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「工務店、ハウスメーカーに騙されるな」嘘やミスリーディングの広告・グラフを集めて検証してみました

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テレビでも雑誌でも
人を不安にさせる方が
視聴率や売り上げが
いいらしいですが
住宅販売でも
人を不安にさせる手法は多いですね


人によって予算も好みも違うのは

当たり前ですから
  • 私は高性能な住宅でも
  •  ローコストな住宅でも
  • こだわったデザイン住宅でも
  • 中古住宅や建売住宅でも
欠陥さえなく
それなりに50年ほど持てば
好きにしていいって思っていますが
人の不安心理に
付け込む売り方は
大嫌いなので


今回はそういった

嘘や勘違いさせる
ミスリーティングの広告を

いくつか紹介します
目次

相変わらず多い日本はダメ広告

  • 海外との比較をして
    嘘を書く広告
または
  • 嘘ではないけど
    ミスリードさせる広告は
    非常に多いです

外国の住宅事情なんて
ちゃんと調べないと
分かりませんからね・・・

まず最初は
「日本では家で亡くなる人が多い」という
見出しで
ヒートショックの多さを
比較しています

広告a

データの数字は10万人当りの
75歳の高齢者溺死死亡数ですね

ヒートショックって
本来は溺死だけでは無いですが

本文を見ると
「日本は寒い中
我慢している珍しい国」とか
書いてありますけど
これは皆さんも冷静に
考えたら分かると
思いますが
日本以外の国では
ほとんど浴槽に浸からないですね


浴槽に浸からないなら
当然溺死は圧倒的に減ります


欧米は
シャワーだけの人が多いのは
ご存知ですし
お隣の韓国だって

https://tripeditor.com/437895/2


お風呂文化は
アメリカと同じですね


韓国ドラマのお風呂を
見ればシャワーだけの作りが多いです


データには
入ってないですが

一番生活が近そうな
中国でも

https://www.excite.co.jp/news/article/Searchina_20181205062/


>>ある程度高齢になったら
>>昔からの習慣でも
>>必要に応じて柔軟に変えるべきだと訴えた


>>中国では家にバスタブがない家庭も多く
>>シャワーすら毎日浴びないという人も少なくない


冷静に突っ込まれてしまいました(笑)


例えば

全く同じグラフで

広告b

モチの窒息死にしたら
「そりゃ欧米は食べないし
韓国だって日本ほど食べないでしょ」
って冷静に分かると思いますが
これと全く同じですね


そもそもグラフの比較が
間違っている例です


だいたい2022年WHO発表の
世界全体の平均寿命は73.3歳なので

75歳以上で
自力でお風呂に入れて
浴槽まで入れる人が多いって

日本人って健康すぎだろって
データになっちゃいますね

 

これも多い海外との性能比較

次に日本と世界で
比べた広告で多いのが

広告c

こちらですね

「ヨーロッパはもちろん
中国、韓国でも
日本みたいな性能の悪い家はないよ」
という表です


この広告だと

まずUa値0.56以下の性能は
中国、韓国では違法って書いてあります


「違法」
って事は
当然法律があるから違法って
言ってるのでしょうが

https://reogress.net/archives/32484769.html


過去に調べましたが
中国にそんな法律も決まりもありませんし

その程度の新築なら
存在します


あくまでも努力目標なら
日本にもありますし

ヨーロッパでは
存在しないって書いてありますが

https://reogress.net/archives/28336568.html


こちらもドイツの住宅性能ですけど
そんな事はありません


ドイツの断熱などの制定は
Gesetz zur
einsparung von Energie in Gebauden

という断熱政令が


第一次オイルショック後の
1796年に出ています


46年前に
そんな政令出すのは
さすがに凄いですが

広告d

出典 : 

リフォームして使う際には
当然断熱リフォームもしますし
ドア、窓の交換もします


そもそも中古住宅が8割の国と
比較するのもおかしいのですが
  • ほとんどが中古を
    リフォームして住む国で
  • 断熱性能が悪い
    30年前の家を
    付加断熱リフォームするのですから
30年前に既に
G2性能なんて事もありません


だいたい
「ヨーロッパなら義務化」って

「アジアは義務化」並みに
適当なワードですし(笑)


