2021年04月19日






よく言われる事で


「日本の住宅は遅れている
ドイツは素晴らしい」って奴ですね



そうは言っても


なんでも

「ドイツのマネしろ」


「日本はダメ」なんて言われると


私は壊す側とはいえ
現場の気持ちも分かりますから


ちょっとイラっとしますけど


「じゃあ、ドイツの家を
日本に持って来たらどうなるの?」って話ですけど



場所によっては
1年たたずに壊れますから



何でも
「ドイツ!ドイツ!」言う人には
是非そっくりマネをして
日本で作って欲しいとこではあります



特に20年以上前から
やってる工務店で
こういう文句を聞くと



よく昔自分で作った家を
そこまでダメって言えるなぁと
逆に感心しますが


・・・・・
・・・・
・・・
・・


何でも日本は素晴らしいとも
言いませんけど


風土にあった家を作り
今は高性能な住宅も
普通に作っていますからね



何でも遅れている
ドイツのマネしろって言うと


「それは違うんじゃない?」って
思ってしまいます




という事で
何でもドイツのが
素晴らしいという人が多いのですが


ドイツa





こちらのエネルギー消費量



住宅に関しては
実はドイツの方が
多いんですね



しかも日本の方が
人口が4,000万人程多いので



一人当たりのデータだと

ドイツb


住宅はもちろん
全ての数値を合わせても
日本よりドイツの方が高くなります




「ドイツの住宅は
高性能な家しかない」
って
思っている人は


「何故ドイツの方が多いの?」って
思いますが



色々と風土にあった
作り方の違いがあるからですね






・まずは家づくりの根本的な違い



なぜエネルギー消費が
多いかってのは


ドイツの家の作りが
分からないとダメなのですが



「ドイツ 住宅 性能」とかで
検索しますと



たいてい日本の工務店などの
「日本は遅れている」情報しか出ませんので


頑張ってドイツ語の
サイトを見るしかないのですが



まず一番の違いは


ドイツc


こちらはドイツ語版wikipediaの
ドイツ国内の地震のデータですが




ドイツは地震がありません



少ないってレベルじゃなくて
ほぼゼロです


過去100年間でマグニチュード6.0以上の
地震が無い数少ない国ですし



マグニチュード4.0程度という
小規模な地震は過去にありましたが


・ベランダが崩壊したり

・壁が崩れたり


結構な被害が出ています



日本ならこの程度なら無傷ですね




地震が無いんですから
建物の崩壊は心配しなくていいので


ドイツd


100年以上前の建物は
ほぼレンガか石壁ですね



こんなの当時の日本で作ったら
地震の崩壊で



下敷きになったら
死んでしまいます・・・



地震が無いから石壁




そして石壁やレンガは木材に比べると
非常に長持ちしますから




ドイツは古い建物が非常に多いですね





http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/berlin/n05/report.html



>>アルトバウ とはだいたい築100年~70年前後 の建物を指し
>>その後建てられた 建物をノイバウと呼んでいるようだ。



・アルトは英語だとold

・ノイはnewですから


築50年の建物はNewという位ですから
とんでもないですね



日本で築50年を


「まだ新築」なんて
言う人は誰もいません(笑)


