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火災被害に合わない家の作り方 ~火災原因の1位は放火、2位タバコ~

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水害、地震などの
災害も心配ですが


数で言えば
圧倒的に火災の方が多いです


1年間で
火災で焼失した日本国内の住宅数は
出典 : https://www.fdma.go.jp/pressrelease/statistics/
・去年1年間の
 建物火災だけで10,656軒

・2年前の令和2年でも
 10,564軒と

平均して年間10,000軒ですから


地震、水害、風災害などの
合計よりもずっと多い数です


そして火災の原因を見ていくと
・1位が「放火と放火の疑い」で
 全体の4割弱です


・そして2位のタバコが全体の3割です


つまり個人的な怨恨などを除いて


愉快犯など「どこでも良かった」
なんていう放火犯に対して



「この家は放火しづらい」という
雰囲気を作って


家族全員誰も
タバコを吸わないだけで

火災原因の
7割近くは抑えられます


7割も違えば
かなり変わりますから



まずは火災原因1位の
放火されにくい家って
どんな家か考えます

目次

・放火犯はなぜ放火するのか?

市町村や警備会社の
webサイトなどに


「放火されにくい環境、家づくり」など
記載がありますが


まず、何故
放火が起きるかの原因を考えると
>>1.怨恨・復讐のため
>>放火の対象に強い恨みを持つ犯人babaai場合

これに関しては
人間関係の問題なので
家の環境だけでは
どうにもなりません


もちろん
火災に強い家造りをすれば
全焼を防ぐ可能性は上がりますが


犯人がガソリンなど撒いたら
どうしようもないです・・・


こちらは今年に
同じ甲府市内で起きた放火殺人事件・・・
定時制高校の生徒が
同級生に一方的な行為というか
ストーカーまがいの事をして
最終的に放火しました

・放火犯に対処出来る家づくりは可能?

どんなに住宅に耐火性能があっても


理由1の怨恨でガソリンとか持ち込まれると
どうしようもありませんが


しかし、これ以降は
防げる事が出来る事例です



>>2.承認欲求
>>SNSや動画投稿サイトなどが普及し
>>そのため、「一躍注目されたい」という動機で
>>それらを積極活用する人も増えています。


>>3.放火癖がある
>>炎が燃え上がる様子を見て興奮を覚えたり
>>慌てる人たちを見て楽しんだりするような
>>特殊な性質の人物が放火するケースです。


承認欲求、放火癖に関しては
家の耐火性能ではなく


「この家は放火しづらい」という
見た目、環境を作る事で
大幅に防ぐ可能性を高めます


数年前に
「くまぇり」と名乗っていた
女性芸能人のそっくりさんだった
連続放火魔がいましたが


彼女こそ承認欲求、目立ちたいの塊で
燃やせばどこでも良かったというタイプで


こういうタイプに
狙われない家を作るのが大事です


>>4.利害による動機
>>「学校や会社が火事になれば行かなくて済む」
>>「家にいることが辛い」など、自分の間接的な望みを
>>満たすために放火に至るケースです

