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誰でも分かる固定資産税額と建物の評価額の出し方、実は家の性能や設備は関係ない?

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4月になると
SNS上では


固定資産税マウント合戦が始まります

我が家の固定資産税高すぎ・・・

無垢床や全館空調だから
仕方ないのかなぁ

我が家の高断熱高気密を
評価してくれたのは
嬉しいけど固定資産税高すぎでしょ

一条工務店は
固定資産税が高いって本当ですね

税金が高いことが自慢なら
是非我が家の税金も上乗せ
して欲しいですが(笑)


細かい部分では
設備なども考慮しますけど


実際は家の値段が高ければ
固定資産税は高いんです



一条工務店の固定資産税が
高いんじゃなくて
家の値段が高いだけなんです



という事で
今回は分かりやすく
固定資産税の建物評価額の
計算方法を説明します

目次

・まずは土地と家屋で算出金額を分けます

一戸建ての固定資産税は
土地の税金と
建物の税金の合算です



SNSでマウント合戦するのは
建物の評価額の方ですが


簡単に固定資産税の
算出方法を説明すると


これは我が家の
固定資産税
土地と家屋に
分かれています


土地の評価額は
固定資産税路線価とか
色々ありますが


注文住宅の場合は
土地と建物は別々に購入しますから



購入金額の1/6と
思えば大丈夫です



我が家の土地は
線路沿いなので


相場の半額近くの
600万円で買えましたから
1/6の約100万円になっています


この金額の
1.4%が固定資産税になるので


14,474円が
我が家の土地部分の
固定資産税です


仮に我が家が
都内のお金持ちで
1億円の土地を
購入したとしたら


1億円の1/6に1.4%なので


土地だけで
233,300円もの
固定資産税になります

・いい設備だと高い? 再建築費評点数とは

みんながマウント合戦する
建物の算出金額ですが


よく言う
「設備や性能がいいと
固定資産税が上がる」
というのは


再建築費評点数と言って


例えば屋根だったら
点数の高い順に

①太陽光パネル一体型
②瓦
③スレート
④ガルバリウム



このようになります


外壁だったら

①タイル
②漆喰
③サイディング
④ガルバリウム



この順で
点数が高いですから


太陽光パネル一体型で
タイルが標準の一条工務店は
たしかに高いんです


さらに家の内部も


例えば床材なんかは
無垢床と複合フローリングでは
無垢床の方が点数が高いのですが


無垢床が約9,000点
複合が約6,000点に対して


床暖房があると
14,000点追加されるので

やはり一条工務店は
税金が高すぎるけど

いい家は税金も高いんですね(ドヤ)

なんて言いますが
別に一条工務店じゃなくても
設備、建材が同じなら
点数は同じだし


税金は
この点数だけじゃなくて
実際は建物の金額で決まります

・家屋の税額は家の価格で決まる

固定資産税が決める
計算知って割と複雑ですが


家屋の計算式は
簡単に言うと
このようになっていて



建物の建築費×0.7=公示額

・公示額×0.5~0.7=課税額です


この0.5~0.7の部分が
いい設備とか建材の数値です


なので2,000万円の家なら
まずは0.7を掛けて1,400万円が公示額で



・1,400万円を0.5で掛けたら700万円

・1,400万円を0.7で掛けたら980万円



この金額に土地と同じように
1.4%を掛けた物が課税額になりますので


・2,000万円の家に0.5を掛けたら98,000円

・2,000万円の家に0.7を掛けたら137,200円



なので設備とか建材などを考慮しても
2,000万円の家なら
98,000円~137,200円の範囲になり


これが3,000万円の家なら
147,000円~205,800円の
範囲になるので



結局は家の値段が高ければ
固定資産税は高くなります



厳密には
色々と評価しますが


・要は値段の割に
 この家ショボイとなったら
 0.5を掛けて

・逆に値段の割に凄いとなったら
 0.7になります

・我が家の例で家屋の評価額を算出してみました

こちらが我が家の
工事請負契約書
金額は本体価格じゃなくて
付帯工事費なども
全て含めた金額で計算します



まずは請負金額に
0.7を掛けて公示額を出します


17,383,610円×0.7=12,168,527円


千円単位を切り捨てて
12,168,000円にして


再建築費評点数で調整した
0.5~0.7を掛けますので


・0.5だったら
 6,084,000円


・0.7だったら
 8,517,600円と



この範囲に収まります


そして実際の
課税評価額が
8,012,230円です


係数としては
0.658を掛けている計算なので

まずます値段の
割にはいい家なんじゃね(ドヤ)

ってドヤりたいのですが
値段が安すぎるので
マウント取れません(笑)



そこから土地と同じように
1.4%したものが
固定資産税になりますが


固定資産税は割引があって
今は普通の新築だと3年間
長期優良住宅だと5年間は半額になります



この半額は
あくまでも家屋だけなので
土地の部分は
半額になりませんし


都市計画税も
半額にはなりません


ちなみに
「甲府市は都市なのか?」
毎回思いますが


都市計画税は
ごく一部の例外がある
市町村を除いて


都市計画地域の
市街化区域なら
かかる税金なので


市街化調整区域の農地を
転用したとかじゃなければ
よほど田舎じゃない限りは
かかってしまいます

・実際は余り設備とか性能は考慮されません

という事で
どんなに性能や設備品が良くても
数値には上限、下限があるので
そこまで考慮されませんし


再建築費評点数は
例えば軒とか屋根の
傾斜とか細かくて
一番安い軒無しから
15cm単位で係数が
違うとか細かいんですけど


ほとんどが
上・中・並みの3段階で
こんな感じですから
そこまで数値とか性能が
細かく考慮はされません


断熱材だって
3段階なので
このようにおおまかに種類が
分かれているだけで


窓サッシなんて
樹脂も樹脂複合も
全部同じ判定ですから



建材とか設備で
値段が決まるわけじゃなくて


どうせマウント取るなら

我が家は23区内だし
固定資産税なんて30万超えます

そりゃ家の価格が
4,000万円ですから
相応の税金は払いますわ

こんな感じで
お金でマウント取りましょう(笑)


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