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屋根の防水シート「アスファルトルーフィング」の種類と耐久年数について

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私の会社に来る解体の廃棄物で
割と厄介な物の一つが
屋根に敷く
「ルーフィング」です


見た目は「紙くず」っぽいのですが
名前が「アスファルトルーフィング」って
言う位ですから


紙にアスファルトを
染みこませているので
通常の紙くずの金額では取れません

(やや割高になります)

目次

・ルーフィング=防水シート

ルーフィングって
見た目は
ロール紙っぽいんですけど


こちらはさらに耐久性が高い
ゴム入りのルーフィングで
もっと処分価格が上がっていきます



用途は瓦、スレート屋根などの
下に敷く防水シートですが



解体屋さんは
「紙くず~」
「フェルト」
「ルーフィング」
などと
言って捨てに来ますが


色々と種類があるので
こちらは見てすぐに
素材を判断しないと


処分価格を間違ってしまうので
割と厄介な商品です


解体業者さんなんて
昨日も「ザラザラしてるゴムみたいなの」って言って
アスファルトシングルを持ってきましたし


さらに建築部材を知らない
受付の女性社員だと


名前だけで
「アルファルト?」ってなりますし


しかし、割と家作りの
重要な部分なので


自分の家で使われる
ルーフィングを知って
耐久性が無い物を使うようなら
変更等した方がいい場合もあります


・どんな屋根材でも必ずルーフィングは使います

今の家は、瓦屋根でも
スレート屋根でもガルバリウムでも
その下には必ず
ルーフィングを敷いています


こちらは
レオハウスのカタログですが
野地合板の上に防水シートである
ルーフィングを敷いて



その上に瓦なり
ガルバリウムなど屋根材を
施工していきます


なのでどんな屋根材でも
必ずルーフィングは使っています



昔の家はルーフィングなんて無くて
土葺き工法と言って


土を敷いてましたので
雨の日は土が水分を吸収して
晴れの日は蒸発するのですが



土ですから吸収出来る
水分に限界があるので
いかに瓦の部分で
雨を止めるかが大事でした


逆に言えば今は
瓦もスレートもガルバリウムも
ルーフィングを守る物って感じです



特に今のガルバリウム屋根などは
かなりの緩勾配ですから


ルーフィングがダメになると
すぐに野地板まで
ダメになってしまいます


瓦の遮熱性が一番
ルーフィングを長持ちさせるのですが

(ルーフィング劣化の一番の原因は熱です)


ルーフィングも種類によって
耐久性が10年ちょっとな物から
30年以上は持つものまでありますので


どうせなら使う
ルーフィングも選んだ方が
将来のメンテナンス時期が長くなります



特にガルバリウムだと
かなり緩い勾配の屋根もありますので
そういう屋根は
ルーフィング頼りです

・ルーフィングの種類

①アスファルトルーフィング

昔はこれしか無かったので
一番スタンダードなルーフィングで


今でも30~40%は
使っていると思います



アスファルトルーフィング940という
名前が非常に有名で
私の会社に廃棄で来る
ルーフィングもほとんどがこちらです


耐用年数は
10年ちょっとと言われているので
将来のメンテナンス時期は短くなります



そうは言っても
普通の瓦を使った勾配がある屋根は
そもそもルーフィングまで
水が来ないので問題はないですが


次に紹介する方が
値段差を考えるとお得なので
正直余りオススメ出来ません・・・

②改質アスファルトルーフィング

現場によって
「ゴムアス」とか
「改良アスファルトルーフィング」
とも呼ばれます


ゴムアスも改良も改質も
全部同じ商品です



名前の通り今までの
アスファルトルーフィングに
ゴム等を混ぜて耐久性を上げています
我が家もゴムアスを使っていますし
今の新築だとこちらは60~70%のシェアがあって


①のアスファルトルーフィングと合わせて
ほぼどちらかを使っています


耐用年数は20年程と
普通のアスファルトルーフィングよりは
倍近く持ちます



価格も倍近くしますが
そもそも定価が安い物なので
通常のアスファルトルーフィングから
ゴムアスに変更しても
3万円位の増加だと思います


タマホームの大安心の家と
レオハウスの大人気の家は
両方ともゴムアスでしたので


割とローコストメーカーでも
今はゴムアスの方が多いかもしれません

③マスタールーフィング

まだ廃棄物では
見た事がないのですが


メーカーでは
耐用年数50年以上と言っています



瓦屋根も50年は
ノーメンテで大丈夫ですから
上手に施工すれば
屋根を50年間何も
しなくていい商品になります
(点検は必要ですけど)


その変わり
かなり価格が高いみたいですし


スレート屋根なら
そもそも屋根の方が先に交換になるので
余り意味が無いような気もします



①と②はそこまでの
値段差は無いので
改質ルーフィングやゴムアスって
図面に書いてなければ
予算があれば変更した方がオススメです



ゴムアスの中でも
粘着系という
タッカー(ホッチキスみたいな奴)で
留める必要の無いものもありますが


こちらだと通常の
ゴムアスの倍程度の値段します


その他にも
いくつか商品があります
出典 : https://yanekabeya.com/
・中には瓦にしか適さない物

・逆にスレートやガルバ屋根にしか
 適さない物もありますが



基本は安い物は耐久性が低く
高い物は耐久性が高いです



もちろん予算との兼ね合いですけど
通常のアスファルトルーフィングは
ちょっと耐久性が無さすぎなので


そこまで金額は上がりませんから
一つ上のグレードに
変えた方がいいと思います

・建設中の木材が濡れる問題

たまにツーバイフォーで建てている方が
「家が水浸しになった」という
ブログがありますが


ツーバイフォーでも在来工法でも
屋根のルーフィングまで終われば


その後の屋根工事は
まだまだ終わってなくても
雨漏りする事はないので大丈夫です



逆に言えば
ルーフィング工事が終わってない状態での
雨は余りよくありません


こちらは
我が家のスケジュールですが
上棟の翌日午前中には
ルーフィングの施工が終わりましたので


1日半雨が降らなければ
大丈夫です



上棟を雨の日にする
メーカーも余り無いと思うので
実際は翌日の午前中雨が
降らなければ在来工法なら大丈夫ですが



もちろんメーカーどころか
各家庭でスケジュールは違いますので
確認は必要です


在来工法でも
ただ野地板を貼っただけでは
雨は完全には守れないので


ルーフィング工事までに雨が降らない
スケジュールにすれば安心です


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