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住宅の危険な段差と安全な段差の違い。段差が無いバリアフリー住宅は意味が無い?【老人、子供】
ここ2年で
何と3回も入院して
2年間の入院日数は
50日間以上もありますから
足腰の弱った高齢の入院患者をたくさんみて
さらに母親は要介護認定を受けて
5年前に要介護1を受けて 昨年からは要介護2になっているので ヘルパーさんが デイサービスで家に来ています さらには小さい子供も 2人いますから 工務店やハウスメーカーの 営業さんが考える バリアフリー住宅よりも よっぽどリアルな バリアフリー住宅が出来そうですが 今回は同じ段差でも 危険な段差と安全な段差の違いと 本当の要介護を受けた老人や 松葉杖の老人が どういった段差で転ぶのかを紹介します
目次
・老人は段差じゃなくて平面でも転ぶ
そもそもバリアフリーってのは
バリア(障壁)がフリー(無い)なので
障害物を無くすという意味です
高齢化対策=バリアフリーだと
思い込みですが
高齢者対策というよりは
車椅子患者向けという方が適しています
普通の老人に
段差を無くすリフォームなどが
余り意味がないのは
実際に65歳以上の高齢者の
病死を除いた死亡事故原因を見ると
転倒、転落が一番多いです
このデータがあるので
一部の人は
一番死亡事故で多いのは転倒なんです
なので家の段差を無くして
バリアフリー住宅にしましょう
こういう事を言うのですが
実際に老人の転倒要因を見ると
老人の85%は
段差の無い平面での転倒です
「段差は危ない」と
平面上の作りにしていても
8割以上は段差のない平面で転ぶので
余り意味はありません
・高齢者に危険な畳と布団
さすがに そこまで平面の方が多いってのは 謎だなぁと 要介護のうちの母親に 聞きましたけど 母親は起きるのも歩くのも不自由ですが 一応自分で起き上げれたり 杖ついてゆっくりは歩けるんですけど 「これが無いと困る」と買ったのは
ベッドです それまでは畳の部屋に 布団だったのですが 布団から起き上がるのが そもそも大変なので ベッドにしました ベッドだと椅子から起きような姿勢で 起きれますからかなり楽みたいです 実際に死亡要因を見ると
階段や段差の20倍も 平面で転ぶのが 死亡事故になっているのですが うちの母親みたいに 足腰が弱くなると 畳は滑るから怖くてダメだそうです 実際に畳はすべって危険だし
さらに掛け布団でスリップして 転ぶなど布団は良くありません なので和室に布団から カーペットにベッドに 変更しました しかしベッドも布団に比べたら 段差になるのですが 「この段差がないと起き上げれられない」 って事で これが障害者のバリアフリーと 高齢者のバリアフリーの差です
・高齢者や要介護者は段差があった方がいい
実際に高齢者を見ても
要介護者を見ても
車椅子までは使わないけど
足腰が不自由って人の方が
圧倒的に多いです
うちの母親が我が家に来ると
まず楽だと言われるのが
玄関の段差とか
リビング階段の段差です
築100年を超えた
昔の実家でも
玄関の段差や縁側と
「掘りごたつが楽」と言います
ちょっと気になったので
「こういう家だと楽?」って聞いたら
これは楽だと思うという家が
老人や要介護者には 危険と言われるダウンフロアです
・危険な段差と安全な段差の違い
ダウンフロアとか スキップフロアって 一般的には 老人や要介護者には 危険って 言われますけど 実際には全然そんな事はないみたいで 「段差が20センチとかあれば 椅子と同じで転ばないし逆に楽だよ」って事でした こういう1cm未満の 段差の方が危険かな?と思いましたが
認知症にでもならない限り
ずっと住んでいる家にある物なら
場所を覚えるから
これでも大丈夫だそうです
じゃあ何が危険か聞いたら
まずはフローリング うちはスリッパなんて ないですけど 来客として我が家に来たら 靴下は履いてますし 滑るみたいです 自宅なら素足かなって思いましたが 結構高齢者っていつも 靴下履いてるんですよね 畳>フローリング>絨毯で 危険だそうですが これは段差ではないですね そして段差だと 一番怖いのが
掃除機やコード類など
毎日場所が変わるもの
コードは一番危険みたいで
コタツなどは冬の間
ずっと出しっぱなしですけど
こういう固定された間取りじゃない
段差は怖いらしいです
・今の家には危険な段差がない
昔の家って
こういった敷居にちょっとした 段差などがたくさんありました 「敷居を踏むな」って よく言われましたが 今は敷居もほとんどないですね 普通の扉はもちろん 引き戸だって
埋め込み式なので 危険な段差は全くありません 「じゃあ安全?」と言われたら うちの母親みたいに フローリングと畳は 全部危険という人もいますし 最初にいいましたが 平面でも危ないのですから 安全って事ではなく 要は老人ってのは 生きて動くだけで 何かしらの危険があるんです しかし車椅子患者なら別ですが 普通の老人や 杖があれば歩ける 圧倒的多数の老人にとって 今の住宅は わざわざ多額のお金を掛けて バリアフリーにする意味は ほとんどありません 間取りの問題じゃなくて コンセント、コード類が 邪魔にならない間取りの方が ずっと大事です
・5歳と40歳で段差の危険度は同じ
コード類なんて うちの子供はもちろん 私でも危険ですから 老人に危険なのは当たり前ですが 子供だから危険っていう 段差も今の家にはありません それこそ 「子供だから危険」ってのは 歩く事すら心配な3歳までと もうちょっと大きくなって
こういう訳の分からない行動を する年齢までです(笑) これが5~6歳以上になると はっきり言えば危険度なんて 40歳の大人と変わりません 子供に優っている部分は 人生が長いから 過去の経験と記憶力はあるので 住み始めて7年の我が家では どこに何があるという記憶力と 転んだら怪我をして危険と言う 過去の経験だけが優っています 前日ですが トリックアート美術館に行って
ここの敷居に躓いて 盛大に転びました(笑) 「パパ気付かなかったの?」と 言われましたが 全く気付くことなく 2,3歩よろめいて 体制を直すことも出来ずに 転びました スキーをしていても思いますが すでにバランス感覚や体幹 空間把握能力なんて スポーツ選手でもない限りは 40代後半の男性よりも 小学校2年生の方が上です あるのは筋力と 「転んだら怪我をして 仕事が出来なくなる」と言う 過去の経験だけです 逆に3歳までは 何やっても危険というか 生きているだけで危険なので どんな間取りとか関係ないし あるとしたらコードとか ポット、スチーム式加湿器 昔の家ならコタツとか 石油ストーブなどで 今の家なら小さい段差は無いから 子供に危険な間取りなんてのはないし 子供に危険なら普通の大人には それ以上に危険です
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