2020年08月15日







最新のスレートは
新しい技術で



昔よりは
長持ちするのかもしれませんが




仕事上どうしても
古い家ばかり見ますが




石綿(アスベスト)が禁止になってから
結構経ちましたので





最近は解体する家も
アスベストを使っていない
スレート屋根も増えてきました


スレートa

(石綿無スレートが出始めて20年ほど経過しました)



屋根材でアスベスト使用が
完全に禁止になったのは
2004年ですが



実際には色々なメーカーから
1995年ほどから
石綿(アスベスト)を使ってない
商品が増えてきました






この時代のスレート屋根は
劣化がひどい物が多く


スレートb


特に一番ひどい
ニチハのパミールなんかは


まだ築11年でこれです




スレートc


こちらも築10年ちょっと



両方ともわずか10年ちょっとで
このような状態です



20年~30年持つと言われている屋根材の
10年後の姿ですが



私はすでに壊れていると思うのですが・・・






ニチハ側は

・経年劣化
・施主のメンテナンス不足

という事で欠陥は認めていません・・・




「釘のせいかも」と釘を
リコールしたという謎な行動だけはしました




スレートの不具合認めちゃうと
交換費用で大損害ですしね・・・






スレートd


耐候性も防水性も
バッチリと謳って



10年でここまで
ボロボロなのに
メンテナンス不足ってのは



屋根に毎年
登って点検しろって事でしょうか・・・



当時はニュースで
特集もされましたので


逆に
「あなたの家はパミールです」
不安にさせて無駄な工事をさせる



リフォーム詐欺も
あったりしています



ニチハは不具合を最後まで
認めないまま屋根材から撤退しましたが





当時のケイミュー製品も

スレートe



やはり10年ちょっとで
色々とダメになる商品が多いです



それでもニチハよりは
ひどくないですし



諦めずに品質改良して
未だにコロニアルの
名前を使っているのは立派ですね





今はスレート屋根は
ケイミュー1社だけですが

スレートf


「ちゃんと10年ごとに
点検と補修をして
なんなら再塗装もしてね」
案内を出しています



ケイミューはちゃんと
10年、20年で点検すれば


30年は持ちますよーって
言っていますが



この辺がメーカーと
ユーザーで相違がある事が多く



ちゃんと点検、補修すれば
(大事なのに小声)

「30年持つ」ってのを



大事なとこは言わないで



「普通に20年~30年持つ」
ハウスメーカーに言われて
放っておいたりすると



当然ですが屋根なので
雨漏りの原因になります



その他パミールに関しては



今回画像をお借りした
石川商店さん





こちらにパミールの
詳細が色々書いてありますので



もしかしかたら
家のスレートはこれかもって人は
是非ご覧になって見てください



それ以外にも
このサイトは屋根材情報が
非常に参考になります




・・・・・
・・・・
・・・
・・




10年過ぎたら
ボロボロで登るのも不可能で
再塗装すら出来ないレベルの劣化でも



保証等一切なく



特にニチハは
未だに製品には
問題無いって言ってますから



個人的にはニチハ商品は
使いたくないですね






・どうしてもアスベストが必要だったスレート



一応スレートには


化粧スレートと
天然スレートがありますが




一般の戸建住宅で
天然スレートなんて
使っていません

スレートg


東京駅は天然スレートですね




他には国の建物や教会などに
ほんの少し使われる位ですが


この天然スレートは


岩から作っていたので
非常に耐久性がありますが



施工する人も
供給も少なく



高価なので
普通は使いません
(瓦と同じ位~すごい高い物まで色々あります)



