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サーモスⅡ-HとサーモスLの性能差が違った件とサーモスXと0.36しか違わない話

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一般的に言われる数値


アルミ樹脂複合サッシの
熱貫流率は2.33って言われますから


割と知らない人が多いのですが


実はサーモスⅡ-Hの
引き違い窓でも物によっては
UA値1.78あるって話です


過去記事に
「サーモスⅡ-HとサーモスLの違いは
選べる色の違い」と書いてしまったんですが


調べたら熱還流率も違いました


目次

・ショールームでも同じって言われましたが・・・

こちらの過去記事
色々と話しを聞いたのですが


ショールームの女性の方にも


「サーモスLは室内側と室外側で同じ色になりますが
サーモスⅡ-Hは違う色が選べるだけです」って
言われたんですが・・・


仕事の産廃処理の事で


たまたまアルミ樹脂複合サッシの
適切な処分方法という事で
色々見てたのですが
(サボリじゃなくてちゃんと仕事で見てますよ)

サーモス1


こちらはサーモスⅡ-HとサーモスLの
共通カタログです


この画像の位置は
引き違い窓の下枠なのですが


サーモスⅡ-Hのみ
サーマルブレイク構造といって


簡単に言うと
室外側のアルミの熱を
伝えにくくする機能なのですが


という事は
サーモスⅡ-HとサーモスLが
同じ熱貫流率では無いという事になります


という事で
LIXILの全データの試験結果が載っているサイト

サーモス2

こちらを見てみると
我が家の窓も引き違い窓や
縦スベリ窓、FIX窓と色々ありますが


一番のメインの
引き違い窓

メーカーd

我が家は1階のLDKは全部引き違い窓です


こちらの数値を見てみると

サーモス3

アルゴンガス入りや
透明と型の違いで
数値が異なりますが
(ちなみに型って言うのはスリガラスです)


我が家のガラスは
アルゴンガスは入っておらず
空気層の16ミリなので

サーモス4

ガラス3ミリのA16
高遮熱型なのでBになります

Bの熱貫流率を見てみると
サーモス5

UA値は2.04です


ちなみに我が家の窓は
シャッター付ですから
シャッターを閉じていれば1.87になります


同じ設定でサーモスLを見てみると

サーモス6

UA値は2.08になりますので
0.04数値が違います


つまり
サーマルブレイク構造という機能で
0.04違うという事ですね


まあ、Ua値は窓の中心で測定するので
レール下の枠が樹脂とアルミで違うんですから
実際はもっと差が出ると思いますが


それより驚いたのが

サーモス7

アルゴンガス入りを選べば


サーモスⅡ-Hでも
UA値1.78と
かなりの高性能になることです
(サーモスLだと1.90)


「空気とアルゴンガスで
ここまで差が出るとは」って感じです・・・

サーモス8

サーモスXのアルゴンガス入りトリプルガラスの
かなり高性能な仕様でも1.42ですから

値段考えるとかなり
頑張っていると思います

サーモスⅡ-HとサーモスXでUA値0.36違い

サーモスⅡ-HとサーモスLというと

サーモス9

このように熱貫流率2.33という数値で
広告出してますので


2.33って思っている方も多いですが
割と低性能になる引き違い窓でも


アルゴンガスなら1.78
空気層でも2.04なので
LIXILも商売が下手というか・・・


私が広告作成担当なら
「1.78(アルゴンガス入りの場合)」って
書くと思いますけど


どうして


わざわざ一番悪いほうの
数字を書くのかなぁと考えると

「むしろ悪く数字書いて
高いサーモスX売りたいのかなぁ・・・」
って思ってしまいます・・・


なにしろ
1.42と1.78で書いてしまったら
50万円も差があったら
売れないと思いますし・・・


なので
サーモスXにする予算はないけど


サーモスⅡ-Hではちょっとなぁ・・・
もう少しなら予算出せるし・・・


という方は
アルゴンガス入りの
サーモスⅡ-Hがオススメです
その点で言うと
YKKの方が商売上手だなぁって思います

サーモス10

APW330のカタログですが
UA値1.31って表記していますが
アルゴンガス入りの方ですから
カタログだけ見ると
サーモスⅡ-Hとapw330は
約1.0違うように見えますけど
YKKにもLIXILと同じ
実験結果があって
我が家と同じ
空気層の16ミリだと

サーモス11

樹脂スペーサーで1.58
アルミスペーサーで1.64になります
さすがはオール樹脂ってところですが
カタログ数値よりは劣ります

サーモスの場合
カタログの見出しより
実際の性能の方がいいので逆ですね

ちなみに同じ空気層同士でくらべると
0.5違いになって

サーモスⅡ-Hは
アルゴンガス入りにすれば
0.2しか性能は変わらなくなります
まあトリプルが標準で用意されている
APW330で
わざわざ複層のガス無しを
選ぶ人も少ないと思いますが




0.2なら開放感のメリットもありますし・・・

わずか0.2の違いなら
開放感が希望の人なら

サーモス12

サーモスの窓枠が狭い方がいいって人も
出てくるかもしれません



サーモス13

フレームイン構造といって
上部には少しだけフレームが見えますが
左右と下部はフレームが見えません


サーモス14

こちらは我が家の縦スベリ窓とFIX窓ですが
縦スベリの上部だけ少しフレームがありますが
左右と下はフレームがありません

部屋からみると
サッシが見えませんから
窓をくり抜いたように見えるので
非常に開放感が高いです


これは外側がアルミなので
強度があるから出来ることなので
もっと売りにしてもいいとおもうのですが・・・


特に開放感を求める
吹き抜けにはピッタリだと思います
とはいえ
最終的には値段次第ですけどね(笑)


サーモスⅡ-Hの売りは
「この価格にしては高性能」ですから


APWの方が安かったら
「開放感は樹脂なので仕方ない」と言いながら
APW選んでいると思いますし(笑)

・~追記~ 色々とリニューアルして性能が変わりました

 

今回読んで頂いている記事は
2019年に書いたのですが


2022年になり
色々と仕様が変わった部分もあるので


結構な性能差
特に数値に現れない部分があるので
新しく記事を書きました

https://reogress.net/archives/32094753.html

 

 

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