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室温が18℃以下になると脳卒中、心筋梗塞になりやすいという嘘と本当の予防方法

久しぶりに 怒ってるというか 相変わらずのミスリーディングで 「人を不安にさせて販売しよう」っていう 新興宗教と同じで 私の一番嫌いな手法なんですが 今回は

「高性能住宅に住むと 医療費が減って得になる」という話なんですが これだけならまだいいんですけど 中でも多いのが 「高性能住宅で家が暖かくないと 脳卒中、心筋梗塞で亡くなりやすい」という トンデモ理論なのですが

数少ない難病系住宅ブロガーとして(笑)
血圧などは普通の人より相当気を使っていますし
こういう病気で人を不安にさせる手法は
大嫌いですから
いかに間違っているか書いていきます
目次
・脳梗塞、脳卒中の原因は家の温度の関係?
脳卒中と脳梗塞
くも膜下出血の違いですが

脳卒中という症状の種類で 脳出血、脳梗塞、くも膜下出血があります 今回は全部まとめて 脳卒中の話をしますが SNSやブログなどで最近多いのが 「室温が18℃以下だと脳卒中 心筋梗塞で亡くなりやすい」という話しです 「18℃ 脳卒中」で検索すると 色々と出てくるのですが

どうやら
テレビでそのような事が流れたらしく
実際の番組でも

たしかに18℃と明確に温度が書いてあります
・脳卒中、心筋梗塞は予防可能な病気
なんで18℃以下は危険って間違った 話しが出たのかは原因があるのですが こちらは後述しますけど まず、脳卒中は予防が 充分可能な病気です 絶対に住宅関係者よりも病気には詳しい 厚生労働省や日本脳卒中協会でも 「予防できる病気」と書かれていて こちらは 日本脳卒中協会のサイトですが

「脳卒中の9割は
10個の危険因子と強く関連しています」
「そして脳卒中は予防できます」
という事で
高血圧、運動、バランスの取れた食事
肥満、喫煙、飲酒など10個の原因が書かれています
高性能住宅に住むと
禁煙や禁酒が出来て運動不足も解消されるなら
それは凄いんですが
残念ながらそういう事はないので(笑)
「脳卒中になりにくい」の根拠は
1に書かれている高血圧です
高性能住宅で家の温度差が少ないと
血圧が下がるので脳卒中になりにくいという話しです
・高性能住宅は血圧が下がるというのは本当?
脳卒中の原因の一つに高血圧がって
この高血圧予防で
住宅性能が絡んでくるのですが
こちらは去年
難病のネフローゼ症候群で
入院中に書いた記事
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「なんで健康に気を使うお医者さんが
高断熱高気密じゃないヘーベルハウスに住むんだろう」という
疑問だったのですが
先程のテレビ番組や
工務店のYoutubeなどで言っている
高性能住宅=血圧が下がるの根拠は
慶応大学の研究実験があって

「高断熱住宅が高血圧患者を減らす?」と書かれていますが データ見て貰えば分かりますが 高断熱と呼ばれているデータでも 居間の平均室温が14.7度しかありません 決して高性能と言えない 一部の工務店からは低性能とまで言われる

Ua値0.51でG1性能の我が家ですが
寒くて外が氷点下の早朝だって

・エアコン1台だけで リビングは23℃前後 ・暖房が届きにくい寝室や ・廊下の先にある脱衣場だって 20℃以上はありますから 平均14.7度が高断熱な実験ですから 我が家は充分すぎるほど高断熱だし だいたい今の家なんて 新築ならどんなに安い家でも 断熱等級4はあるから 14.7度以下って事は有り得ないと思います それを知らないで言ってるのか 知っていても宣伝の為に言っているのか 3,000万円近くするような G3性能の高性能住宅じゃいと 脳卒中、心筋梗塞なると脅してるのでタチが悪いです しかも この研究結果自体が元論文を見ると

断面調査なので真に影響について言及するには追跡調査が必要 慢性的な影響も有する可能性が示唆された
という まだ可能性の話しです
・厚生労働省やWHOが言う本当の脳卒中予防
・脳卒中の9割が 10個の危険因子が原因で ・その中の1つ 高血圧は高性能住宅で 防げる可能性はありますが 実験データは18℃じゃなくて 14.7℃で充分高断熱 これだけでも 高性能住宅なら脳卒中が防げるってのは 嘘じゃないけど大げさ、誇大表現ってのが 分かりますが そもそも高血圧の予防自体が 家の温度よりも大事な事があって こちらは 日本脳卒中協会のページ

効果が実証されていなかったり、経費がかかったり
間違っている方法は、経済的に無駄なことなので、行うべきではありません
「既知の予防方法を確実に実行しよう」 と書いてありますが 今から住宅を買おうって人は この辺は全然詳しく無いと思います 健康じゃないと団信に通らないから 住宅ローンが組めないので 詳しくないのは当然ですが 厚生労働省が書いてる 予防方法とは

