2020年06月08日






まさか広告に
「色々と安いからローコストですよ」
なんて書けませんし




・ローコスト住宅 安い 理由とかで
検索すると




「大量発注するから安く出来る」とか
書いてあるブログが多いですが



その理論で言えば
積水ハウスとか大和ハウスの方が
年間棟数が多いですから
もっと大量発注しています




ローコストは
「選べる設備が少ないから安い」って
書いてあるブログもありますが




例えばキッチンだと


ローコストa


我が家が選択した
タカラスタンダード以外にも


・リクシル
・トクラス
・クリナップ

合わせて4メーカーから
選択出来ましたし



タマホームだと


トクラスがエイダイに
変わりますが


こちらも
4メーカーから選べました






積水ハウスのブログを見ると


・パナソニック
・クリナップ
・リクシル


3メーカーから選択と
書いてありました




施工数は圧倒的に
積水や大和ハウスなどの方が
多いんですから


発注数だって
もっと多いはずですが


積水や大和ハウスが
大量発注で安いなんて
話を聞きませんし・・・



グレードだって
「キッチンやトイレだけ」なら差はありません
(家の作りは差が当然ありますよ)






設備以外にも


ローコストc


屋根材もたくさん選べますし



床材とか
壁紙も色々と選べました





外壁は標準だと
サイディングだけですが





4メーカーで
322種類の中から選べました








さすがにもっと安い
768万の家とかだと


ローコストb


設備が選べないみたいですが











さすがに工務店と比べたら


レオハウス規模の
ハウスメーカーでも



地域工務店などに
比べたら
圧倒的な大量発注ですので



実際にハウスメーカーの方が
安く手に入りますけど


それだけが理由ではありません



だいたい大量発注だけで
本当に500万、600万円安く出来るなら



設備、建材メーカーは
原価割れしちゃいますね・・・




「じゃあどうして安いの?」って
話に戻るのですが




答えとしては
大量発注だけではなくて


「色々と安いから安いんだよ」って
話です・・・



それだけでは
検討している人は不安ですので



実際にローコストメーカーで
ローコスト住宅を建てた私が



なぜ安いのかを
説明します






・枯れた技術で安い


上場している企業は
研究費などにいくら使っているか
分かりますが


大手ハウスメーカーは
最新技術の研究をたくさんします



一方ローコストメーカーは
そこまで研究費を出せません



「枯れた技術の水平思考」という
任天堂開発者の有名な言葉がありますが


ソニーのプレイステーションみたいに
最新のグラフィックなどではなく


今この世にある物を組み合わせて
発想を変えて新商品を出すって事ですね




ローコストメーカーや
地域工務店の方が安い理由も
これに当たる部分が大きいです



鉄骨で作るメーカーは
そもそも鉄骨だから高いというのはありますが


ローコストc-2
(ヘーベルハウスの研究棟です)




大手メーカーは
多額の研究開発費を使って
新しい商品を開発します


ローコストd
(こちらは住友林業の研究棟)



もちろん木材系のメーカーも
大手は、どこも結構な金額の
研究費をかけます



一方ローコストメーカーは
そこまで費用を掛けれないので



今ある技術を使います







今のローコストのほぼ標準仕様は


・在来工法でダイライトなどのパネル工法
・プレカットで工場から木材をカットして持ってくる
・グラスウールか吹き付け断熱
・サイディング外壁


一部は違っても
だいたいこの辺が多いと思います


個人でプレカット工場は
持てませんが


それ以外なら
ホームセンターでほとんど
手に入る建材で


いわゆる
どこにでもある仕様の家ですね




吹き付け断熱や
トリプルガラスなど


オプションで
若干高い費用を払ったとしても


それはサッシメーカー、断熱メーカーの
商品を買うだけの話で


何か独自で
研究したわけではないですね



それでもちゃんとした商品を
ちゃんと設計して
ちゃんと施工すれば



素晴らしい断熱、気密の家が
建つのは地域の工務店を見れば分かります



独自研究、開発した商品などは
使いませんが


市販品を上手に組み合わせて
素晴らしい数値の
高断熱高気密住宅も作ります








・人件費は実際ちょっと安い





現場の人に聞くと
実際に給与は安いですね



我が社に来る
注文書に



大工さん募集なんて
チラシも入っているので
給与が結構分かってしまいます(笑)


