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アルミ樹脂サッシ(サーモスⅡ-H)から樹脂サッシ(APW330)に変更すると光熱費は何年で元が取れるか

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快適性などは
ちょっと置いといて


未だにローコスト住宅では
標準仕様で使ってる場合が多い
樹脂サッシa
YKKのエピソードNEOや


我が家でも使っている
LIXILのサーモスⅡ-Hなどの
アルミ樹脂複合サッシですね


・どっちもLow-E仕様だと
 熱貫流率が値2.33で

・Low-Eが無い一般複層だと
 熱貫流率が3.49という窓です

ローコストメーカーだと現在でも
アルミ樹脂のLow-Eタイプ(熱貫流値2.33)が
一番標準で多いんじゃないでしょうか


我が家の時代(5年前)ですと
ローコストメーカーは


標準はアルミサッシってのも
まだまだありましたが・・・


最近は樹脂サッシもかなり増えたので
標準のアルミ樹脂サッシを


差額のオプション費用を払って
樹脂サッシb
・APW330などの樹脂サッシにするか

・そのまま標準でいくか


悩みどころですが
「お得になるので樹脂サッシに変更して
光熱費を節約しましょう」という意見があったり


twitterなどでも
「樹脂への変更差額が20万円・・・悩む」なんて
ツイートもあったので


サーモスなどのアルミ樹脂から
APW330などの樹脂サッシに変更すると
光熱費が何年で元が取れるか説明します

目次

・APW330に変更すると光熱費で得をする?

・間取りや窓以外の断熱

・エアコンの温度や家族構成
・家にいる時間などで


光熱費はバラバラですから
シミュレーションしたって
条件によって差がでますけど


平均値として
一番樹脂サッシ推しなメーカー


YKKの数値で比較すると
樹脂サッシc
シミュレーションしている住宅が
延床36坪で窓面積が32.2㎡(4~8地域)


平成25年の省エネ基準住宅なので
まさに平均的な家です


真ん中のアルミ樹脂サッシは
おそらく自社商品との比較なので
エピソードNEOだと思いますが


一般複層なのでUa値3.49の
Low-Eが入ってないタイプです


対するAPW330は
一番高いアルゴンガス入りの
樹脂スペーサータイプです


一番左はアルミの複層なので
今時はほぼ使いませんが
デュオPGとかフレミングですね


・アルミ樹脂が
 年間の冷暖房費が59,396円

・これをAPW330に変更すると
 52,363円です

・今時は使わないアルミサッシだと
 66,563円です


なのでLow-Eを使っていない一般複層の
Ua値3.49なアルミ樹脂と


樹脂スペーサーでアルゴンガス入りの
一番高性能なAPW330の冷暖房費の差は
家全体で 年間7,033円ですから


30年で210,990円の差になりますが


実際、ほとんどの
ローコストメーカーでも
今はLow-Eタイプが標準ですから


APW330との差は
年間で6,000円程度ですので


30年間で光熱費が18万円の差です

・樹脂サッシに変更する費用の方が高い

快適性は上がりますから
お金だけで決めるのも
良くないですが


一番樹脂に有利なシミュレーションをする
YKKのサイトでも30年間で18万円の違いですから


少なくとも本体代金は高くなるけど
光熱費で元は取れるってのは
難しいです


オプション費用の差額は
ハウスメーカーや工務店で色々ですけど


サーモスⅡHやエピソードNEOが標準で
APW330への変更が


「10万円で出来ますよ」って言われたら
絶対にお得なので変えるべきです


年間で光熱費が
6,000円安いんですから
10万円で変更出来るなら
17年目から得になります

「差額20万円です」
って
言われても34年目には
プラスになりますし


快適性は上がるんですから
ここまでは悩む事なく
お金が無くても変えるべきだと思いますが


このシミュレーション比較の
APW330は樹脂スペーサーにアルゴンガス入りの
一番性能の高い奴なので


「20万円で出来ますよー」で喜んだら
アルミスペーサーのガス無しって
可能性もあるので
その点は注意が必要です・・・



・差額30万円までなら得する計算に

快適性を数値に出すのは
難しいのですが
私なら30万円です


このラインまでなら
オプション費用払っても
変更しますし


もし相談を受けたら
「30万円なら他を減らしてでも
変更した方がいい」と言います


かなり昔に書いた過去記事でも
樹脂サッシd

これは契約前に書いたものですが


当時から

・サーモスXなら20万円

・APW330なら30万円と言ってたのは

 

この辺の元が取れるかって話と
快適性のバランスですね


もちろん
金が無いからシビアってのが
一番の理由なんですが・・・

こちらはHEAT20の仕様表ですが

樹脂サッシe

これは我が家と同じ
G1性能住宅の仕様ですが


窓の熱還流率は2.33でも
壁と窓の断熱材次第で
割と普通にいけますし


気になるならリビングや
引き違いだけ内窓を入れるなどの
改良をした方が安上がりです

これがG2となると
樹脂サッシf
熱貫流値2.33の窓となると
かなり断熱材の性能上げないといけないので


現実的にG2性能を目指すなら
樹脂サッシのがいいですが


今なら結構安い金額で
変更出来ると思いますから
30万円なら割と可能なラインだと思います


私の時代ですと
サーモスXやAPW330に変更すると
100万円という値段を言われたので

差額100万円だと
単純に光熱費で元を取るには
166年も掛っちゃいますから(笑)


その辺計算して
ちょっと変更する気には
なれませんでした・・・

そうは言っても
仕事のおかげで
大工さんや工務さんの
知り合いも多いので


実際に生活する分には
アルミ樹脂で充分ってのは
教わりましたし


それよりも
断熱材も含めた
工事の施工精度のが大事です


・コスパを上げたいなら窓よりエアコンの性能を上げる

本当に光熱費で得したいなら
サッシに100万円使うより


間違いなく
エアコンの性能を上げた方が快適です
樹脂サッシg
こちらは日立の14畳用で
一番グレードの低いRAS-D40L2


最安価格は112,500円ですが
期間電気代の公表値は
樹脂サッシh
年間41,688円です


一方、我が家でも使っている
最上位機種Xシリーズの


RAS-X40L2は
樹脂サッシi
実勢価格は250,000円と
130,000円も高いですが

期間電気代の公表値は
樹脂サッシj
27,243円なので
1年間の差が14,445円


エアコンは最低10年は
使うと思うので
144,500円の差になりますから
この場合は最上位機種を買った方が
お得になります


ここまで差が出る理由は
エネルギー効率という数値APFが
・最上位機種は7.5

 

・一番安い機種は4.9と


全然違います


この数値は1のエネルギーを
何倍に出来るかという数値なので
高い方が省エネになります


ただ、エアコンの年間電気代は
昔の断熱気密性能が悪い家で
シミューレーションしますから


今の家だと
ここまで差は出ませんけど


その分
今は30畳以上を10畳などの
エアコンで動かしますから


省エネ効率は間違いなく
高価格帯のが高いです

・性能とお金のバランスが大事


貧乏だとガチで計算しますから


「光熱費で元が取れるって言うけど
差額費用の方が高いじゃん」って
冷製に言っちゃうんですが


前にも、このような
お金と性能の話を書いたら


twitterで
「まず収入を上げろ」と
煽られましたが・・・


今回書いた
窓、断熱材、エアコン
一番いいのは
どれも高性能に変更なのですけど


予算が無ければ
関東以南で温暖な地域だとすれば


窓性能は実際に今でも快適ですし
エアコンは省エネ以外にも
高い機種は再熱除湿などあるし


トータル的な快適や省エネでは
エアコンにお金を掛けるのを
オススメします

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