>>5.保険金目的
>>「自宅に多額の保険が掛けられている」などの背景から
>>保険金の詐取を目的に他の原因を装って放火するケースです


4と5の利害、保険金目的は
住んでいる家族が
自分の家を放火するタイプです


これを防ぐには
円満な家族関係と
贅沢とは言えないまでも
普通の生活にはお金に困らない事が大事です

・具体的な放火を防ぐ家のつくり方

怨恨や保険金目的などを除いて
「家はどれでも良かった」という
放火犯には


「この家は近づきにくい・・・」という
放火されにくい環境作りが大事で


具体的には

・燃えやすい物品を建物外部や敷地内に置かない


・敷地内への出入口(門など)は施錠する


・物陰になる場所はセンサーライトなどで人目に触れやすくする


・放火を未然に防ぐ防犯システム機器の設置


新築であれば
庭は整理整頓してあると思いますし


今は人感センサーライトも
普通に設置している家が多いと思います


後は、家の敷地に
心理的に入りにくくするように

・フェンスの設置

・砂利石など歩くと音が出る対策


・庭が明るくて人目に付く照明

などなど
放火犯が近づきにくい環境にする事です


我が家を例にとって考えると


我が家はフェンスはあるけど
門などはないですから
NHKも訪問営業も玄関まで入ってこれてしまいます・・・


放火犯の下見として
夜に来たら
これは

夜11時の写真なので真っ暗ですが


・車は2台あるし

・車通りが無い道路なので

 レースはしますがカーテンはしてないので


家の明かりもあるし、外灯もあるから
かなり放火犯は嫌がるかと思いますが


放火犯は
圧倒的に人と接触するのを嫌いますから


・室内に灯かりがある

・外灯がある

・車が止まってる=家に誰かいる


こういう家と

・室内から灯かりが見えない

・外灯も無いか暗い

・車がないので留守の可能性もある

放火犯なら
どちらを狙うかはすぐに分かりますね


仮に放火犯が
車を見てリビングの明かりも見ても
無視して


どうにか
玄関近くまで来ても
砂利敷いているので音するし
玄関には人感センサー照明あるし
大丈夫だと思います


というか放火犯以外にも
泥棒を防ぐ為にも
人感センサーと音が出る砂利って
あったらいいかなって思います

・放火犯に狙われやすい家

逆に狙われそうな家
放火の被害を受けやすい物件は


>>1.ゴミや燃えやすいものが放置されている
>>庭にゴミや不用品が置きっぱなし
>>軒下に段ボールが積み重ねられている
>>廃タイヤが放置されているなど
>>火をつけやすいものが家の周囲に沢山ある状況です


新築には少ないと思いますが
結構古い家だと
こういう風に
、庭に置きっぱなしという
家はあると思いますが

これは素人目に見ても
危険って分かります


>>2.人目につきにくい場所への侵入が容易である
>>敷地外から侵入しやすく
>>人目につきにくい箇所があると
>>放火の被害に遭うこともあります


>>3.一見して燃えやすそうな造りの住宅である
>>一見して木造住宅と分かる造りであったり
>>築年次が古く外観で脆そうに感じられたりする
>>「燃えやすそうな住宅」は、放火の被害に遭う
>>可能性が高くなると言えます


対処方法として


1のゴミを放置は新築なら綺麗に
整頓されていると思いますし
してないなら整頓しましょう


2の侵入が容易に関しては
土地や周りの環境もありますが

・普通に車で乗り入れが出来て
 フェンスなどもあり

・フェンスが無いオープン外構としても
 綺麗で整っていれば

やっぱり新築ってだけで
狙われにくいと思いますが


放火犯って夜動くイメージも多いですから
そうなると新しい家って
分かりにくいしまずは照明でしょうか


3の燃えやすそうな造りってのも
新築なら大丈夫そうですが


ほとんどの放火犯が
家の知識なんて無いですから


木目のサイディングとか
それこそ木製の外壁は
放火犯には危険でしょうね・・・

・建物火災が増えるのは新築から20年後?

続いて放火以外で起こる
建物火災の原因ですが
1位は圧倒的にコンロです


なのでIHにするだけで
火災の原因がかなり無くなりますけど


一概にガスコンロだから危険って
わけでもなくて


住んでる人が若くて
ガスコンロも新しければ
問題ないと思いますが


20年、30年と住んで機器が劣化して
自分も老化した時は
ガスとIHの差は大きいかと思います


2位のタバコは吸わないだけで
建物火災の9%も減るので
今すぐやめましょう


火事というか体によくないですし
臭いしいい事がありません


続いて
3,4位の電気器具、配線器具ですね


これは配線などに関しては
どうしても劣化がありますし
・配線などは平均して20年で交換

・分電盤は15年で交換です


この通りに交換する家庭も
程んどないと思いますが
30年、40年過ぎると
これが火災の原因になります


100年持つ家なんていいながら
50年後に火事で全焼とか悲しいですから


実際30年程度で大幅なリフォーム工事をすれば
その時に配線も変えれるし


30歳で建てたら30年後の60歳で
ライフスタイルも変わるし
その辺の予算は
確保しておいた方がいいですね

・・都会と地方で火災対策は違ってくる?