大手メーカーでも
社員大工は少ないですから


1棟いくらの
請負大工さんですが



請負金額が
実際にローコスト住宅の方が
若干安いですね



1棟あたり○○円という契約ですから
工事期間が短ければ
数こなせば変わらないんですが



そのために
余り変わった事、不慣れな事を
させない方がいいと思っています











まあ人件費の違いは


同じ業種でも
大手広告代理店と中小の代理店


大手製造業と中小の製造業
などなど


どこにでもある図式です




能力のある人が
必ず高い給料の
仕事に就いているかというと
そうでもないですが


多分職人さん全員の
平均値を取ったら


高いハウスメーカーの方が
優秀な数値になるかなぁと思います


とはいえ実際に
自分の家に関わるのは


その中の数人だけの問題なので



高いメーカーなら
間違いない施工かというと
そうでも無いのですが・・・


だいたいクレームなどの
問題になるパターンは


大工さんの腕もありますが
工務さんとの関係がうまくなかったり


大工さんに
無茶な普段しない施工を
希望したりが多いので


人件費が安い=質が悪いという
わけでもないです





・窓やコンセント、間取りは決められている



ツイッターなどで
高いメーカーで建てたブログを見ると



窓は好きな数付けても差額なし
コンセントもいくら付けても差額無し
などなどがあります



レオハウスやタマホームは
1部屋に付けれる窓の数や
コンセントの数は決まっていて
(しかも割と少な目・・・)



それ以上付けたい場合は
オプションとして
差額がかかります







コンセントやアンテナの追加代金で
5万円ちょっとかかりました




照明も標準は
LDKと各部屋に1つづつ


シーリングライトを取り付ける奴が
付くだけなので







なのでオール標準内だけで
ローコスト住宅を建てた場合



割と住みにくく
オシャレ度も全くない
家になってしまうと思います



もちろん差額費用さえ払えば
何個でも好きに付けれますが



こういうった細かい事の
積み重ねで




例えば
建物本体価格が

ローコストと普通のメーカーで
500万円も差があったとしても




設備、付帯費用まで含めると

300万円の差に縮まったりします




後は間取りですね



タマホームもレオハウスも
間取り自由な注文住宅と
価格は安い規格住宅があります


ローコストe


こちらが規格住宅






ローコストf


こちらが注文住宅



当然全てが決まっている
規格住宅の方が価格は安いですし



何も知らない
家を建てたい人が


普通のメーカーに行くと
営業さんに


「ローコストメーカーは
自分で間取りも決めれないんですよ」
って言われますが


そういうプランもあるので
あながち間違ってもないです












・何もしないと見た目が安い



だいたい見た目と実際の費用って
割とリンクしますので


実際に安い以上
見た目も安いのですが



この辺は
営業さん、設計士さんも
ローコスト住宅に慣れていますので


こちらから提案しないと
そのままになっちゃいますね・・・



本当は提案したいとしても
値段上がっちゃいますし



ローコスト住宅を検討する人って
ほとんど安いから見にいくので・・・





ハウスメーカーの写真って
リビングから窓を撮る写真が多いですが


ローコストg


こちらは無印良品の家ですが
大きい窓がたくさんあって開放的です



お金を掛けるところは
とにかく窓が広いので
開放的になりますね




じゃあ我が家はどうなのかというと


ローコストj


圧倒的に安っぽいですね


実際安いんですが・・・



高いメーカーだと
南側は全面窓とかになりますね



窓の性能は家の性能に
かなり関係しますから




窓が凄い広くなると


どんなにいい窓を使っても
数値だけの性能で言ったら
それほど高くないのですが



もちろん普通に生活分には
快適でしょうし
なによりこの開放感は凄いです




逆に大手だと一条工務店みたいな
性能が全てみたいなメーカーは



我が家と同じ位の大きさの窓に
高いスペックの窓を使いますので
性能値は圧倒的に高くなります




住友林業の実例集には

ローコストh


こういうとんでも無い家もあります


年収5,000万円より
上の世界でしょうか・・・


ソファに座ってワインでも飲めば
人生の勝利者って感じですね(笑)





ローコストi


私がリビングで
淡麗グリーンラベル飲んでるのとは


格が違います・・・


それでも家族4人が
普通に生活して
普通に幸せですけどね



積水や住友などの開放感は
凄いけど性能値は今で言う普通

(普通でも充分快適ですが)



一条工務店などの
見た目はそこまでじゃないけど
性能値は凄く高い




ローコスト住宅は
この2つの悪いとこを取るので
安いんですね・・・


つまり見た目も
性能値も普通です・・・




ただ、今はローコストでも
C値、UA値はかなり気にして作りますから



充分快適な
性能にはなっています







・という事でローコストのまとめ


過去にレオハウス、タマホーム、一条工務店で建てた



ブロガーさんの
坪単価をまとめた記事を書きましたが







平均的な我が家位の大きさなど


タマホームなどのローコストで
だいたい土地代抜きの総額が2,100万円前後


平均的なハウスメーカーの
住宅だと2,800万円位でしょうか?



