解体工事

2021年03月29日







ブログのコメントや
ツイッターなどで



吹き付け断熱の
解体時の費用などの質問を
何件か問い合わせを頂きまして



家を建てる段階で
解体の事を考えるなんて素晴らしいですね




私の場合
会社に自宅の解体なんて相談したら
「一人でやれ」って言われそうですが(笑)



という事で
相談内容の



・吹き付け断熱した際の
 解体費用や


・解体業者からお断りされる件に
 回答します






・まずはネット上にある色々と間違った認識について




最初に回答から言うと



吹き付け断熱した場合の
建物を解体した場合に


①高くなる

②変わらない

③そもそもお断り


この3パターンがあると思います




そして、私の会社は②の
変わらないです





私の会社は

・解体業と

・廃棄物処分業の両方をしています



解体してその廃棄物を処理するまでを
しますが



~簡単に流れを書くと~




建物の解体ってのは
最終的に更地にしますから



まずは建物を壊して


解体a






解体して出た廃棄物を
処分場に運搬して


解体b


廃棄物処理場で処分



これが解体工事でかかる費用です




古い解体するような戸建て住宅で
吹き付け断熱を使っている家は
まだありませんけど



ビルなどでは
昔からある工法なので
そういう建物も解体します





古い家の解体以外にも



新しい家の廃材


解体c


石膏ボードや
サイディング、木材などの余りですね




これらを新築現場に
コンテナを置いて



それを回収して処分しています




という事で
使ったアクアフォームも回収しますが



前にアクアフォームの余りを貰って
実験しましたけど







私が喜んでいるのを見て
もっといっぱいくれました(笑)

解体d

(大量のアクアフォームの余りです)



すぐ縮むとか液状化するとか
書いてるブログもありますが


実際に見ると
そんな事はありません




もちろん公式でも
案内してます


解体k




しかし吹き付け断熱は
解体する場合は
木材に付着していて



これが強力な接着力なので
綺麗に取れません




解体e


その分
住んでいる時は
気密性に優れているのですが



解体する時は
接着してて剥がれないので



吹き付け断熱と
木材を綺麗に分ける事は出来ません・・・




なので
業者によっては


「解体費用が高くなったりする」
書いているブログも多いんですけど




色々と見てみると
吹き付け断熱否定派の営業さんの話だったり



工務店さんの話だったりしますが



実際の解体屋さんの
記事って全然無いんですね(笑)







・何故解体費用が上がる場合が出てくるか




ぶっちゃけ
解体するだけなら手間は変わりません




解体f


重機で

・グラスウールだろうと

・吹き付け断熱だろうと



どちらも簡単に壊れますから



解体出来ないなんて事は
絶対にありませんが



この後の
廃棄物の処理によって
金額が上がります





まず
木材だけでしたら


解体g


こちらは私の会社の
木くず置き場です




この後の処理は
機械にかけて
木材をチップにして


木製品の業者へ買い取られます





一方で
吹き付け断熱が付いた木材は
木材チップに出来ませんから


解体h


焼却炉で燃やします



・燃やす可燃ゴミと

・木屑の処分料の差は



木屑の方が
処分料が安いのですが



うちの会社だと
キロあたり10円違うので


1トンあたり10,000円の差になります



だいたい戸建ての木材が
10トンとすると
処分費用で10万円変わりますね





これだけだと吹き付け断熱の方が
高くなりそうですが


解体i


その分グラスウールの
処分料がかかりません



こちらは燃やさないので
破砕した後に


埋め立てしないといけませんから
これが非常に高額です



私の会社では
こちらは1m3あたり20,000円の
処分料を頂きます



なので
トータルとして
解体費用は
どちらも変わりません










・解体費用が高くなるパターン



うちの会社は
解体から処分までを
全部行いますが



通常、解体屋さんは
解体して



他の廃棄物中間処理場に
ゴミを運びます





その中間処理場が
焼却施設があって
吹き付け断熱が付いた木材は
燃やせるなら


費用は変わらないと思いますが





解体業者が
廃棄物を持っていく処分場に


焼却施設が無い場合ですね


実際に
焼却施設なんて
そこそこ大きな
処理場じゃないとありませんし



中には
木材以外は受け付けない



木材専門の処分場ってのもあります


解体j


色々と処分場によって
持っている許可が違います



そういう木材専門の
処理場を使っている
解体屋さんは



・木材は木材の処理場へ

・瓦やガラスなどは別の処理場へと
 運ぶのですが



今まで木材の処分場に
持って行った物が


吹き付け断熱が付着してると
受入出来ない場合



他の処分場へ行く必要がるので
その場合は費用が若干は
上がる可能性がありますね


・・・・・
・・・・
・・・
・・



なかなか
解体業者すら
一般の方には縁のない業界で


まして
廃棄物の処理場なんて
気にしないと思いますが





こちらから
焼却施設の有無や


どのような廃棄物が
処理出来るか
全て分かりますので




少なくても全ての
解体業者で

・お断りされるとか

・凄い高額になるとか


そんな事はありませんので
安心して下さい




昔の家など
もっとめんどくさい



木材に石膏ボードやモルタルが
付着して取れない廃棄物も出ますので



それに比べたら
どちらも燃える
木材と吹き付け断熱なんて
ずっと簡単に処理出来ます




ちなみに
「木材は再利用するからエコ」って
言う人も多いですけど


焼却物も燃え殻を
路盤材として再利用しますので


どちらもリサイクルしています



グラスウールは埋め立てですから
再利用=エコって観点なら



吹き付け断熱の方が
グラスウールよりエコです









2019年09月02日





今回は何件か問い合わせを頂いてる
解体工事の話です



解体と廃棄物処理の会社にいますから
当然問い合わせも多いんですが(笑)



