2019年07月20日





私の会社に来る解体の廃棄物で
割と厄介な物の一つが

ルーフィングa

屋根に敷く「ルーフィング」です


見た目は「紙くず」っぽいのですが
名前が「アスファルトルーフィング」って言う位ですから


紙にアスファルトを染みこませているので
通常の紙くずの金額では取れません
(やや割高になります)



見た目はロール紙っぽいんですけどね


さらに耐久性が高い
ゴム入りのルーフィングなどは
もっと処分価格が上がっていきます



解体屋さんは「紙くず~」「フェルト」「ルーフィング」などと
言って捨てに来ますが


こちらは見てすぐに
素材を判断しないと


処分価格を間違ってしまうので
割と厄介な商品です


解体業者さんなんて
昨日も「ザラザラしてるゴムみたいなの」って言って
アスファルトシングル持ってきましたし


さらに建築部材を知らない
受付の女性社員だと


名前だけで
「アルファルト?」ってなりますし


しかし、割と家作りの
重要な部分なので



自分の家で使われる
ルーフィングを知って
耐久性が無い物を使うようなら
変更等した方がいい場合もあります





・どんな屋根材でも必ずルーフィングは使います



今の家は、瓦屋根でも
スレート屋根でもガルバリウムでも
その下には必ずルーフィングを敷いています


ルーフィングb


レオハウスのカタログですが


野地合板の上に防水シートである
ルーフィングを敷いて


その上に瓦なりガルバリウムなど屋根材を
施工していきます



どんな屋根材でも
必ずルーフィングは使っています


昔の家はルーフィングなんて無くて


土葺き工法と言って
土敷いてましたので


雨の日は土が水分を吸収して
晴れの日は蒸発するのですが


土ですから吸収出来る
水分に限界があるので


いかに瓦の部分で
雨を止めるかが大事でした




逆に言えば今は
瓦もスレートもガルバリウムも
ルーフィングを守る物って感じです


特に今のガルバリウム屋根などは
かなりの緩勾配ですから
ルーフィングがダメになると


すぐに野地板までダメになってしまいます



瓦の遮熱性が一番
ルーフィングを長持ちさせるのですが
(ルーフィング劣化の一番の原因は熱です)



ルーフィングも種類によって
耐久性が10年ちょっとな物から
30年以上は持つものまでありますので


どうせなら使う
ルーフィングも選んだ方が
将来のメンテナンス時期が長くなります


特にガルバリウムだと
かなり緩い勾配の屋根もありますので


そういう屋根は
ルーフィング頼りです





・ルーフィングの種類



①アスファルトルーフィング

ルーフィングc

昔はこれしか無かったので
一番スタンダードなルーフィングです


今でも30~40%は使っていると思います。


アスファルトルーフィング940という
名前が非常に有名で


私の会社に廃棄で来る
ルーフィングもほとんどがこちらです


耐用年数は
10年ちょっとと言われているので
将来のメンテナンス時期は短くなります


正直余りオススメ出来ません・・・




②改質アスファルトルーフィング

ルーフィングd

「ゴムアス」とか「改良アスファルトルーフィング」とも呼ばれます


ゴムアスも改良も改質も
全部同じものです


名前の通り今までのアスファルトルーフィングに
ゴム等を混ぜて耐久性を上げています


ルーフィングe

我が家もゴムアスを使っていますし
今の新築だとこちらは60~70%のシェアがあって


①のアスファルトルーフィングと合わせて
ほぼどちらかを使っています


耐用年数は20年程
普通のアスファルトルーフィングよりは
倍近く持ちますが
価格も倍近くします


それでも定価が安い物なので


通常のアスファルトルーフィングから
ゴムアスに変更しても
3万円位の増加だと思います


タマホームの大安心の家と
レオハウスの大人気の家は


両方ともゴムアスでしたので


割とローコストメーカーでも
今はゴムアスの方が多いかもしれません






③マスタールーフィング

ルーフィングf

まだ廃棄物では見た事がないのですが
メーカーでは耐用年数50年以上と言っています


瓦屋根も50年は
ノーメンテで大丈夫ですから
上手に施工すれば


屋根を50年間何も
しなくていい商品になりますが

(点検は必要ですけど)