決して設備だけで
どうにかなる金額じゃないですから


色々な努力をして
安くしています


ユニクロだって
ただ素材が良くなくて
安いわけでは無いですし


むしろ今は


ユニクロの素材は
丸井などにある
ブランド品となら
遜色ないですしね


ただ、見た目は安っぽいですよ(笑)


そしてここを色々変えると
結局ローコストじゃなくなっちゃいます



なので
研究費、建材、設備、人件費
などなどを1割ずつ削減して


余計な装飾をしないと


トータルで3割ほど
安い家が出来るのですが


「色々と安いから安いんだよ」と言うと
不安ですので



・大量発注とか
・人件費がとか
・宣伝費がとか


分かりやすい理由を言います



物を売るのに
一番簡単な方法は
人を不安にさせる事ですから



「ローコストはすぐダメになる」とか
言われますけど



ローコストが安いんじゃなくて
こっちが普通の値段で


普通のメーカーは
付加価値があるから高いと言った方が
分かりやすいと思うのですが


カローラのセダンと
レクサスのセダンなら


乗車定員も同じですし
日本の道路なら性能的にも問題ないです



今なら
我が家程度の建物金額でも


HEAT20G1レベルなら
ローコストメーカーでも
充分建ちますから



これでは不満という人なら
もっと高断熱高気密で
建ててもいいですし



・木材にこだわりたい人
・見た目にこだわりたい人など


色々な希望に応じて
好みのメーカーを選べばいいんですが



もちろん高ければ
何も問題が無い訳ではないのですが



安かろう、悪かろうって家も
ありますので


自分が満足出来る間取りというのは
見た目で分かりやすいですが


自分が満足出来る
断熱、気密性能というのは


家を見るだけでは分かりませんので
多少の知識は必要になってきます




前に紹介した768万円の家も
さすがにいまどきアルミサッシで
スレート屋根は厳しかろうと


私個人は思いますが


f3a450cd


高いメーカーと変わりませんとか
嘘言って売るメーカーもありますし


ローコスト住宅を検討する場合は
「安い理由」
色々チェックする必要が出てきます








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この記事へのコメント

1. Posted by ヤス   2020年06月08日 20:58
こんばんは。
今回のブログも楽しく読ませていただきました。
レオハウスさんやタマホーム さんも自由設計だと値段がそこそこするのでローコストと呼んで良いか分からなくなりますね。地場工務店で建てた私の家より設備は良さそうです。私の家なんて第三種換気、アルミ樹脂ですし。
768万(船井総研)の家は私の周りでもよく見ます。
夏場にモデルハウス見学したのですが、二階は暑かったですよ。
エアコンは23度で強運転でした。
とにかく、新築が欲しい人には需要があるんでしょうね。
2. Posted by reogress   2020年06月09日 08:12
>>1

ヤスさん
コメントありがとうございます

土地代抜いた総額が
2,000万円ちょっとなら
ローコストかなぁと思っています

768万円の家でも
理解して納得すれば

問題ないと個人的には思っています



セールストークで
「うちなら1,000万だけど
他社で同じの建てたら1,500万円するよー」
みたいなトークが嫌で・・・



何故安いのかを理解して
それが自分の中で問題なければ
安くて快適な家に住めるわけですから


とはいえ23度の強はキツイですね・・・
3. Posted by ヤス   2020年06月09日 11:49
たとえ二階が暑くても、新築に住みたい人は些末な問題なのかもしれません。😄
個人的に危惧しているのは、メンテナンスに関してです。
私の勝手な思い込みかもしれませんが、ローコスト住宅を購入した人が維持管理に関心が高いとは考えにくいです。
ローコスト住宅は軒のない家が多いので外壁が痛むのも早そうです。
軒で日射遮蔽ができてないから暑いんでしょうね。
4. Posted by reogress   2020年06月09日 14:52
>>3
ヤスさん

どうなんでしょうねぇ


私みたいに
自分でメンテするから
ローコストでいいやって人もいると思いますし


むしろ興味が無い人って
積水ハウスとか選ぶイメージですけど


外壁は美観を除いて
性能面だけで言えば
サイディングで15年は何も
しなくてもいけますが



問題は屋根ですねー
スレート屋根を何もせず15年は


美観じゃなくて性能に
関わってきます^^;
5. Posted by ヤス   2020年06月09日 15:09
返信ありがとうございます。
問題は屋根ですか。
スレート屋根は有名ハウスメーカー でも採用されてますね。
メーカー側がメンテで利益を上げようという思惑でもあるのでしょうか?
6. Posted by reogress   2020年06月09日 15:56
>>5

瓦より軽いので
耐震性には強いですから

耐震等級3が取りやすいですし


軽さならガルバの方が軽いですし
耐久性もスレートよりありますが
ここ数年で出始めた物なので


施工業者も少なく
施工ミスの可能性もある


耐震性が良くて
扱う業者も多くて
一番安くて
10年は持つスレートは
便利だとは思いますが

10年過ぎたあたりから
ボロくなるので


本来10年毎に
再塗装が必要ですが
皆さんそこまでしませんね


解体してて
一番ボロボロなのもスレートです・・・


屋根はメンテナンスも大変ですしね
7. Posted by ヤス   2020年06月09日 19:10
今回も色々と質問に答えていただいてありがとうございました。
今後もブログの更新楽しみにしてます。

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