一般に普及しているスレートは
全て「化粧スレート」ですが



60年ほど前から
日本で使われていますが



名前こそスレートですが
成分は全く違って



そもそも
アスベストにセメントを混ぜた物が
「スレート」なので



完全にアスベストに
依存していた屋根材です



成分は
セメント85%に
アスベスト15%位でした





本来あったスレートという商品に
アスベストを混ぜたのではなく



アスベストという素材があったからこそ
スレートが出来たわけです



アスベストとセメントを混ぜる
薄くて耐久性も充分な商品が出来る
スレートっぽいからスレートと呼ぶ
アスベストが禁止になる
耐久性が良くないスレートが出来る


この流れですね



現在は当然
アスベストは使えないので




セメントにパルプなどを混ぜた物で
上に塗装している物が主流です



スレートh




色々と品質改良はしていますが



防水塗装(トップコート)を
塗っていますので
定期的な塗り替えが必要ですから



出来たら10年毎に再塗装をしないと


雨漏りなどのドラブルが
色々と起きてしまいます





普通に考えて
壁よりもずっと
雨と太陽に晒されるわけですし



ベランダや庭の部分は
自分でDIY補修も出来ますし


サイディングなどの壁材は
目視の点検も楽ですが



屋根の上なんて
なかなか自分で
DIY出来る物ではありませんし



全部を目視するのも大変です




平屋なら普段から目視も出来ますし
ハシゴがあれば点検も出来ますが



2階建ての場合は
目視で確認するだけでも大変です





家の部材の中で
一番、太陽や雨に影響されるので



屋根は耐久性が
あった方がいいのですが





「今のスレートは大丈夫」と言う
営業さんや建築士さんがたくさんいますけど



10年前、20年前にも
「大丈夫」って言われて
購入した屋根を処分するのは
こちらの仕事なので



ちょっとせつないですね



安価だったり軽かったり
瓦には無いメリットもありますので



ちゃんと売る方も説明して
定期的な点検などを
すればいいのですが




「20年~30年は大丈夫ですよ」
とか平気で言う営業さんもいます
(グラッサでもノーメンテでそこまで持ちません)



まあ営業さんが
何でも分かるわけはないので



特に大手ハウスメーカーだと
完全に分業ですから



建築建材の知識は
無くても仕方ないですが




新しく入社した
ハウスメーカーの営業さんなんかは



解体現場を見学に来れば
どの部分が一番劣化しやすいかとか分かるので




セールストークにも
役立つ気がします(笑)






・瓦がイヤならガルバ屋根がオススメ



古い家を壊せば壊すほど
「瓦ってすげー」って頑丈さに感動しますし




瓦にするだけで
夏涼しくて、冬暖かいですし
遮音性も充分なので






私は瓦推しですし



メーカーも間取りも決まる前から
屋根だけは瓦って言っていましたが


見た目がオシャレじゃないって
いうのも大事な理由ですので



フラット瓦というのも
あって今はオシャレですが




その場合は
ガルバ屋根の方がオススメです




「瓦は重いから耐震性でスレート」って人でも


それならスレートよりも
ガルバの方がもっと軽いですから



私のオススメは
瓦>>>ガルバリウム>>>スレートです



スレートには
値段が安いという
メリットはありますけど



家の中でも
屋根材は一番負担がかかる部分し



修繕も大変ですし
目視で点検するだけでも大変ですから



私なら外壁のランクを落としてでも
屋根材にはお金を掛けます



とくに我が家のような2階建てだと
足場組まないと
修繕など出来ませんから



なかなかの費用が
かかってしまいます・・・






「瓦は耐震性が悪いからと」と言う人も



「じゃあ屋根はどれくらいの重さで
家全体はどれくらいの重さか」
知っている人も少ないと思いますが


瓦屋根



2階建てで30坪の家の場合

(1階15坪、2階15坪)



・スレート屋根で1,000kg位

・瓦で2,100kg位と約2倍の重さです

・ガルバ屋根だと250kgになります




昔の瓦屋根は下に土入れてましたから
3,000kg以上の重さになってしまいましたが
今はそこまで重くありませんし




地震の際にニュースになる
瓦が落ちてくる映像は


スレートi


こういうのは
今の家は工法が違うので
ありえません
(昔は瓦を止めずに施工していたので)




ちなみに建坪30坪の
木造住宅全体の重さが
約30,000kgあるので




30,000kgに
2,100kg(瓦)の物載せるか
1,000kg(スレート)の物を
載せるかの違いですね


スレートj



人間の頭が
体重の10%あって


瓦屋根は
7%ですから


私は問題ないと思いますが


不安でしたら
ガルバリウムの方がさらに軽いですし


総二階じゃなくて
1階を広く、2階を狭く
造ればいいだけです



・・・・・
・・・・
・・・
・・





そもそも
スレートから瓦にするだけで
構造に問題が出るような
建物はダメだと思いますが・・・
(1トンしか違わないんですから)




もしかしたら
耐震等級の数値がギリギリで



瓦だと厳しいって
パターンがあるのかもしれませんが




もちろん家の「見た目」って大事なので



スレート屋根の見た目がいいって人は
使ってもいいのですが



10年毎の点検と補修は必須ですし
出来るなら5~6年毎に
点検した方がいいと思います













・コロニアルグラッサはどれくら持つか?