かなり価格が高いみたいですし


スレート屋根なら
そもそも屋根の方が先に交換になるので
余り意味が無いような気もします


①と②はそこまでの
値段差は無いので


改質ルーフィングやゴムアスって
図面に書いてなければ
予算があれば変更した方がオススメです



ゴムアスの中でも
粘着系という
タッカー(ホッチキスみたいな奴)で
留める必要の無いものもありますが



こちらだと通常の
ゴムアスの倍程度の値段します



その他にも
いくつか商品があります

ルーフィングg



画像は屋根の修理屋「テイガグ」さん
https://yanekabeya.com/
からお借りしています



中には瓦にしか適さない物
逆にスレートやガルバ屋根にしか
適さない物もありますが


基本は安い物は耐久性が低く
高い物は耐久性が高いです


もちろん予算との兼ね合いですけど


通常のアスファルトルーフィングは
ちょっと耐久性が無さすぎなので


そこまで金額は上がりませんから
もう一つ上のグレードに変えた方がいいと思います





・建設中の木材が濡れる問題


たまにツーバイフォーで建てている方が

家が水浸しになったという
ブログがあります



詳細は↓↓↓

日本に昔はツーバイフォー工法が無かった理由 ~今はどちらでも問題ありません~

http://reogress.net/archives/18456120.html


こちらも見て頂ければと思いますが


ツーバイフォーでも在来工法でも
屋根のルーフィングまで終われば


その後の屋根工事はまだまだ終わってなくても
雨漏りする事はないので大丈夫です

ルーフィングh

こちらは我が家のスケジュールですが
上棟の翌日午前中には
ルーフィングの施工が終わりましたので


1日半雨が降らなければ
大丈夫です


上棟を雨の日にする
メーカーも余り無いと思うので


実際は翌日の午前中雨が
降らなければ在来工法なら大丈夫ですが


もちろんメーカーどころか
各家庭でスケジュールは違いますので
確認は必要です


在来工法でもただ野地板を貼っただけでは
雨は完全には守れないので


ルーフィング工事までに雨が降らない
スケジュールにすれば安心です



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2019年07月18日





すでに家が完成している方も
今から建てる方も


屋根勾配の角度を気にしている方は
少ないも知れません


私の場合は仕事の付き合い上
屋根屋さんと知り合いが多いので


家を作る時にさらっと聞いた時に

「4寸でも5寸でもどっちでも」って
言われましたが


一応作る家によって最適な角度があります





・我が家は5寸です

屋根a

我が家の場合は瓦屋根で
屋根勾配は5寸です


自分の家の勾配なんて
分からないという方は


設計図を見ると分かります

屋根b


ほとんどが
こちらの三角形の
表示で書いてあると思います


屋根c

角度では無くて

横10寸に対して縦5寸なので
我が家は5寸勾配です


角度に直すと
約26度です





・基準は並勾配ですが・・・


3寸~5寸を並勾配と言って標準な勾配


それ以上でしたら急勾配
以下だったら緩勾配と言いますが


特別な理由が無ければ
3寸~5寸の間になると思います


屋根d

こちらは同じ山梨でも
雪がたくさん降る清里です


雪国は急勾配の屋根が多いですが
一番のメリットとして


雪が積もりにくいですし
雨もすぐに流れるので
雨漏りのリスクが減ります


後は屋根から天井までの
空間が広がるので


断熱の効果も高くなったり
屋根裏部屋が作りやすくなります


デメリットとしては

足場を組まないと施工出来ないですし


屋根の面積も広くなるので
屋根材も多く使いますから
費用が上がります


後は風の影響を受けやすくなります


将来の修繕の時なども
知人の慣れている屋根屋さんでも
「6寸なんて登りたくない」って言いますから


まず自分では登れませんし
断る業者もいるかもしれません


屋根d-2

ちなみに
レオハウス甲府店のモデルルームも
急勾配でした


切妻屋根は急勾配の方が
オシャレに見えますね



一方緩勾配のメリットとデメリット
急勾配の逆になるので


風の影響は受けにくくなって
材料費や人件費も安く抑えられますが


雨漏りのリスクが高いですし
ホコリなども溜まりやすいですから
劣化が一番早く起こります



また通常の瓦屋根の場合は
勾配が4寸以上と決まっていますので
それ以下は出来ません


スレート屋根、ガルバリウム屋根なら
3寸でも大丈夫です



canvas

私の家の瓦は
フラット瓦というのもあって
緩勾配の3寸対応商品でしたが


屋根屋の友人の助言と
後は太陽光パネルがあるので
5寸勾配になりました
(3寸でも価格が同じでしたし


まとめると

・どんな屋根材でも対応出来て
・金額も手頃になって
・業者が施工慣れしているので施工ミスが少ない



設計士さんや工務店さんは
新しい技術を入れたがりますが
(オシャレな家に見えますからね)


