓の性能も大事ですが・・・

続いて窓の確認です
まずは全部の窓を開閉して
建て付けが問題無いか
チェックします


ちょっとだけ住宅に詳しい人だと
「窓の性能が一番大事」とだけ言いますが
実際は建て付けの方がずっと大事だし


今まで見て来た床下や
換気システム、換気扇なども
非常に影響が大きいです


もちろん性能も
大事なのですが
物件のwebサイトを見ると
だたのLow-E複層サッシとしか
表記がないので


ここ数年は建売でも
アルミ樹脂は増えているそうですが


住宅の値上げ余波もあって
ローコスト系の建売は
またアルミを増えているとか
話しを聞いたので


ちょっと不安でしたが
実際に見たら
低価格帯では定番?の
サーモスLでした


とはいえこの価格帯では
頑張っている方ですし


5~6年前なんて
ローコスト建売では
ほぼアルミでしたから
充分だと思います


過去に
サーモスⅡHとサーモスLを
比較した記事があるのですが
数値以外の部分で
劣る部分も多いのですが


まあ気になるなら
内窓の補助金はまだ続くし
最初から樹脂トリプルにするより
高性能なのに安いから


住み方の説明を
している時に

今の家ってのは
エアコン制御なので
窓なんて開けないんだよ

冬は寒いし
夏の夜だって湿度が高いから
1年中開けないので
内窓あっても邪魔にならない

お母さんは
「 窓開けない生活なんて嫌」だって

という事なので


ぶっちゃけ窓開けるような
生活ならそこまで拘らなくてもいいし


かといって特に高齢者の人だと
いきなり生活習慣変えろって方が
温度が快適になるより
ストレスでしょうから・・・


ちなみに
サーモスLは
なんとなく予想をしていましたが


よく見たら
なんと
アルゴンガス!!


ジエスタの玄関とか
アルミ樹脂でアルゴンガス入りの
ペアガラスとか


土地代合わせて2,000万円台前半の
建売ですよ


注文住宅みたいに
土地代とか諸経費とか抜いて
計算したら建物価格は
1,500万円いかない位で
この性能ですから



色々と1時間見た結果として
「ここなら買っても問題ない」と
アドバイスをしました

・結論、最近のローコスト建売は凄かった

いやぁ・・・
まさかアルゴンガスですか


玄関もジエスタだったし
化粧台は750ミリで


最近の建売は
ローコストでも
凄いですねぇ

数年前まで窓はアルミでしたし
他もグレードが落ちていましたが


今年から全建物で
断熱等級5
UA値は0.55以下になっています

いやぁ驚きました



大手メーカーの
建売住宅の営業さんから
「UA値」とかすぐ出るのも
時代の進化を感じましたが(笑)


0.55なんて言ったら
内窓入れた我が家が
0.51ですから
ほとんど変わりません


それなら
リビング階段にして
吹き抜け作って


トイレも浴室も
エアコンが届く間取りにすれば
エアコン1台で全館暖房が
可能な気がしますが

そういうの望む
お客様は注文住宅にしますし

建売住宅の間取りは
一番売れている住みやすい
間取りですから

そこまで温度にこだわる
病気みたいな性格の人は
実際にはマイナーですからね・・・


ちなみに
色々と家を見ていたので
営業さんも


「こいつ何者?」とは
思ったんでしょうが

内装屋さんですか?

大工でも解体屋でもなく
内装屋ってのは
どういうイメージなのか
分かりませんが(笑)


今回見たのが
アイダ設計の建売で
「いろどりアイタウン」という
商品でしたが


かなり値段の割に良かったので
色々と設備やグレードを
次回記事でまとめたいと思います


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