今現在、一番上の商品は
コロニアルグラッサですね


スレートk



この商品が出来てから
まだ10年ちょっとなので解体現場や
産廃で見た事がありませんが





スレートL


30年間再塗装無しで大丈夫と
言ってますので



もちろん10年ごとに
点検と補修は必要ですが・・・


普及品のコロニアルクァッドよりは
かなり耐久性が高いとは思います





クァッドから
グラッサにすると
差額が20万円ほどかかるみたいです




スレートo


レオハウスは標準のスレートが
コロニアルグラッサでしたが



大人気の家CocoのDセレクトだと
このように瓦、ガルバと
コロニアルグラッサが標準ですから


これでスレート選ぶ人も
余りいないと思いますが・・・




価格の安いスレートプランだと
下のラインの
コロニアルクァッドになります




未だに10年で
再塗装が必要と言っている
コロニアルクァッドは
やはり使わない方がいいと思いますが






しかし高い方のグラッサの
「色10年保証」の内容を見ると


スレートm




・年数に比べて著しい劣化のみ保証



なので通常の経年劣化は保証されず
しかも、その判定はケイミュー側


コケ、カビ、藻は保証対象外という
なかなか意味のない保証ですね






実際、古いスレートを見ると
色褪せ以外にも


スレートn


苔、藻、カビで
汚れて見えるのが多いのですが



スレートだと緩勾配の家も多くて
雨の水が結構残るんですね



その点でも
同じ緩勾配ならガルバリウムの方が
金属な分苔やカビが出にくいと思います
(というか苔は出ない)



という風に


ガルバリウムが一般的に
使われるようになってから


余りスレートの
メリットが浮かばないのですが





・重さは瓦より軽いけど
 ガルバよりは重い


・ガルバ屋根より雨音には
 強いが瓦より弱い


・遮熱性能も
 ガルバよりあるけど
 瓦より弱い




価格こそ安いですが
なにしろ点検するのも
触るのも直すのも大変な



屋根ですからねぇ・・・




私はDIY好きですから
サイディングの再塗装も
自分でしたい位ですけど


さすがに餅は餅屋
屋根は屋根屋なので


屋根はDIYなんて気軽に
出来ないですし




やはり特に理由も無ければ
瓦が一番って結論しか出ないですし



耐震性が心配って事なら
ガルバがあるし・・・



やはりスレートを
選択する事はないですね・・・



ただガルバリウムも
それほど古い素材では無いので


解体するほど古い物を見ていないので
実際はどこまでサビが出なくて
耐久性があるのかはちょっと不安ですが



まあ今の時代
SNSも多いですし
何かあったらすぐ問題になるので



新しい商品なら
スレートでもガルバでも


昔ほどひどい商品は無いと
信じたいですね




我が家も断熱材は
たいして長期実績もない
アクアフォームですし



◆参加ランキング◆


にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 ローコスト注文住宅(施主)へ
にほんブログ村



にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 レオハウスへ
にほんブログ村




ローコスト住宅ランキング





























この記事へのコメント

1. Posted by ヤス   2020年08月16日 17:17
こんにちは。
今回のブログ、勉強になりました。
今後もスレート屋根を見かける度に、傷んできてるなーとか思っちゃいそうです。
利点である軽さに関しても、太陽光を載せると瓦屋根の重さと変わらなかったりするんでしょうか?
2. Posted by reogress   2020年08月17日 08:54
>>1
ヤスさん
コメントありがとうございます

太陽光パネルは5kw積んでも
0.5t位なので

それほど重いものでは無いですが
軽さの利点ならガルバの方が
軽いですし長持ちするので

やはりスレートは余りメリットが
浮かばないなぁと思います・・・

コメントする

名前
 
  絵文字