入院1ヶ月（30日間）した結果、実際の費用はいくら掛かった？「ネフローゼ症候群」

2022年10月3日2022年10月23日

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入院すると
お金ってどれくらい掛かるのか
不安です


私も入院中に
「入院　費用」で検索しても


生命保険の会社ばかりヒットして

自己負担額で
1日平均23,300円とか出るのですが


「保険屋さんだから高く言ってない？」と
思ったりしました


この調査結果は
色々な生命保険会社で使われていて

平均は23,300円で
一番多かった金額が
10,000円～15,000円なので



「入院日額10,000円～
15,000円の保険に入ろう」って
宣伝しています


高額医療費制度とかあるので
毎月の上限もありますし


「そこまで高くないんじゃいかな」と
思っていましたが

・限度額適用認定申請をしても結構かかる

まずは病院で
掛かった費用ですが


入院時に
すぐに手続きしたのが

限度額適用認定です


「高額医療費制度」とか言われる


所得によって決まっている
1ヶ月の上限金額以上は
払わなくていい制度です


こちらの申請は
社会保険でも国民保険でも
保険に入っていれば
誰でも使用可能で


どれくら安くなるかと言うと

毎月の給与が27万円～50万円の
大多数の地方サラリーマンなら
80,100＋（総医療費ー267,000）×1%


分かりにくいので
総医療費が
平均的な100万円とすると


80,100円＋（1,000,000円－267,000円）×1％＝87,430円

・この87,430円に
　食事代やパジャマ代

・個室希望の人は
　差額ベッド代を払うお金が総額です

・病院の食事代は1食の自己負担が
　460円と決まっているので
　1日3食で1,380円だから
　1ヶ月で41,400円


なのでパジャマ、食事、医療費合わせても
高額医療制度を使えば


個室とか希望しなければ
どんなに高くても
上限金額は13万円位になります


・・・・
・・・
・・
・


しかし、これは1ヶ月の上限なので
30日の入院と言っても


計画的に1日～月末まで
入院出来るなら
この金額ですが

・だいたい長期入院なんて
　急な入院なので

・私は6月8日～7月7日までの
　1ヶ月間入院でしたし


普通は
このように2ヶ月に
またがると思います


そうなると6月で
上限が80,100円
7月でも
上限が80,100円になって


さらに衣服代や
食事代が掛かります

・1ヶ月の入院費用総額

実際に私がいくら
掛かったか見てみると


こちらが退院時の
明細ですが

明細が4枚に分かれていて
こちらは入院した6月8日から
6月30日まで
23日分の明細です


医療費、食事日、病衣費合わせて
116,732円ですね


次に7月の明細です

こちらは7月1日から
7月7日までの7日間で
総額66,619円でした


2ヶ月合わせて
6月8日～7月7日の
ちょうど30日の入院で


掛かったお金の総額が

183,351円でした


30日間の入院なので
1日平均で6,111円ですね


市立の安い病院だし
特殊な手術もしていませんし
もちろん個室も希望してないので
安い方だと思います


次は医療費以外で
お金が減った分の計算です

・1ヶ月も入院だと有給休暇は使えない・・・

最初は1週間くらいの
入院かなぁと思って
「有給使います」と言ってましたが


先生から
「ステロイド治療するから
1ヶ月ほどの入院」と言われて


有給の日数って
年間最大で20日が2年間
MAXで40日ですが


子供のイベントとか病気で
使っているので
だいたい私の有給残が30日位です


ちょっと1ヶ月の
入院ではギリギリだし


その後も通院も
するでしょうから


今回は

傷病手当という制度を使いましたが
これが割と給料減ります

・傷病手当では足りない・・・

有給休暇ではなく
傷病手当にすると

こちらの標準報酬月額から
「あなたは1日〇〇円だよ」と
支給額が決定されてます


標準報酬月額は
社会保険料なども
決める制度で


簡単に言えば
毎月高い給料を稼ぐ人は
社会保険料も
傷病手当も高くなります


私の標準報酬月額が

360,000円なので
