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アクアフォームNEOを貰ったのでグラスウールに比べて結露に強いか実験しました
ちょっと前に
アクアフォームを
吹き付けた後の余り
こちらを貰って
耐震実験とかしましたが
現場でアクアフォームを貰ったので耐震実験しました
今回 吹き付け業者さんから アクアフォームの 切れっぱしを頂きました(笑) こんなもの欲しがる人も 少ないと思いますが せっかくなので 世間で言われている 吹き付け…
私が貰って嬉しそうにしたからか 次に会った時に 「アクアフォームNEOも出たのでどうぞ」と
また頂いちゃいました(笑) ・右がアクアフォームNEOで ・左が普通のアクアフォームです せっかくなので
・アクアフォームNEO
・アクアフォーム
・グラスウール
この3つで色々と
比較実験をしたいと思います
目次
・密度が高いアクアフォームNEO
まずは
アクアフォームNEOと
普通のアクアフォームの違いです
アクアフォームNEOの
性能数値は
カタログとか見て頂ければ分かりますが
密度が3倍で 今までのアクアフォームより 高性能です 性能の数値で言うと ・アクアフォームNEOの 熱伝導率は0.021W/mKです 数値が低いほどいいのですが ・普通のアクアフォームが 0.034W/mK ・高性能グラスウールは24kでも 0.036W/mKなので 同じ厚さを施工するなら かなり性能の違いが出ますね 差額がどれくらいか分かりませんけど 出せるなら絶対にNEOの方がオススメですが もちろん断熱材は 数値だけじゃなくて 厚みも大事なので 厚みはある程度 吹いた方がいいと思います ・例えば普通の アクアフォーム90ミリと ・アクアフォームNEOの55ミリは 性能値はだいたい同じ位ですが 余り薄く施工すると
日本アクア 断熱材 アクアフォーム 厚み : 住宅不良のblog
今週、月曜日に日本アクアに電話を入れ、ブロック長から折り返しの連絡を頂くようにお願いしていたのですが、連絡なし翌日、再度連絡して数時間後に連絡あり気密性の証明に…
このように隙間が出来る可能性増えますので
出来れば厚い方がいいですね
まあ、厚くても薄くても
隙間があったら再施工してもらうので
必ずチェックはした方がいいです
・3つの断熱材をカットして調べてみます
まずは アクアフォームNEOをカットして 断面図を見ると
かなり密度が高くて
スタイロフォームなどの
発泡スチロール系に似た感じです
普通のアクアフォームは
もうちょっと「ふわっ」としてる感じです
・かなり硬いアクアフォームNEO
色も違いますが
触ってみると
まずは硬さが
全然違って
スタイロフォーム並みに硬いです
同じくらいの力で
普通のアクアフォームを押すと
中身はこれくらい凹みます アクアフォームも 表面はかなり硬いんですけどね グラスウールは さらに柔らかいですから
こんな感じで
かなり柔らかいですね
グラス・ウールの名前の通り
ガラスで出来た繊維なので
羽毛などを想像すると
だいたいあんな感じです
子供も ピンクのが一番硬いと言ってます(笑) まあグラスウールも セルロースファイバーも柔らかいのですけど 硬いからといって 断熱性能にメリットがあるわけではないですが 今から実験しますけど 硬い=透湿抵抗が高いですから 結露を防げるというメリットがあります あとは、硬い方が それだけで計算には含みませんが 耐震性能的にはいいですし 大地震のズレも少ないと思います 前にアクアフォームで 大地震時の復元実験をしましたが
アクアフォームの追随性テスト
— chelsea (@chelsea_ncis) July 20, 2024
押しても戻りますから潰されるレベルの地震じゃなければ元の形を保持します pic.twitter.com/bMonJ6qgGZ
アクアフォームはズレでも
グラスウールと同じように
元に戻りますが
NEOの方は
そもそも硬いので手では
ズラす事が出来ません
その分スタイロフォームや
今回のアクアフォームNEOは
手で凹ますと
復元はしないので
ちょっと方向性が違う断熱材ですね
・耐水実験(結露の実験)をしますけど・・・
最近 「アクアフォームに防湿層は要らないの?」 とか 「夏型結露について」 などのコメントと 質問を頂いたので まずは耐水試験を行います これ、やる前から結果は 分かってるんですけどね(笑) 余りに心配している人が多いので 実験します ・・・・ ・・・ ・・ ・ 断熱材の一番の敵は 湿気です グラスウールや吹き付け断熱が 湿気を吸い取って カビだらけになって ダメになるって奴です ・冷静に考えれば アクアフォームなどは硬化プラスチック ・グラスウールはガラス繊維に ビニールですから 素材そのものが 水を吸う事はありません 「じゃあ、何で湿気を吸うの?」と言うと 断熱して透湿抵抗するので 大量の空気がありますから そこに水が溜まります という事で 思い切って水を大量にかけます
かなり長い時間水を掛けて
「もうこれ以上吸収しない」って位に
水を掛けます
