「夏休み格差をなくそう」という問題、お金のサポートだけでは子育て格差は解消しない【お金より時間の共有が大事】

子供が小学2年生で
約40日間の長い夏休みが終わりました


我が家は共働きだし
私と妻の休日もズレるので
長期で家族旅行など行くのは難しいですが


ネットを見ていたら
「夏休み格差をなくそう」という広告

こちらが目に入りました


どこにも連れて行って貰えないので
絵日記に書くことがないという


広告内容は
夏休みに遊びに連れて行く余裕のない
家庭への寄付ですが


「ちゃんと使われるのかな？」と調べたら

対象世帯は
ひとり親か、実質ひとり親
もしくは住民税非課税世帯です


今の我が家では
対象では無いですが


私が子供の時

市内でも有数の
貧乏スラム街生まれで


小学校の頃は、絶対に働かない
アル中＆ギャンブル中毒の父親がいて


当然家も車も無くて
生活保護世帯だったので
対象なんですが


ちょっと心配なのが

対象世帯には
アソビューのチケット5,000円分を配布ってのが
ちゃんと使えるかな・・・と不安です


例えば山梨で検索して

現地に着くまでの交通費は
とりあえず自動車があると
仮定して0円で計算すれば


コスプレ体験とオルゴール作りで
5,000円ですから
これなら楽しいでしょうし


子供には素晴らしい
夏休みの思い出となると思いますが


私も生活保護の超貧乏家庭に生まれたから分かりますが
お金だけを支援されても
ちゃんと使われない家庭も多いと思います

---

・親の夏休みは休む為？家族と出掛ける為？

子供は夏休みで40日程の長期連休ですが
普通の家庭なら親は仕事していますから


家族旅行は休日とお盆になると思います


我が家は共働きなので
お兄ちゃんも普段は
学童にいて土日とお盆は休みですが


それでも夏休みなので
色々と遊ばせたいから
お盆休みには

ディズニーランドなどに連れて行きました


もちろんお盆なので
実家に帰るってのもあるでしょうし


我が家も

妻が仕事だと余り遠くへは行けないので
市民プールとかバッティングセンターとか
近場で過ごしたりしますが


どこのお出掛けでも
子供と親で時間を共有しています


・・・・
・・・
・・
・


私が子供の頃を振り返ると
絶対に仕事をしない父親だったので


・親が働かないからお金も無いし

・毎日借金取りが来るような家なので
　居留守を使って隠れて

・地方なのに車すらないから
　どこにも旅行とか出来ませんが


一番の問題は
ダメな親はお金はもちろん
時間を子供に使いません


お金の格差は
もちろん主な原因なのですが


それ以外に


・子供に使う時間の格差

・親の情報力格差


この辺も重要なのですが
ダメな親って要は
子供を大事にしないって事なんですけど


そうなると無料のチケットを貰っても
使わないどころかメルカリなどで
売るような事態になったら大変ですし


親も
「せっかくの休み位はゆっくりしたい」なんて
言う人もいるでしょうが


親の何気ない冗談でも
子供には一生残る嫌な記憶になったりします

---

・子供に「遊びに連れて行ってあげる」と嘘を言う親は絶対ダメ

私の経験として
「こんな親には絶対にならないようにしよう」と思ったのも
小学校の夏休みで


小学校3年生位になれば
大人になっても嫌な記憶が残りますが


その当時だと
我が家がどこまで貧乏とか良く分かりません


なんとなく家は小さいし車も無いし
お金が無いって雰囲気は分かりますけど
他の家との違いが良く分からないので


当時はみんな野球をしていた時代で
甲子園とか熱中して見ていました


それで周りの友達は海に行ったり
遊園地に行くので

子供だから信じますけど


いつまで経っても出かける気配もなくて

もちろん来年も連れて行って貰えなかったし


他にも旅行をしたなんて事は
一度もありません


他に当時の一大イベント

「つくばの科学万博」があって


これもクラスで数人は実際に行っていて

具体的に何をするかと言うと


父親が家にいるのに
借金取りから電話が来たり家に来たら
「今はいませんって言え」とか


当時はコカコーラの瓶

これをお店に返すと
30円貰えたのですが


親がどこからともかく
この瓶を取ってきて


私に
「お店に行って売ってこい」とか言ったりと


まあ、ダメ人間のボスみたいな存在でしたが（笑）


子供は連れて行ってあげると言われたら
信じてしまいます


だいたい数週間お酒を飲まないで
その分を貯めれば日帰りで旅行位は行けるのに
そんな事は絶対にしませんから


逆に子供がこの広告を見て

私も行けるかもなんて淡い期待をしていたら
実は無理だったとか
本当に可哀想なので


どこにも行かないなら
最初から無理って言うべきです