傷病手当は1日8,000円です

・30日間入院の傷病手当総額

ちょっと
ややこしいですが

・この傷病手当は
　1日、2日の休みでは貰えなく

・4日以上連続で休む場合の
　4日目から支給されてるので


今回の私の例だと

入院期間の最初の3日間は
有給休暇の申請をして


4日目以降から
傷病手当が貰えます


だいたい傷病手当にすると
普段の2/3程度のお金しか貰えませんから



6月の給料は半分しか
仕事に行ってないので
普段より頂ける給料が少なく


180,000円ほど
いつもの給料より少なかったので

傷病手当の
112,000円では足りません・・・

・お金が足りない・・・

6月はまだ半分は
会社行けましたけど


7月は退院した後に
自宅療養もあって
なんと出勤が2日間です（笑）


・・・・
・・・
・・
・

なので
28日間が
傷病手当になりますが

28日分の傷病手当が
8,000×28で224,000円です

・わずか1ヶ月の入院で70万円・・・

この月は
傷病手当は28日分貰えましたけど


2日しか働いてないので


逆に社会保険料など
引くお金が全然足りないので
こちらから払わないといけません


これまでの入院した事による
お金のマイナスは


医療費と
減った手取り額の給料を合わせると

入院費用と
普段貰える給料に比べたら


なんと
704,000円ですね


普通に健康で
仕事した場合と比べて


わずか30日の入院で
70万円以上も
変わってきます


なので
どんなに苦しい生活でも
現金ですぐ出せる預貯金として
100～200万円は最低ないと
いざって時に困ります

・医療保険は入院1日で10,000円

私の入っている生命保険は
入院1日で10,000円支給されます


・手術をすれば
　別途手術給付金や

・三大疾病だと別に
　保険金が入るのですが


今回は腎臓の生体検査だけなので
手術給付金はありません


支給される金額の合計は

・入院1日10,000円なので
　30日間で300,000円と

・入院前の90日
　入院後の180日は
　通院でも1日1,500円貰えたので

まだ通院していますが
とりあえず申請して
306,000円の保険金を貰いました


・今回掛かった1ヶ月の入院代が
　183,000円ですから

・医療費だけで考えたら
　1日10,000円の保険だけで
　充分プラスですけど


減った給料分まで考えると
これだけでは赤字です・・・

・10,000円の入院保険と傷病手当では赤字だった

入院費用と
傷病手当で減った給料合わせて
支出が704,000円


収入は

・生命保険 306,000円

・傷病手当 6月分 112,000円

・傷病手当 7月分 224,000円

合計で642,000円ですから

支出 : 704,000円
収入 : 642,000円


62,000円程
赤字でした・・・


医療費だけなら
賄えてますが


減った給料分までは
補填できていません


1日10,000円の医療保険でも
足りなかった原因として


入院は30日間でしたが


先生から
「退院しても10日程は
仕事休んで自宅療養」と言われたので


ずっと入院していれば
保険金が
40日で40万円と
プラスになりましたが


・入院が30日と


・自宅療養が10日でしたから
　

自宅療養なんて
傷病手当の1日8,000円しか
出ませんから赤字です・・・

・会社の福利厚生の保険で奇跡のプラスに

このままでは赤字でしたが

うちの会社の
福利厚生の一環で

無料で保険に
入ってくれています


保険金はもちろん会社負担で
従業員が手術や入院すると
お金を貰えるのですが


入院だけでも
1日5,000円頂けるので

150,000円頂けました


全部をまとめると

・支出 : 704,000円

・収入 : 792,000円


88,000円程の
プラスになりました


そうは言っても
今でもかなり強い薬を
投薬されているし


行動制限も多いし


どんなにお金が
プラスでも
2度と病気になりたくないです・・・


3億円ほど貰えるなら
考えますけど（笑）


しかし
入院中って
ただでさえ心身が弱っていますから


医療費と減った給料以上を
貰えるって安心感は非常に大きかったので
保険は大変助かりました