「脳卒中になる最大の原因は高血圧で
予防のために、まず行う事は減塩です」と書かれています
塩分を取り過ぎると
体内のナトリウム濃度が上がるので

体内で溜め込む水分量が増えるので
血量が増えて血圧も上がります
どれくらい違うかというと

塩分1gで血圧が1mmHg下がりますから
ラーメン1杯食べるだけで8mmHgほど上がります
他にも肥満を治す
禁煙、禁酒、運動などが
既知の確実な予防方法です
・18℃以下は危険と言われるようになった原因
先程の実験データには
どこにも記載がない18℃という数字の根拠は

WHO発行の ハウジングガイド こちらに 「18℃以上の室温で生活すると健康だよ」って 記載されています なんと言っても 世界のWHOですから 権威もあるし これが一人歩きしてるのが 現状ですが 中身を見ると

「エビデンスは不十分だけど 寒い家を暖めた方が健康なのは 間違いないから最低でも18℃位がいいよ」 という風に WHOもエビデンスは不十分と記載されています そもそもWHO発行なので 全部で130ページほどあるのですが メインは貧困国や貧困層や ちゃんとした家に住んでない人などで

なんでも 「日本の住宅は遅れている」なんて言って 欧米のマネしろと言いますが ヨーロッパの15%は 雨漏り、土台や床などが 腐っている家に住んでいるそうです 過去記事に書いた
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嘘記事が多いって話しと同じですが 外国のデータって ちゃんと読まない人が多いから いくらでも自分の都合のいいように 改変出来るんですけど こちらも誤引用というか 都合のいい箇所だけ切り取りが多い BBCのデータ
こちらの実験で 10℃気温が下がると

血圧が99mmHgから 110mmHgに上昇したのですが この実験は 21℃から10℃まで下げた場合なので そもそも日本の住宅でも 10℃まで下がるような 昭和時代の家で無暖房って事はないと思うし 仮に室温が10℃って家があったとしても そもそもこの実験は

10℃の室温で
半袖、短パンなんです
猫だって寒ければ
コタツやストーブに近づきますが
人間はもっと賢いので
寒ければ厚手の服を着るし
布団や毛布を掛けて寝ますから
ここまで血圧は上がりません
・心筋梗塞も高断熱住宅では防げない
原因のごく一部の事象だけを切り取って 大げさに言っているというのが 分かったと思いますが これは心筋梗塞も同じです こちらも厚生労働省のサイトから

心筋梗塞は血栓が出来て血管が詰まる病気ですが
こちらも予防は
脳卒中とほぼ同じで
3大危険因子が
喫煙、コレステロール、高血圧です
予防も脳卒中と似ていて
禁煙、禁酒、塩分を控える
運動、ストレス解消と記載されてますが
違う事と言ったら
心筋梗塞は飽和脂肪酸のとりすぎというのもあります
・不安を煽る商法は本当にやめてほしい
元々、5年前は 「高断熱住宅は光熱費で元が取れるから得」という 話しが凄い多かったんです 5、6年前は ・我が家みたいなG1,ZEHローコストと ・G2,G3の高性能住宅では 光熱費で元が取れるから 高性能住宅の方が得ってのが 売る方の工務店や 実際に買った人がみんな言っていて 特にローコスト以外でも ライバルになる大手ハウスメーカーが そこまで断熱に力を入れてなかったので これが売り文句になっていました
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最近はローコストメーカーも性能が底上げされまして標準仕様でもUa値で言うと0.6~0.5位のZEH仕様からG1レベルが増えました我が家もG1レベルあるので分かりますが実生活…
こちらも6年実生活で 貯まったデータもありますし 昔はローコスト住宅の ブロガーさんって 見栄とか恥ずかしさなのか 少なかったんですけど 今はローコストでも発信してくれる人も増えたので 性能で光熱費の元は取れないのは 皆さん分かってきたみたいですが なので最近の宣伝文句は光熱費から 医療費へシフトしてきたみたいです というか 光熱費ならまだいいんですけど 「高性能住宅じゃないと 健康に生活出来ない」みたいな言い方は どうかと思います いつも言ってますけど 性能が良ければ 無暖房の期間が増えるでしょうし 快適なんでしょうから それを売りに宣伝すればいいのに ・元が取れて得とか ・病気になるとか やってる事が 新興宗教と同じなので 例えば こちらは某新興宗教で