どんなに結露しても
ここまでは濡れませんが実験なので
家が浸水したかのように濡らせます
アクアフォームは
グラスウールに比べると
透湿抵抗値が高いので
これだけ水を掛けても
変形はしていませんが
グラスウールはペチャンコに
なってしまいました
これがアクアフォームは
防湿層は無くてもいいけど
グラスウールは必須な理由の1つです
これを1週間
物置に入れて
水分がどうなってるか
確認します
・断熱材を水に漬けるとどうなるか
まずは普通のアクアフォーム
風の影響もあるので
1,2グラムはズレると思いますが
濡らす前は9グラムです
濡らした時の重さは
24グラムなので
約2,7倍分は
水を吸収してますね
そして1週間経過したのが
開始前より減ってしまいましたが
風の影響だと思いますけど
水分は一切残っていません
続いてアクアフォームNEOは
開始前が
18グラムです
大きさはほぼ同じなのに
アクアフォームの倍重いので
かなりの密度です
これを濡らしたら
32グラムですね 約1.8倍重くなったので アクアフォームよりは 水分を貯めれませんが アクアフォームより アクアフォームNEOの方が 透湿抵抗が高いので 当然の結果です そして1週間後の数値が
16グラムです
こちらも開始前より
2グラム軽くなってしまいましたが
水分は残っていません
最後にグラスウールですが
こちらは開始前が
10グラムですが
グラスウールは
透湿抵抗値が低く
めちゃ水分を含めるので
タオルを濡らして
絞ってない状態と同じですから
持ち上げるだけで 水が滴ってきます・・・ なので 本来はもっと重いはずですが ある程度水が落ちましたけど
36グラムです ある程度絞っても 3.6倍ですから かなり水分を閉じ込めますね そして1週間後が
全て開始前より 1~2軽くなりましたが 9グラムですね どの断熱材も 見た目に水分は無くなりましたし 全く変化もありませんし もちろんカビも生えていません 梅雨時の物置保管なので 湿度も結構あるはずですが 全く問題は起きませんでした
・どの断熱材も水を吸っても大丈夫?
本来は 防湿層とか透湿抵抗値とか なぜ吹き付け断熱には 防湿層が要らないかの実験なのですが ちょっと長すぎるので こちらは次回に書きます どれも素材自体は 水を吸いませんが 結局結露で水を入れても その後の通気が しっかり出来ていれば大丈夫です ただ、グラスウールだけは 今回変形しましたから これが防湿層が必須な主な理由ですね
・売る方は施主を不安にさせすぎ
今回、この3つを色々実験しましたが どれ使ってもいいんですけどね 別に性能に劣る物はありません 特にセルロースファイバー使ってる会社さんだと 「吹き付け断熱やグラスウールは湿気に弱くて 水分を含むとすぐダメになる」とか 「カビだらけ」とか色々言いますけど 決してそんな事はありません だいたい 食パンやお風呂にカビが出やすいのは 栄養があるからであって 断熱材と雨では そこまで心配するほどではありません もちろん 何か月も水分があれば カビるでしょうけど その点は 断熱材の種類と言うよりも 通気の問題ですね
「古い家やアルミサッシだと壁内結露する」という嘘を見破ろう
先日解体工事した現場の木材ですが 壁内結露が凄くて 木材はカビだらけで真っ黒でした 「カビだらけで 真っ黒ですねー」 ・・・・ ・・・ ・・ ・ 実際、こう書けば 何…
湿気が入り込んでも ちゃんと通気が出来ていれば 問題ありません そもそも 工務店さんが 「古い家を解体すると ほとんどボロボロの状態です」なんて 発言する場合がありますけど そんなに古い家の解体を 見るような職業じゃないですからね(笑) ・作る側と壊す側は 全く別の会社ですし ・建て替えの現場だって 別に来ませんし ・来たって邪魔ですし(笑) 実際に 解体する側の仕事してますと
解体しても
こういう綺麗な状態のも
多いんですよ
・アクアフォームNEOは買いか?
普通のアクアフォームと 同じ金額って事はないでしょうから 多分オプション費用かかると思いますが 個人的には 結構アクアフォームNEOは オススメだと思います 付加断熱が無ければ 断熱材は柱の厚みまでしか 入れれませんので 同じ厚みなら性能のいい アクアフォームNEOのがいいですからね 「ローコストでも高性能にしたい」て場合など 付加断熱までは入れれないけど Ua値上げたいなら 単純に熱抵抗値の低い アクアフォームNEOのがオススメです 予算次第ですが アクアフォームNEOで ・壁100mm ・屋根200mmとか吹けば 結構な高性能住宅になりますし 内部結露にも強いです 先程も書きましたが 今回の目的は防湿層と内部結露 夏型結露の実験なのですが こちらは次回に続きます
吹き付け断熱(アクアフォーム)に防湿シートは無くてもいい理由
断熱材によっては 防湿層ってのは省略出来るのですが この問題 「防湿層は要らない」って人と 「防湿層は要る」って人が分かれていて どちらも 一長一短な部分もあるの…
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