解体や修繕をしている
私達や屋根屋さんなどは


なぜ切妻屋根で並勾配が
一番多いかという理由が分かっているので
(もちろん一番雨漏り等の災害リスクが少ない為です)



「4寸~5寸がいいんじゃない?」って
屋根屋さんは言います









・太陽光を付ける方は注意


太陽光パネルは
何寸でも取付は出来ますが


一番太陽光の効率がいい
角度は決まっていて



南向きに太陽光パネルがある場合は

屋根e


このように
北海道では角度が高く
なんと7寸がベストになって


だんだん低くなって
沖縄では3寸が
一番太陽光の効率が良くなります



屋根f

我が家は5寸ですけど
山梨だと太陽光の事だけを考えたら
6寸が一番効率があがります


多分ほとんどの
ハウスーカーが
並み勾配の3~5寸で作って


それ以外はオプション費用が
かかると思いますが


仮に6寸でも同じ費用なら
太陽光を設置するなら


関東なら6寸でもいいと思います


我が家の場合
最初から5寸勾配でしたが


もし太陽光を設置しないなら
4寸勾配になったかもしれません
(レオハウスの標準が何寸か知りません



仮に今計画中の方で
太陽光設置の予定で4寸勾配なら


5寸に変更出来るか
聞いた方がいいと思います


ちなみに太陽光パネルを
東側、西側に付ける場合は


一番効率がいい角度は
もっと浅くなります





・片流れ屋根は勾配が別です


今まで書いた勾配は
切妻屋根と寄棟屋根の話で


最近多い
片流れ屋根は、ここまで勾配がありません


片流れ屋根ですと
1寸勾配なんてものもありますし

標準でも3寸位かと思います


私の場合は
「長持ちする家」という希望だったので



ハウスメーカーの方は
屋根材は何でも変わらないって言うと思いますが


屋根屋さんに聞けば
「長持ちさせたいなら瓦で切妻」って
みんなが言いますから


我が家は切妻屋根で
瓦屋根にしました


そのため
勾配も5寸になりましたが


その分外観のオシャレ度は
ほとんどありません・・・
(気に入ってはいますよ)