火災原因の上位5位までを
紹介しましたが


今の新築なら
6位の灯油ストーブは使わないで
エアコンだけでしょうから安全だし
かなり、火災になる確率が減っています


これが大都会で
住宅が密集していれば
もらい火の心配が出てきますが
田舎だとその点は余りありません


なので都会だと
ヘーベルハウスは多いですね


・火事以外にも土地が狭いから3階建てで

・1階部分がガレージなど

・田舎とは家造りが違ってきますが



とにかく都会や
田舎でも隣家との距離が近い場合は
もらい火対策も重要です



火災原因、火災発症事例など
色々と調べましたが



火災原因と
対処しやすさからいって


1番はIHコンロに変更ですね
これだけで戸建て火災の
原因1位が無くなります


2位のタバコは
吸っている人は辞めた方がいいですね


私も昔はIQOSですが吸っていて

室内ではダメで玄関かベランダでしたが

今はではすっぱり辞めています


後はガスコンロ、タバコ、ライターは
子供のいたずらなども注意です


たまに
「IHだと子供に火の怖さが伝わらない」なんて
言う人がいますが
決してそんな事はなく


実体験だけでも
バーベキューなどで火を使ったり

花火をしたり


親がしっかりと教えれば
ガスコンロなんか無くたって
絶対に理解可能です


本来、本能で犬だって猫だって
火は危険って分かってますから

・燃えにくい木造建築は誤差です

色々な建材が
「我が社の建材は燃えにくい」と
アピールしています


「石膏ボードは燃えない」

「グラスウール、ロックウールは燃えない」

「〇〇は燃えやすいので危険」


などなど言いますが
全部燃えます


・年に1,2回は
 火事現場の解体ってのがあり

・また会社に廃棄物の焼却炉もありますから
 火災と同じような温度で燃やしますけど



木造家屋なんて
実際に解体する側からしたら
どのような建材でも火事に
なったら誤差レベルです


どんな建材でも


気温で例えるなら
最高気温34℃と32℃で

「あっちは暑い、こっちは涼しい」と
言ってるような物です


なので最初に書いた
火事にならない方法
放火されにくい家を作る方が
ずっと大事です


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コメント

コメント一覧 (8件)

  • 少し脱線しますが、、、
    なんで皆さんT構造にしないんですかね?
    そこまで、調べないんですかね。

    火災保険半額になって絶対元取れるのに。。
    これから保険はどんどん値上げするから木造住宅にはマストだと思うのですけど…

    • ゼルビスさん
      コメントありがとうございます

      調べるって言うか耐火、準耐火地域だと嫌でもT構造になって
      そうじゃなければH構造の方が保険料は高くても
      建築費で割高になるイメージでしたが・・・

      ツーバイメーカーなら損しないと思いますが
      今は火災保険も10年入れないし高くなってるので
      損しないんですかね?

      • ソニー損保で火災保険5年のT構造とH構造の差額16万でした。これでも安い方です。
        http://xelvis.blog.jp/archives/16925920.html
        建築費差額は大体30万くらいです。
        僕の営業さんは標準地域でもT構造を勧めるってスタンスでした。そっちの方がお客様のお財布に優しいですからね。って。

        まだまだ火災保険値上がりしていくので、今後は築年数の経過したH構造からバンバンむしりとる気がします。実際に築20年のH構造の都市部だと今回の改訂で狙い撃ちで保険料が跳ね上がってます。

  • ちなみにツーバイでも無条件でT構造にはならずに、しっかりと防火建材やら細かい規定を満たしてないとH構造になっちゃいます。
    要確認ですね。

    在来工法で梁を見せたいとか、そういう人はT構造無理ですけど、そういうこだわりのない人はT構造にしないと50年で将来150万くらい差額出ますね。間違ってたらスイマセン。

    • そんなに差が出るとは知りませんでした
      まあ建物代の半額以上は出ないので
      悲しいかな我が家はそこまで高くないですが(笑)

      年間にすると2万弱なので地震保険は5万円以下は全額所得控除なので
      気にしてなかったです・・・自営業の人だとちょっとシビアにならないと損しちゃいますね

      ただ、山梨ってめっちゃ高いんですよー
      富士山のせい(笑)

      • > 年間にすると2万弱なので地震保険は5万円以下は全額所得控除なので
        気にしてなかったです・・・自営業の人だとちょっとシビアにならないと損しちゃいますね

        すいません、この部分の意味が分からないです。地震保険は控除ありますけど、火災保険は無いですよね?2万弱とは何の金額なのでしょうか?

        • あー、すみません火災でしたねぇ・・・
          夫婦財布が別なもので火災保険はタッチしておらず忘れてました(笑)
          地震保険は私が払ってるので火災保険の存在を忘れてました・・・
          我が家が家を建てる前年までは35年一括の火災保険があったみたいですが
          今は10年の保険に入っていて火災10年と地震5年の総額が309,070円でした
          去年地震は更新で10万円位払った記憶があるので多分火災は10年で20万円弱だと思います
          子供がテレビとか壊れしても保険金降りると言ってたので結構高いのかもしれません

          • そうでしたか。
            今だとH構造の火災保険が5年で20万位になってますね…僕もブログで価格改定後のネット見積してみてビビりました。

            ちなみにうちの実家は台風で屋根から浸水して200万の保険が出ました。
            災害多いですから、こればかりは加入しないといけない気がします。
            健康保険と違って、流石に火災保険ノーガード戦法は怖すぎますからね(笑)

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