あくまでも個人ブログなので
宣伝はしませんが


まともな解体業者が
見つからないという方でしたら
個人的にご相談下さい(笑)



私の会社の場合は
ビルとか商業施設の解体の方が多いですが


個人の建物も解体もしますし


検討している解体業者が
ちゃんとしているかどうかの
アドバイスも可能です





・なぜハウスメーカーから解体工事をすると高いのか


業者に寄って若干違いますが


ハウスメーカーに依頼するのと
自分で直接解体業者に依頼するのでは
2割から4割ほど価格が違ってきます


ただ、解体業者は後述しますが
いいかげんな会社も多かったりしますので


そういった会社でしたら
ハウスメーカーから依頼するのと比べたら
半額以下になる会社もあります



ハウスメーカーから依頼すると
高い理由としては
こんな感じです

解体a

仲介料、手数料はもちろんですが
解体業者の管理料も含むので
金額があがります





・ハウスメーカーに頼むメリット


一番のメリットは


施主さんは高いお金を支払う代わりに
手間が減ります


ただの解体なら
解体工事が終われば当然終わりですが


今から家を建てるならば
解体工事というのは
あくまでも途中でしかありません




その為のスケジュール調整などを
別々に頼んだ場合


・ハウスメーカー 
・施主
・解体業者


この間に入ってやり取りをしないといけません



その点、ハウスメーカーに依頼すれば
施主さんは基本何もしなくて大丈夫です



まあ日程に関してはそれほど難しくもなくて
余裕を持ってスケジュールすれば大丈夫ですが


工事の範囲などは
細かく話し合った方がいいと思います



今ある塀、庭石や地中配管など
どこまでを解体するか等ですね



こちらも
分離発注したとしても
ハウスメーカーさんから
色々教えて貰えますし


ちゃんとしている
解体業者さんなら
色々と教えてくれますから



手間は増えますけど
そこまで難しい事はありませんが



ただハウスメーカーが
何もしないでマージンを取ってるだけじゃなくて


管理して、何かあった時の
責任も取るので


その分金額が高くなります
(それにしても値上がりすぎな気はしますが





・ちゃんとした解体業者の見つけ方


オススメの確認方法の1つは
「経営事項審査」を確認しましょう

解体b

一版財団法人 建設業情報管理センター
http://www.ciic.or.jp/



解体業を含む建設業は

「経営事項審査」というものを受けて
会社に点数を付けられます


当然私の会社も点数が付いています



こちらのスコアに寄っては
公共工事の入札に参加出来ないなどが
あります


解体c



会社名が分かれば
検索出来ます



解体d

ちなみに解体工事業の項目は
新設されたばかりなので
平成33年までは「とび・土工」で取っている業者もありますが
問題ありません



解体e

工事の評価点以外にも
経営状況や保険加入など
会社としての審査をしています


ただ、民間専門の場合や
小規模な会社の場合は


経営事項審査を
受けていないと思うので



その場合なかなか電話帳やネットで
調べても


どれがちゃんとしている会社か
良く分からないと思うので



その場合のオススメは
ちゃんとしたハウスメーカーの
解体をしている業者の
名前を覚えましょう(笑)







私の職場は廃棄物の処理場ですので
自分の会社以外の


解体業者のゴミもたくさんきますが


・〇〇工務店はこの解体業者
・〇〇ハウスはこの解体業者というのは
 だいたい決まっています


そして、ちゃんとした
ハウスメーカーの依頼を受けている
解体業者は


ちゃんとしている会社が多いです


さすがに名前は言えませんが


「あそこ、あの解体業者使って大丈夫なの?」
っていうハウスメーカーもありますので




かといって工事現場に行って


「直接解体依頼したいけど大丈夫ですか?」
と聞いても

現場の人は答えてくれないと思いますが


ちゃんとした会社なら
車や作業着に
会社名入っているので大丈夫です


作業中は邪魔ですけど
解体って余り残業が無いですから
(工期によりますけど


作業が終わって後片付けしてる時に
社名チェック位なら可能だと思います

解体f


解体したゴミを運ぶ場合には
許可を取った上で
必ず車に会社名を記載しないといけないので
車を見れば会社名は分かると思います





・問題あるところも「正直あります」・・・



ハウスメーカーなら
家が完成して終わりですが


解体業者は
物を無くせば終わりなので


なかなかいい業者と悪い業者が
分かりにくいのですが



本当に安い所などは
解体した廃棄物を不法投棄したり
する場合もまだ若干ですがあったりします


私の会社も決して
ボッタクリしてる訳ではないのですが


例えばサイディングや石膏ボードなどは
1立方メートルあたり20,000円の処分料金を頂きます



不法投棄すればその分が
解体業者の利益になりますが

解体g

当然違法ですので
逮捕や、処分取り消しになります



「〇〇県 解体業 行政処分」などで調べれば

解体h

過去に違法行為をした会社なども
分かります


法律違反していても
それでも安い方が良いって言うと困りますが


やはりそういう会社は
解体も適当ですから


地中ゴミなんかも
放っておかれたりする可能性もありますし


解体工事終了後に必要な
届け出をしないという
いいかげんな可能性も出て来ます





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