---

・ダメな親はお金も使わないけど子供に時間を使わない

ダメな親って
お金もですけど時間を子供に使いません


極端な話
お金が無くても楽しめる事は
一緒に遊べばいくらでもあります


ちょっと考えれば
公園でボール遊びなどして
水筒は家から飲み物を入れていけば
お金は掛からず遊べますし


夏休みらしい
絵日記にも書ける思い出と言うなら
我が家はこの夏休みに無料でした事は

まずは町内会の子供キャンプ


テントなどのレンタル代から
飲み物やバーベキューまで全部無料でした


我が家は他にも

うちの町内会費が年間8,400円なのですが4月〜わずか5ヶ月でスポーツレクリエーション大会、キャンプ、花火大会と圧倒的に元を取れてるのでお得だと思う pic.twitter.com/4YpoJHDpY5

— chelsea (@chelsea_ncis) August 6, 2023

地区のスポーツ大会とか
花火大会とか
色々と参加していますが
全て無料です


お金は掛けなくても
時間さえ使えればここまで親子で楽しめます


町内会にそういうイベントが無いなら
市町村の広報などを見れば

これは無料で参加出来た
市の食育イベント


こういうのに参加すると

色々と景品を貰えたりします


他にも、これは先日
市の無料配布で貰った

生ゴミ処理機のキエーロ


これに生ゴミ入れると消えるので
子供は楽しそうに

ゴミを入れています


これも全部無料ですから

時間と頭を使えば
充分楽しめますが


ダメな親って
本当に頭もバカなのですが
なによりも子供の為に時間を使いません


空いている時間があっても
一緒に遊ぶ事もなく



「子供を楽しませよう」という
情報を学ぶ事もなく


麻雀やパチンコなどのギャンブル
今ならスマホゲームなどをする方が
大事と思うのがダメな親です


他にもちょっとお金があっても
全部酒代に消えてしまいます・・・

---

・お金があっても子供に体験をさせない親も多い

「子供と出掛けたいけど
お金が無い」という


本当にお金だけが問題なら
このような夏休み格差解消の
取り組みは素晴らしいんですけど


それだけじゃないのは

小学生の体験格差が深刻という
ニュースですが


世帯年収300万円未満の3人に1人は体験格差があると
貧困が原因という流れで記事を書いていますが


記事のアンケートを見ると

結果をよく見ると
年収300万円未満でも
70％は出掛けていて


逆に年収300～600万円の層でも
20.2％は1年間何も体験をさせてなくて


さらには600万円以上の層でも
11.3％が何もしていません


これを見るとお金だけが原因ではなくて
時間を子供の為に使ってないんですよね


もしくは自分の欲しい物で
いっぱいで子供にまで回らないって事です


我が家は超貧乏でしたが
酒に使う金があれば
それこそ1,000円あれば
市民プールなら遊べるし


こういったワンカップ酒

こういったワンカップ酒
これが1本200円位ですが


これを1本だけ我慢して
子供に時間とお金を使えば

甲子園までは無理でも
バッティングセンターなら行けます

---

・子供の体験格差を無くすのは親の義務だと思う

もちろん
子供のために時間を使いたいけど
使えない親もいます



例えば父親が借金抱えて逃げて
母親はずっと仕事で
子供と遊ぶお金も時間も無いって場合です


こういう場合も
例えば今回の無料チケットや
親がどうにか多少のお金は工面しても
ずっと仕事で遊ぶ時間が無い場合もあります


こうなると本当に悪循環で
子供どころか自分の生活だけでいっぱいですから


本来は
こうなる前に対処しないといけませんが

本当に微力で
ちょっとした金額ですが寄付はさせて頂きました


ただ、こちらの体験格差を問題にしている記事

こちらの代表さんの話だと
親の経験も影響して

体験格差は親の所得だけでなく
親自身の体験の有無が影響していると指摘

「貧困の世代間連鎖をなくすため、
体験機会を支えていくことが重要だ」

という事で
「親自身の体験の無さが原因」と言ってますが
私はまさに何の体験もしていませんけど


今の世の中
スマホさえあればいくらでも
無料で体験出来る情報は得れます


そもそも「今回の夏休み格差をなくそう」の
アソビューチケットの配布だって
ネット環境が無ければ申し込みすら出来ません


ちょっと調べれば

無料の親子向けイベントの記事に
夏休み格差の広告ってのも
なんか皮肉が効いていますが


我が家だってお金は無いですけど
そうじゃなければ
ある程度は子供の為に時間と頭は
使ってあげたいと思います

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