2018年09月03日


今はどこの家でも


高断熱、高気密が
標準のようになっています



私が小学校の頃に住んでいた家は

ものすごい貧乏な家庭だったので
(貧乏芸人の話がまだ甘いって位に



内部結露a

こういう長屋に住んでいたので


木製の引き戸の窓や玄関で

閉めても5mm位は
目で見えて隙間があったりましたし


外壁も


「木だけ」でしたので
隙間がありました


ここまでは無いとしても
昔の家は


気密が良くないので
冬はものすごい寒いのですが


それでも数少ないメリットがあって


隙間があるので
家の湿気が外に逃げれます



今の家は


余った湿気が何も対策しないと

外に逃げれないので

対策しないと
内部の木材が湿気で腐ってしまいます





・昔は問題なかったですが・・・


昔の家は

断熱材も無く


内部結露b


このように

天井の木材があって
屋根にも木材があって

その上に瓦かトタン屋根ですから


木と木の間に隙間がありますし

瓦の間、トタンの隙間もあるので


暖められた
湿度の高い空気は


いくらでも天井から屋根にいって
屋外に逃げれました







・有名なナミダダケ事件


昔は石油代もタダみたいに
安かったので

どんどんストーブを使っても


水蒸気は外に逃げれましたが



40年ほど前に
オイルショックが起きて


石油の使い過ぎは
良くないなと




特に寒い北海道では


寒さ対策として断熱材

「これどんどん入れればいいのかな?」


という風に

断熱材を厚くして


気密は考えないで施工してました


しかし残念ながら


家の中の水蒸気まで
考えて作って無かったので


グラスウールの中に
結露した水がたまって



床下や木材内部に入っていき


新築後わずか3年
ナミダダケというキノコが木材から
発生して家がダメになりました・・・


北海道では10万戸の家が
これでダメになりました



私の会社でも
(廃棄物の処分屋さん)

「あー内部まで行ってるなぁ」という
木材も運ばれてきます


内部結露b-2

木材が腐った状態で
強い地震来たら大変です





・その後、通気層が出来ました



高断熱にしたら

水蒸気をどうするの?


という考えで

色々と試行錯誤の結果


家に通気層が出来ました

内部結露c




内部結露d

このように
計画的に水蒸気を逃がします


また換気システムも24時間義務なので



第一種換気の
全熱交換なら


夏の湿度が高い時でも
そこまで湿度は上がりません





換気システム
通気層


家がある程度は高気密だと

計算して、そこから逃げるので



計算外の隙間があると
そこから逃げて、内部に入り
木材がダメになるので


高断熱なら高気密じゃないと
ダメな理由です


息苦しいから
我が社は高断熱、中気密なんて
言う会社では建てない方がいいですね



一条工務店みたいに
C値1.0以下が絶対で

平均0.5ですまではいらなくても



第一種換気なら
一般的な高気密と言われるレベル
C値2.0は必要です


これは吹き付け断熱なら
普通に達成出来る数値です



吹き付け断熱詳細記事

過去記事を見て下さい

吹き付け断熱の施工 ~施工ミスを防ぐ機材を持参する~




ちなみに第三種換気なら
もっと計算がシビアになって
C値1.0以下は必要なので


ちゃんと高気密で
施工出来るメーカーで
作ったほうがいいですね






・透湿性能を考える



外壁通気工法
サイディングを使う家なら


必ず施工する位
一般的です


というか、この工法を
しないとサイディングのメーカー保証が
効きません




内部結露e




内部結露は
普段見えないので


「気が付いたら手遅れ」になりそうで
怖いですが



ちょっと怖いのが

この工法は

「家の中の水蒸気も
外に出せばいいんじゃない?」


という考えですから
壁の中で水蒸気が止まったら
困ります




例えば

内部結露f

この石膏ボード


見た目は
湿気なんて通さなそうですが

ものすごく湿気を通します


どれだけ
水蒸気を通すかは

透湿抵抗という値があるのですが


石膏ボード
9mm厚で0.78という数値です


この値は
低ければ低いほど


水蒸気を通すのですが




ツーバイフォー住宅や
内部結露g




レオハウスの我が家みたいな

内部結露h


在来工法でも
耐力壁を使う場合



内部結露i


この部分が透湿しにくいと

長い年月で腐る可能性があります


耐力面材があった方が
耐震に強いのは


見た目で分かりますが


このために内部結露が
起きたら困ります


そのため、耐力面材に使う木材

透湿抵抗も大事なのですが


我が家は

内部結露j

ダイライトを使っています


普通の構造用合板に比べると
7~10倍の透湿性があるので

内部結露が出来にくい素材です



ダイライト以外にも

こういった耐力面材はありますので


自分の建てる家の耐力面材が
メーカー、商品名が分かれば

検索して、何も書いて無ければ


透湿抵抗値はいくつですか?って
聞いた方がいいです



後は外壁通気工法には
必ず必要な


透湿防水シートです



内部結露k

レオハウスだと

タイベックシルバーを使います


日本だけで400万棟は
タイベックシルバーを使っているそうで


ほとんどこれですが


これも透湿性能が悪い商品を
使うと内部結露の原因になるので


建てる際は注意が必要です



タイベック

テフロンで有名なデュポンが開発した
素材で

家の防水シート以外にも

内部結露l




このような服もあって


私の会社でも

解体や、焼却炉で仕事する現場の人は
着ています


家のシートだと

タイベックシルバー以外に

タイベックハウスラップもあります


ハウスラップ+遮熱=シルバーになるので


防水性、透湿性はどちらも
同じです





・屋根にも通気層はあります



内部結露m


内部結露n


屋根にも吹き付け断熱を
使ってますが



内部結露o

このように
アクエアーシルバーという



内部結露p



通気のスペーサーを入れてから
吹き付け断熱の施工をします



なので家の外壁、軒に
通気の穴があるので


定期点検の時に
教えてくれると思いますが


ここが詰まってないか
定期的に見る事が大事です




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