というか
簡単に「存在しない」とか
書いてますけど

そんな高性能で精密な家を
戦前から建てれるなら
戦車だって軍事航空機だって
もっと高性能だったと思います(笑)




どうにかして自社以外を低性能にしたい場合

他にも海外との
比較は多いのですが
次に有名なのは

広告f

WHOの
「住宅と健康に関するガイドライン」ですね


世界保健機関は
別に嘘は何も
言ってなくて
WHOが
「健康に生活したいなら
冬も18℃以上にしましょう」って
ガイドラインです


寒い中
生活するのは
体に悪いのは間違いないと思いますが

これが紆余曲折あって

「18℃以下にならないように
高性能で建てましょう」って
広告になるんですけど
こちらが我が家の
今シーズン一番寒い時期の
一番寒い時間

1月の氷点下5℃ですね

広告g

うちはG1程度の性能ですが
全く問題ありません


どの場所も
18℃以上は
簡単にクリアしています


じゃあもっと
寒い地域で

家の性能悪いとどうなのか
調べたら

広告h

これは旭川刑務所です


断熱には弱い鉄骨ですし
サッシもアルミですね(笑)


しかし刑務所ですら
19℃あります


これは
北海道に多い
セントラルヒーティングですから
割と18℃以上ってのは普通ですし
戸建て住宅なら
本当に簡単に出せるレベルです


そんな事書くと
「暖房無しで18℃
いかないとダメ」とか
言う人いるのですが

https://rino-papa.com/central-heating/


ドイツは
ほぼセントラルヒーティングですからね・・・


とにかく
普段馴染みが無いからって
外国を都合よく使う
住宅広告が多すぎますね


そもそも

広告i

 

G3のシミュレーション目安でも
18℃以上になっていませんしね・・・



 

一番嫌いな他社との嘘比較

一応
ここまでの嘘広告や
ミスリーデンング広告は
  • 比較が外国だったり
  • WHOだったりで
「だからうちで作った方がいい」って
宣伝なので
他の会社を
落としたりはしてないですが


次は

「誇大広告」でいつも有名な
一条工務店さん(笑)

広告k

よく色々と
ワードを思いつきますが
今回は
一般的な「高気密・高断熱住宅」よりも
冷暖房費を1/6に
という
広告ですね


一般的を
どう捉えるかは
人それぞれですが
「昔の家は
高気密、高断熱では無いのだから
今の他メーカーとの比較?」って
私は思いました


それで細かく見ると

広告L

一般的な高断熱、高気密住宅じゃなくて
相変わらず
Q値2.7との比較ですね・・・


その比較なら

広告m

飯田グループなどの
超ローコストの建売住宅でも
クリアしている数値ですから
これを
一般的な「高気密・高断熱住宅」よりも
冷暖房費を1/6に
ってのは
おかしいですね


さらに
このシミュレーションは
過去記事にも書きましたが

  • 45坪という
    やや大きな家に
  • 冷房は
    COP3なんていう
  • 今のエアコンに比べて
    倍近く電気代がかかる
    時代遅れ品を
  • 全部の部屋に入れて
    24時間動かすという
実生活ではありえない
シミュレーションです


暖房は
全館床暖房ですね


だいたい
シミュレーションなんて
出そうと思えば
いくらでも有利に出したい方に
出すことが出来るので
どういった条件で
シミュレーションしているのか
ちゃんと調べるのは大事です


まだ一条工務店は
ちゃんと条件出してますけど


さらに上の広告を出したのが
タマホーム

広告n

詳細な条件が無いのも
問題ですが

なんと比較対象が
断熱等級3です


いきなり30年以上前の
断熱基準を持ってきました(笑)


ちなみに
断熱等級3って
Ua値換算で1.54ですから
  • これだと樹脂アルミじゃなくて
    アルミのペアガラスを
    大量に使い
  • ペラペラの超薄い
    グラスウール使っても
下手したら超えちゃうような
という位の比較です


とうか無断熱住宅ですね


とにかく
他社を下げて
自社のアピールしたい気持ちは
分かりますが


もっと
自社の素晴らしさを
伝えた方がいいなと思います



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