エコキュートの残留塩素がどれくらいか測定したら浴槽とシャワーで塩素濃度が全然違った件

かなり昔ですが
私は肌が弱いので

薬やボディオイルと共に
「湯まいるど」という
塩素を中和させる薬を使っていると
過去記事にも書きました


しかし今の住宅で
お風呂がエコキュートになってから


塩素とか気にせずに中和薬も入れないで
大丈夫なので

と思っていたのですが


ちょっと気になって
塩素濃度を測定したら
浴槽とシャワーで
全然違う事が分かりました

---

・エコキュートを使っていると塩素は残らない？

日本の水道水は法律によって
残留塩素が0.1ppm以上と決まっています


「日本の残留塩素は高すぎる」って
言われますが

世界水準はもっと低いとか言いますけど
河川の水は雑菌が多いので


・湧き水を使っている国は低くて

・河川を使う国は高いです


日本の水道水は
ほとんどが河川なので高いですね


しかも消費期限など
食の厳しさは世界一ですから
塩素濃度も厳しいです


そして浄水場から距離が遠いと
残留塩素は減るので
一番遠い家庭でも0.1ppm以上ないとダメなので
家庭によってはかなり塩素が高いのですが


魚などを飼育している人には
おなじみですが


水道水の塩素を抜く場合に
バケツに水を入れて1日以上
放っておくって方法があります


それ以外にも

煮沸やビタミンCと中和などの方法で
塩素が無くなります


そしてエコキュートですが

沸騰とまではいきませんが
高温で沸き上げて


さらに一般的には
深夜に沸き上げて
12時間以上経過したお湯で
お風呂に入るんですから


ほとんど塩素は無くなっているはずです

---

・塩素濃度を測定しました

残留塩素を測定出来る試薬

クリタのウォーターチェッカーを使って
浴槽、シャワー、水道水などの
塩素を測定してみます


5回分の試薬が入って
315円とお手頃なので

浄水器とかの
チェックにもオススメです


こちらの注意書きにも
買いてあるのですが

水を入れて
数分以内に測定しないと
空気中の酸素と反応しちゃうので


お湯や水を
入れたらすぐに測定します


そして浴槽のお湯を測定した結果がこちら

ほんの少し
薄く反応していますが
ほぼ塩素が無いって事です


測定ミスの可能性もあるので
2回しましたけど同じ結果でした


一応
水道水でも試験をして

・左が水道水で
・右が浴槽です


並べると全然違うと
分かりますし


この状態なら
塩素中和剤なんて
わざわざ入れなくても大丈夫です

これで平和に実験が終わる予定でしたが
シャワーのお湯を測定したら
意味不明な結果が出ました・・・

---

・エコキュートだけどシャワーには塩素がある

エコキュートを使っているから
浴槽のお湯には塩素が無くて


それならシャワーのお湯も
塩素が無いと思うのですが


測定したら

・左が水道水で

・右がシャワーのお湯ですが


水道水よりは薄いですけど
結構塩素が出ています


シャワーのお湯も
浴槽のお湯も同じ約40℃で
同じエコキュートなのに
これだけ差が出るのは
ちょっと理由が分かりませんから


メーカーに問い合わせしました

---

・三菱電機に問い合わせしました

製造元の三菱電機に
2つ問い合わせをしました

高温で沸きあげして
さらに12時間以上経過しているので
塩素がほぼ無いのは
だいたい予想通りでした



そして気になる
シャワーには塩素があった
②の質問です

塩素濃度が異なる理由は
分かりかねますという事でしたが
なんとなく理由は分かってきました

---

・エコキュートは配管が2つある

エコキュートって
配管が2つに別れていて



・キッチンやシャワーは
　給湯配管で

・浴槽はふろ配管って
　なっているんですね



中を見ると

どのメーカーも
タンクのお湯、水は
同じですが


シャワーは給湯配管
浴槽はふろ配管と
分かれています

---

・浴槽は塩素が無くてシャワーには残る仕組み

・塩素が出なかった浴槽と

・塩素が出たシャワーでは



同じタンクの水とお湯を使いますが
配管は違うというのは分かりました


三菱電機の回答では不明という事でしたが


浴槽とシャワーでは
2つの違いがあるために
浴槽は塩素が出ないと思います


1点目は時間の違いで


お湯が出る仕組みとしては
どちらも同じで
我が家では給湯温度が50℃設定なので


お湯と水を混ぜて
お風呂なりシャワーからお湯が出ます


お湯の部分は沸きあげますし
高温なのでほぼ塩素は無いですが


水の部分は紫外線にも当たらずに
12時間程度しか置いてないので
塩素は残っています


しかし
浴槽のお湯は

塩素が残っている水の方も
お湯に混ざり
さらにお湯が貯まるまで15分程度あります


出てるお湯を測定するシャワーと
15分後のお湯を測定する
浴槽で差が出るのが1つ目


もう1点
こちらの方が差が出そうですが
まず一番風呂は体に悪いってのがあります

これは皮脂や汗、角質などが塩素が反応して
中和するので誰かが入った
二番風呂は塩素が減ります


実際に風呂桶程度の水の量なら
人間の手でかき混ぜるだけで
塩素濃度はかなり減ります



そして「ふろ配管」っていうのは

今のフルオートのエコキュートだと
お湯を戻して循環させるので
配管には皮脂汚れがあります



もちろん自動洗浄機能もありますが
ふろ配管は汚れているので
たまにジャバをすると
凄い汚れが出るんですけど


この影響で浴槽のお湯には
塩素が最初から無い状態になると思います


実際にシャワーのお湯を
桶に溜めて15分放置したお湯を


手でかき混ぜると

ほぼ塩素は無くなりました

---

・エコキュートでも塩素を除去出来るシャワーヘッドは有効

シャワーのお湯も
桶などに溜めて
15分ほど放置するか


手でかき混ぜれば
塩素が無くなりますが
それではシャワーではありません（笑）


ちょっと前に
twitterでシャワーヘッドを買うとかいう
ツイートがあって


・マイクロバブルか
・塩素除去で悩んでいたので


ドヤ顔で

エコキュート使っていませんでした？
お湯を溜めて沸かすから塩素なんてめちゃ少ないですよ

— chelsea (@chelsea_ncis) November 25, 2023

なんて言ってたのですが
この場を借りて
訂正させて頂きます・・・


それでも普通の給湯器に比べたら
エコキュートだと
かなり塩素は少ないと思いますが


それなりに塩素は残るので
エコキュートでも
塩素除去のシャワーヘッドは有効でした

◆参加ランキング◆

にほんブログ村


にほんブログ村


ローコスト住宅ランキング