・・・・・
・・・・
・・・
・・


そしてドイツと言えば
ソーセージと樹脂サッシという位に



樹脂サッシを昔から使っていて






なんとプレハブ小屋にすら
樹脂のトリプルって凄いですね・・・



ちなみに
樹脂サッシを最初に作ったのも
ドイツです


・木製は性能がいいけど
 メンテナンスが大変


・アルミはメンテナンスは
 楽だけど寒い



「じゃあ樹脂で作ろう」ってのが
合理主義国っぽくていいですね



しかも
地震がないから
強度は考えなくてもいいわけですし





こちらは日本の
建具耐震マニュアルですが



当然ですが日本は
耐震を考えないと家は作れません


ドイツe



https://www.jsma.or.jp/Portals/0/images/sash/gijutu/19-1002.pdf



ちなみに
建築基準法の耐震は


「人命に係わる建物の損傷回避」です




そのため強度以外にも
変形性能なども考慮して作ります






・エアコン普及率3%しかありません



地震以外に
石壁やレンガが多い
もう一つの理由が気候ですが





日本との大きな違いは




エアコン普及率の少なさですね


驚きの3%です




ちなみに日本は


・普及率91%

・世帯平均台数は3.18台ですから


ほぼ全世帯にありますね





別にドイツが高性能住宅だから
エアコンが要らないわけじゃないです



日本は
どんなに高性能住宅でも
エアコンがありますし




理由は簡単な話で


ドイツf


涼しいからです



・一番暑い時期の
 最高気温でも20℃ちょっとですし


・かといって
 冬の平均最低気温も
 氷点下2~3℃です



涼しいんですから
夏はエアコンなくても快適ですし




冬は当然
セントラルヒーティングですね


ドイツg





秋からずっと温水を使った
24時間セントラルヒーティングの家が
ほとんどですが



石壁やレンガ造りですからね
一度暖めきったら
冷めにくいです




日本だと北海道は
セントラルヒーティングがありますが



気温や緯度を考えても
日本で言うなら北海道と比較しないと
おかしな事になります




「じゃあ北海道はどうなの?」って話ですが


ドイツh


こちらは1978年なので
43年前の建築知識に記載されている
北海道の住宅ですが



当然、本州と比べて
断熱の意識は昔からありました



今の東京でも
これより性能が低い新築は
普通にありますね・・・



北海道の人は
冬でも室内は半袖って人が
一定数いるらしいですが



そうは言っても
昔の家って


建材の性能的に
今ほど高性能な物なんて普及してないので



北海道だと
暖房費が5万円とか掛かる家も聞きますし


ドイツは昔の家が多いですから


ドイツのエネルギー消費が
日本より多いわけです






・ドイツの超高性能住宅しか建てれない法律



よく言われるのが



ドイツなどの国では
日本の窓サッシは
法律で使えませんって奴ですね

ドイツi

出典 :
https://passivehouse-japan.org/ja/concept/



ua値1.3以下なので
APW330でも
ダメなんですね・・・



この辺の法律は
特に新築戸建てという事だけ
考えると



正直、日本より
素晴らしいとは思いますが


ドイツj





日本と大きく違うのは



毎年、新築で作れる
戸建て数に限りがあるという事ですね



空き家を作らないという政策なので


・新築戸建て数の上限

・リフォームに手厚い助成金保護


日本とほぼ逆ですね・・・



日本はリフォームするより
建て替えた方が補助金、税金含めて得です



地震も無く
リフォーム助成も手厚いわけですから


築100年の家が
たくさんありますね



空き家を無くして
古い家を守るというのは
素晴らしい考えですが


新築数に制限を掛けれるんですから


「新築建てるなら
この性能以下はダメ」ってのが
厳しく出来ます



リフォームの優遇もあるので
築100年の家すら
樹脂サッシというもの凄いですが



それでも結局は
築100年という家が多いから



どんなに昔から高性能とは
言っても



昔の家は
そこまで高性能ではありませんから


ドイツk


古くは京都議定書
今はパリ協定ですが


これから建てる家は
高性能限定って法律ですね


それでも日本の
昔の家に比べたら
ずっと高性能ですけど



じゃあ東京に同じ建物を
持ってきたら


熱中症になってしまいます



・・・・・
・・・・
・・・
・・


日本だと
こういう家がいいとか
色々と議論してますが


そもそもドイツでは
家を新築を建てるってのが
非常に大変です




しかも金額も高くて


ドイツL


土地代を抜いた
建物価格の平均が


・日本は2,000万円

・ドイツは3,200万円ですから



もちろん物価の差もありますけど


この金額出せば日本だって
超高性能住宅建てれますからね



別にドイツは
なんでも素晴らしいわけでもなく



新築を建てるのが非常に大変で
しかも金額も高いんです



もちろん新築の性能だけを
切り取れば


「ドイツは素晴らしい
日本は遅れている」
になりますが


簡単に建てれない
建てれても非常に高額という事は
余り触れられていませんね


そして日本だって
3,000万円ほど使って
超高性能な家に住んでいる方も
たくさんいますが




例えば
我が家がドイツに行ったら


そもそも家は買えないわけです・・・




先日、小泉環境大臣が
新築住宅には太陽光パネルを義務付けしたい
なんてニュースがありましたが



https://www.jiji.com/jc/article?k=2021041601209&g=soc



家の事を全く知らない人は
「屋根が壊れる」とか
「環境破壊だ」と愚策と言われ



逆に家の事を知ってる人は
「太陽光増やす前に
断熱性能上げてエネルギーロスを減らすべき」

言ってましたが


どちらの言い分も理解出来ますけど
前提として




「ドイツより日本の方が
エネルギー使用が少ないので
こういう政策になるのかなぁ」
とは思います


まあ、積雪の問題とか
美観やお金の問題もありますし
現実的ではないと思いますけど



まあドヤ顔で
「樹脂サッシは石油から作られるんです」って
言いそうですけど(笑)










・とはいえ、昔の感覚は捨てないとダメですね



法律で決まってないからとはいえ
やはり予算の許す限りは


高性能にした方が
私はいいと思います



幸いにも
今は日本でも高性能住宅が
建てれますし



樹脂サッシの素晴らしさは



私のブログなんか見るより
高性能住宅に住んでる方の
ブログを見たほうが


どれくらい快適か分かりますが



風土、気候、法律の違いを無視して
なんでも日本はダメ、遅れているって言うのは



少なくとも
現場の人間は


一部の人を除いて
毎日一生懸命作ってますからね



そして今まで
日本で一番考えられてきたのは耐震です


・ローコストでも耐震3が当たり前


・耐久性、耐衝撃性も問題ない
 高性能建材が普及した



今はどんどん高性能化してますから



何でも日本は
素晴らしいってのも嫌ですけど


逆に文句ばっかり言うのも嫌ですね・・・



我が家は
ドイツの平均価格の約半分で


たしかに高性能とは言えませんが
とりあえず快適な家には住めていますので




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この記事へのコメント

1. Posted by ヤス   2021年04月19日 21:46
こんにちは。
ドイツの家ですが、私の家の近くにも何軒か建ってます。
YouTubeでも、お髭のおじさんが宣伝されてますね。
モノは良いんでしょうけど、高くて買えないです😂
2. Posted by reogress   2021年04月22日 10:06
>>1
ヤスさん
コメントありがとうございます

Youtubeは知らないんですが
たしかに高性能なことは間違いないですねぇ・・・

高断熱、高気密、高金額と揃っちゃいます^^:

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