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何故「高断熱高気密住宅」にピッタリな気化式加湿器が流行らないのか・・・

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ブログで色々と書いていて
何人かの人に


「ブログ見てタカラスタンダードにしました」と
言われると嬉しいのですし


中には
「ブログ見てレオハウスに決めました」
なんて言われると


責任の重さに
緊張しちゃいますけど(笑)


今回は
イチオシしてる割には
一切流行らない気化式加湿器です・・・
これ、今の高断熱高気密住宅には
本当にピッタリな加湿器のですが


どうも評判がイマイチなので


どんなメリットがあるかと
なぜ流行らないのか考えてみますが


ツイッターなどで
色々と意見を聞いた結果


古い家では
気化式加湿器って全然役に立たないので
昔の評判の悪さが原因でしょうか


しかし、今の高断熱高気密住宅なら

・過加湿しないので家の寿命は伸びるし

・結露しにくいし

メリットもたくさんあります

目次

・気化式加湿器のデメリット=高断熱住宅のメリットです

色々な加湿器のタイプ別に
メリット、デメリットを
書いてる記事も多いですが
 

まず多いのが
加湿能力が弱いって記事です


気化式は
水に濡れたフィルターを
風に当てて加湿しますので
仕組み的には
部屋干しをしている衣類に
扇風機を当ててるのと何も変わりません


スチーム式や超音波式のように
見た目に蒸気や霧は見えませんし


夏場の湿度が高いときに
部屋干ししても乾かないのと同じで


原理作用的に
凄い加湿量は出せません
 

それでも温度が20℃あれば
50%は普通に加湿出来ますけど


そこでニュースなどで
よく言われる
 

「部屋の湿度は60%を目安に」なんてのを
参考にすると


気化式は60%までは
なかなか上がりませんし


部屋の温度が低いと
絶対にそこまでは上がりません


乾燥を防いで
風邪などのウイルス対策には
20℃で50%あれば問題ないですし


今の高断熱高気密住宅なら
部屋の気温はエアコンだけで簡単に
家の中全部が22~24℃とかになります
22℃の時に
湿度が60%もあったら


絶対湿度11.6なので
やや加湿しすぎです・・・


家の寿命
木材の健康を考えたら
空気は乾燥してた方がいいですし


壁内結露とか良く聞きますけど
これも乾燥してれば
そもそも問題ないので


絶対湿度10前後がベストです


そして気化式加湿器は
仕組み的に湿度が
一定以上は上がらないので
これは物凄いメリットです


もう一つ
扇風機を当ててる状態ですから
「部屋が寒くなる」ってデメリットも
よく言われますが


高断熱高気密住宅は暖かいんですから
問題ありませんし


むしろ風が出るんですから
部屋の循環にもなります


一条工務店レベルの性能で
「リビングが結露した」なんて人は


湿度が高すぎるって場合がかなり多いので
加湿器を気化式にするだけで
かなり結露する人が減ると思います

・低気温と環境変化に弱い「気化式」は昔の家には無理です

他にも色々と
「気化式加湿器 デメリット」で調べたら
まあ、悪い評判ばかりですが(笑)


もうひとつ
こちらも気化式加湿器を
オススメしていません(笑)


色々と
加湿器の分かりやすい仕組みがありますが
気化式部分を一部引用しますと
・気化式加湿器は温度が20℃以下だと
 加湿能力が30%程度になり


・気化式加湿器を十分に働かせるには
 室温を20度以上に保つ必要があり
 これでは加湿器の消費電力は低くても
 暖房費に余計な出費がかかりますので
 ちっとも経済的ではありません。


・また、同じく雨の日の洗濯物が乾きにくい様に
 気化式加湿器は湿度60%に近づくと
 それ以上加湿するのが困難になります


まあ「使い物にならない」評価なのですが


昔の家は
家の中全部を20℃以上に保つなんて
無理でしたから
こういう評価なのですが


今の高断熱住宅は
普通に20℃以上ですね


そして気密性能も高いですから
湿度も逃げにくいので
20℃以下で30%なんて事はありません


そして50%を超えると
それ以上は加湿出来ない
この仕組みを
理解して貰えれば分かりますが


今の高断熱高気密住宅にとって
メリットしかありません


室内の気温が高いですから
湿度50%あれば充分だし


・それで暖めませんから
 電気代も低く


・熱くないので
 子供にも安心なので
 私がイチオシしています

・でも無理な人は無理かも(笑)

とにかく気化式がオススメって事を
ツイッターなどに色々書いてたら


「あー私には無理」って人がいて
一番の理由は
10日に1回
フィルターを洗わないとなりません


さらに2~3年に1回は
フィルターを買い換えないとなりません・・・


メーカーサイトでは
・フィルターは10年交換不要

・月に1回水で押し洗いだけでOK


このように記載してありますが
これは1日8時間使った場合なので


我が家ですと
24時間入れっぱなしなので
3分の1に短縮されちゃいます


それでも
「水洗い位は簡単に出来るだろ」って
私は思いますが
面倒と思うかは人それぞれですしね


後は
イオン除菌ってのと
もう一つ
パナソニックの得意機能


効いてるんだか
効いてないのか分からない
ナノイーも搭載してますが


こちらは運転停止中にしか
働かないので
24時間稼動させている場合は
無意味ですね

・一番の問題「Panasonic」のやる気の無さ?(笑)

やる気が無いのか


加湿器なんて新しい機能も
今更出てこないからか分かりませんが


毎年特に新機能も無く
ひっそりとパナソニックのみ
気化式を作っていますが


現在シェアNo.1はダイニチです


ダイニチは気化式にヒーターが付いている
ハイブリッド式ですね
基本は気化式で


気化式の弱点である
加湿が弱いってのを
最初はヒーターで
暖める事で対応しています


今の高断熱住宅でも
家にいる時しか
エアコンを入れない家庭とかだと


共働きで昼間は家にいないと
帰宅したら20℃以下の場合もあるので
うまく弱点を補っていますし


ダイニチも基本は気化式なので
・フィルター清掃は必要で

・さらにワンシーズンに1回の交換なのですが


本気でシェア取りに行ってるからなのか
その辺は分かりませんが
フィルターが安いです
純正で1,600円


一方パナソニックは
だいたい値段が3倍します・・・


今の高断熱高気密の家なら
ヒーターは要らずに
気化式だけで大丈夫なので


パナソニックにも
もう少し色々頑張って欲しいんですが

・加熱しないから
 子育て家庭には安心ですし

・電気代も一番掛からないメリットもありますし

・24時間点けていても
 ずっと50%をキープ出来る


唯一の方式が気化式なので


「高性能住宅には気化式」
みたいな広告をパナソニックは
したらいいと思います


昔の家だと本当に
役に立ちませんけどね・・・


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コメント

コメント一覧 (2件)

  • すっごくためになりました。ハイブリッド式がいかに電気代を食っていたかがわかりました。加湿量900ml/hで一冬あたり2〜3万くらいはかかっている感じですね。

  • >>1
    ずずさん
    コメントありがとうございます
    容量にもよりますが
    8畳用で24時間使った場合
    気化式だと約300円
    ハイブリッド式は約3,000円ですね
    ハイブリッド式は
    家の気温で変わるので
    今の家だとそこまで変わらないと思いますが
    ヒーター式ってのは
    浴室暖房と同じなので
    結構電気代がかかってしまいますね・・・
    家全部が温まりにくい
    昔の家ならベストチョイスだと思います
    http://www.smart-tech.co.jp/column/power-saving/kashituki/

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