家の中から
屋根は見えないのでその辺は
予算との兼ね合いで諦めてます




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2018年12月03日






年末に近づくにつれ

公共工事のコンクリートや
家の解体の廃棄物が

私の会社も非常に多くなってきています

石綿001

建て替えで家を解体する際は

解体費用は
「一式で〇〇万円」って契約が多いと思いますが


追加料金が発生する場合の多くは


解体する物に
アスベスト(石綿)が入っていた場合です






・単純に料金は倍以上になります



今の建築部材は
当然アスベストは使っていませんが


20年前には普通に使われていて

完全に禁止されたのは
2006年からですので


それより前の屋根材(スレートなど)や
壁材床材にも
アスベストを含む商品がありました



私の会社の場合だと


石綿が入っている
スレートと入っていないスレートでは

処分価格は倍の値段違います


石綿が入っていないスレートなら


会社で破砕処理をして
埋立もしくは再生処理など出来ますが


石綿入りは何も出来ないので

石綿002


そのまま石綿を埋立出来る所まで
運ぶのですが


埋立の費用が倍以上違うので
経費が倍以上かかります







・アスベストが多く使われていた商品



まず名前だけで

「これはアスベスト使っているな」と思うのは


石綿003

・スレート
屋根材や壁材に使われています


その他では

・ケイカル板
・石膏ボード

このあたりです


20年以上前の物なら
ほぼ100%アスベストが使われているので


仮に法律で禁止された時期と
微妙のものでも


石綿004

商品に無石綿と印字がなければ取りませんし


破砕してあって確認出来ないものは
メーカーの無石綿証明書も必要です


石綿005

波板も「波板スレート」なので
半分以上はスレートです




瓦も比率が多いですが
昔ながらの本当の瓦では無く

石綿006

波型スレートで「瓦」と言われてる商品も
昔は多かったです








・アスベストが使われているかの見分け方


逆に解体屋さんの言いなりで
「これはアスベストなので高いですよ」

高い費用を払いながら
実は使っていなかったという事になったら


損しますので・・・



およその目安ですが

・屋根材の場合

法律で禁止になったのは2006年からですが

実際もっと前から
健康被害の問題があったので


・1975年に5%以上の石綿含む製品は禁止

・1995年に1%以上の石綿含む製品は禁止

・2006年に完全に禁止


このような流れになっていて


屋根材に関しては
メーカーの自主基準で

1999年以降からは
アスベストが使わなくなっているので


それ以降に出来た商品なら
アスベストは使われていません

石綿007


2000年を超えたあたりから
どんどん減ってきたので


微妙な時期の物なら

メーカーなどに問い合わせると
教えてくれます



はっきり言えば
見ただけは微妙なのですが


この時期の商品で
アスベストが使われていない物は

今まで健康被害以外は
高性能な石綿が急に使えなくなったので

10年くらいでボロボロになります


なので

・2000年前後の物で
・他の家に比べて劣化が激しい

こういう商品は無石綿の可能性が高いです


今は改良、研究のおかげで
多分すぐには劣化しないとは思いますが


毎日こういった屋根材を見てるので
私は昔ながらの瓦にしました



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2018年03月05日




屋根材は大人気の家CoCoのDセレクトだと
a瓦540-480


・瓦
・ガルバリウム
・スレート(コロニアル)

以上の3種類から選べます。

大人気の家CoCoの中でも

・ベーシック
・Vセレクト
はコロニアルしか選べません。



・最初から屋根だけは瓦がいいと言ってました。


ハウスメーカーが決まる前から
「屋根は瓦がいい」と言ってたのですが

理由は
「やはり瓦が一番長持ちするから」なのですが


仕事で毎日解体、廃棄する
瓦、カラーベストやコロニアルのスレート屋根を見ますが


スレート屋根は劣化が凄いです。
10年前の製品でも
「これは雨漏りするんじゃね?」レベルです。




・ここ数年のスレートは昔より長持ちしません

昔のスレートは石綿(アスベスト)が使っており

健康被害を「考えなければ」
耐久性も高く、熱にも強く屋根に使う素材としては
なかなかいいのですが
体に害がある事が分かったので
当然今は使っていません。


※勘違いしてる人多いですが
屋根や壁材そのままの状態では石綿は飛散しませんので
今普通に使ってる分には問題ありません。
破砕時に飛散します。


ずっとスレート=石綿入りだったので
私もお客様が「スレート持ってきました」って言うと
ピリピリしますが
(石綿は処分出来ませんので


1993年にアスベストを5%以下
2004年にアスベストの全面禁止になったので


14年前より新しいと石綿は入っていないのですが
耐久性も高く、熱にも強かった素材が
使えなくなったので、特に10年前位の
スレートは耐久性が無く


「これで10年?」って位ボロボロになっています。

もちろんこの10年で色々研究してるはずのですので
今のスレートは長持ちするかも知れませんが
10年前でボロボロのスレート見てるので
これは使いたくないです。







・ではガルバリウムは?

これはメーカーが認めてますが
「錆びにくいけどステンレスより錆びるよ」って言ってます。

ガルバリウムは
トタン(銅板に亜鉛メッキした製品)に
アルミや珪素、マグネシウムなどをメッキした商品です。


キッチンのステンレスも普通に10年で錆びますので
こちらも10年先が心配です。

後は金属ですから防音性や断熱性は悪いです。



・耐久性、断熱性、防音性は瓦が一番


瓦は簡単に言うと
粘土質の土を焼いて釉薬で色付けた物です。
縄文土器などと基本は同じです。


金属の板と土の壁を想像してもらって
どっちが断熱性や防音性があるか
すぐに分かると思います。


「瓦は平気で50年持ちます」
その前に家を建て替えるので瓦も処分されますが
割れてない瓦を見ると
「こりゃまだ使えるな」位の見た目が多いです。


たまに古い家で
妙にボロボロの収縮してるような瓦がありますが
それは「セメント瓦です」
(コンクリートを瓦の形にした奴)


本来の瓦は長持ちしますし
日本でも1000年以上使ってる歴史があります。


瓦は重いというデメリットがありますが
通常の住居レベルでは問題なしですし
(問題なかったのでずっと使われています)

後はガルバやスレートより値段が高い位しか
デメリットが無いです。



・太陽光載せるので1種類、4色からしか選べません
b瓦540-360



太陽光パネル載せるので
フラット瓦でないと安定さに欠けますので
(載せれない事もないのですが)

選べるのはこれだけです。


まだ瓦を選んでいる時は
サイディングの色も決まってないのですが
紺だと純和風になるので緑を選びました。

c瓦540-360


我が家の瓦です。
見た目は好みがありますが
耐久性に関しては間違いなく1番です。


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