手かざしすると 色々と治るそうです 信じる信じないは置いておいて 先程の脳卒中や心筋梗塞の予防には

ストレス解消も効果があります 家庭、仕事での心理的ストレスが この「手かざし」を信じていて 解消される人なら ・脳卒中の予防10個のうち「一つ」に 高血圧予防があって ・その高血圧予防の一番の効果は減塩と 書いてあるけど それ以外の「一つ」に 家庭、仕事でのストレス解消がある それを解消出来るなら 宗教も効果があるって事です これを高性能住宅に置き換えると ・脳卒中の予防10個のうち「一つ」に 高血圧予防があって ・その高血圧予防の一番の効果は減塩と 書いてあるけど それ以外の「一つ」に 室温が暖かいって事がある しかし、その実験も14.7℃で 充分高断熱と書かれている実験で 海外の実験では半袖、短パンと 実生活とは余りに違う実験ですから これで 「高性能住宅じゃないと 病気になりやすくて医療費で損をする」とか 売る方もここまで 知らないで言ってるならいいですけど この内容を全部知っていて言ってるなら まさに宗教と同じです・・・
・とはいえ寒いと本当に健康に良くないのは本当
ちゃんと全部読んで頂ければ 分かって頂けると思いますが 決して家が寒くていいとは言ってませんし 我が家だってリビングが 22℃以下なんて事はありません なので18℃以下だと 危険とか言われても 「そもそも18℃なんて 寒くて無理だよ」って思うのですが こちらは過去記事の 無暖房データ
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貴重な40年前の住宅での
無暖房データを提供して頂いて

・暖房を点けていても そこまで効かずに18℃台 ・そして暖房を切ったら 10℃以下になります こうなると 布団を掛けても厚着をしても 寒いんでしょうけど やはり人間は知恵があるので コタツがあったり ストーブの前にいったりするのですが それでも寒暖差が出るので 血圧は上がると思います こういう家なんかは是非
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今は内窓が安いので
格安でリフォーム出来るから
検討して欲しいですが
室温を20℃キープなんてのは

格安系建売住宅でも
今は充分に出来る事です
・一番金額的に得なのは?
結局、家の性能をどんなに上げても
暖房を使って無ければ寒いですし
その辺は
ライフスタイルで変わるのですが
「本当にG3の高性能住宅は
医療費を考えると一番得なのか」って
いう話しですが
こういう広告を見ると

「高断熱にすると
医療費が減って得だよ」って広告ですが
こちらの出典元
近畿大学の論文を見ると

Ua値で言うと0.5 G1性能の住宅が一番金額的にはお得になっていて それ以上の性能だと 医療費だけ見たら下がりますが 家の金額が上がるので 合計ではUa値0.3が一番高くなります G3住宅は関東などの6地域なら0.26以下なので もっと高くなりますね そもそも医療費だけ切り取っても G3とG1の差だと 世帯当たりでも1万円以下の差で しかも推定で医療費を出しています 個別の疾患別の データを見ると

・心筋梗塞の心疾患 ・脳卒中の脳血管疾患 この2つは どちらも全部の年代で 断熱等級5よりも性能が落ちる 断熱等級4の方が医療費が少ないんです アレルギー性結膜炎が 断熱等級4が何故か多くて トータルだと推定医療費のグラフになりますが なので相変わらず 都合のいい部分だけ切り取って 宣伝している訳です だいたいG3住宅なんて 我が家の倍くらいの金額なんですから もっと 「選ばれた高収入の方のみ建てれます」とか ステータスで売って欲しいんですけどねぇ いつまで経っても 「光熱費とか医療費とかで元が取れる」とか 高い家なのにケチな事言うのは 本当の金持ちは

やっぱ大手ハウスメーカーに いっちゃうんでしょうね ちなみに 今回の原因になったテレビ番組ですが みんな気温の事だけ SNSとかブログで発信してるんですけど

木目を見るだけで血圧が低下・・・
ちょっと寒いけど
全部木目の家だと血圧はどうなるのか
実験して欲しいです(笑)
というか、この番組で
「18℃以下だと脳卒中、心筋梗塞で
亡くなりやすい」と発言した

慶応大学の伊香賀教授って

「14.7℃は高断熱」と
言ってた人と同じじゃないですか・・・
結局、どの論文も
断熱等級4とG3性能の差で
有意差があるデータは無く
まして医療費は
心筋梗塞、脳卒中は
性能の悪い断熱等級4の方が良かったり
その程度のデータでしかありませんが
上手い事切り取って
お客に勘違いさせて売っている訳です・・・
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コメント
コメント一覧 (2件)
光熱費→資産価値→健康寿命→????
次のネタは何かなぁと楽しみにしてます😀
自然素材でアレルギー予防とかですかね。
売る側も必死です(笑)
ゼルビスさん
コメントありがとうございます
そろそろ鉄骨系以外の大手とは
差が無くなってきたし
そもそも性能と価格だけなら一条の方が安いし
どうするんでしょうかねぇ・・・
本来は地方の工務店って
地域によりそって手頃な価格で
快適ってのがウリなのに
自分たちで色々と広げちゃってるからおかしくなってると思うんですけど